“弁柄色”(べんがらいろ)
10月2日の誕生色
野村順一『誕生色辞典「色の秘密」366日』文藝春秋(2006年)より
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この色名は、インドのベンガルという地名に由来します。
インド北東部とバングラデシュを含む地域がベンガル地方であり、
ここで産出された赤土から作られた顔料の赤茶のことを、
ベンガルの日本語なまりである“弁柄色”と呼ぶようになりました。
耐熱性や耐水性に優れているため、江戸時代には建物の塗装や
瓦の着色などに多用されました。