今日もお疲れ様です。
大阪フランスパン教室
カラフルバゲット 主宰の甲賀なつ美です。
みなさんのオーブンはどちらのものですか?
パンを作られる方は、2段焼きのものが多いでしょうか。
でも。。
2段焼きしてはいけません。
って言ったら怒られるかな。。
でもダメです。
家庭用のオーブンの熱量は決まっています。
これを2段にキューキューにパンを入れたらみんなが熱を取り合って、ちゃんと焼けません。
ちゃんと気付ける方なら「あ~まだ焼き色薄いから焼けてない」とお気づきになります。
ただし、そうすると今度は焼き時間を伸ばされる。
パンの水分はどんどん飛び、劣化の早いパンが出来ます。
さらに、皮も厚くなります。
実は、生徒さんでも私のコースに通われる前に、「バゲットを同時に4本焼いた」・・という方がいらっしゃいました。
(2段焼きではなく、1段で縦に4本と理解しました。)
そして「真ん中が焼けない」とのことなんです。
同じ人が生地を作り、分割して同じように作ったバゲットの真ん中2本が焼けない理由。
一緒に考えてみましょう。
私ならオーブンの問題と考えます。
1.熱の対流
家庭用のコンベクションオーブンは、熱の対流で焼きます。
周りから焼けていきます。
内側はもともと火が入りにくいのです。
2.パンの入れすぎ
冒頭にお話しした通り、熱量は決まっています。
子供へかけてあげられる財力と同じ。笑
一人っ子なら、好きなように習い事をさせてあげられます。
それが4人兄弟・5人兄弟だとみんなに3つも4つも習い事をさせてあげられる財力はないのです。
役員じゃなくて平社員ですから。
(業務用オーブンじゃない家庭用オーブンですから。)
パンが1つならその熱量を独り占めできますが、1段にクロワッサン6個も7個も入れる、
バゲット(サイズがわかりませんが)4本入れるなんてキャパオーバーです。
しかも、パン生地は冷たいのです。
パン同士が近くにあれば、そこがオーブンの中で一番冷たい場所。
火なんて入りません。
ナッツやフルーツもりもり具だくさんのそもそも火が入りにくいパンは要注意です。
パンは高温短時間で仕上げないと水分が飛んで硬くなり、皮の厚いパンが出来ます。
量を多く焼くのであれば、時間差で2回焼くのが鉄則ですよ!
このように改善することが多くあるので、2段焼きまたはキューキューに詰めていらっしゃる方は、少ない数で焼いてくださいね。
仕上がりに差がでます!
本日は以上です。
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