もし、長い間うつ病の症状が良くならないなら、医師を変えてみるのも良いと思います。

私もこれまで何人かの医師に診てもらいました。

 

うつ病になる人は、マジメ。

だから、「医師を変えることは悪いこと」のように考えてしまうのです。

私もそうでした。知名度の高い医師を検索し、ちゃんと通い、診てもらっていました。マジメですよね。

 

でも、ある日、事件が起こります^^;

それは、いつものように決まった診察日に通院した日のこと..。

担当の医師の都合で、「代診」だったのです。

 

えっー!? 困るよ!(οдО;)


そう、意図的に別の医師に診てもらおうと思って医師を変えたのではなく、意図に反して医師に診てもらうことになったのです。焦りました。

 

いつもの担当の先生(主治医)は男性でしたが、代診は女医でした。

診察の中で、その先生は穏やかに私にこういいました。

「何をストレスに感じるのか、自分で知って、

 ストレスにならないように対処することが大切だよ」

と。このように言われたとき、少なからずショックを受けたのを覚えています。

きっと私は、「今のままの自分はダメだよ」と解釈したのでしょう。

 

医師が患者と寄り添ってくれることはまずとても大切なこと。

でも、このとき本当にいい医師って少し厳しいことも口にするのかも知れないと思いました。自分の中で何かが変化したのを感じました。

 

そう、受動的に生きてきたものね。

だから、この先生の言葉は、私にとってはとてもショックだった。

 

その反面、今までの担当医の

「もう少し様子を見ましょう。」

と言って前回と同じ薬を出し続けてきたことに疑い、医師を変えるきっかけにもなりました。本当はこの女医さんに診てもらいたかったけれど、外来診察はしていないとのこと。また、うつ病には投薬以外の治療要素があるのではないだろうか。そう考えるきっかけにもなったのです。

 

この時の主治医は地元では有名なので、先日新聞でも名前を拝見しました。あの女医さんの名前は全く思い出せないけれど、私を変えてくれた貴重な体験でした。

 

いつもと違うことが発生するのは苦手だけど、異なる選択肢を選ぶことは自分を変えるきっかけになると思っています。

 

いつもと違う「道」を通ってみると、金木犀のいい香りに出会ったり、新しいお店がオープンしているのに気づいたり。

いつもと違う「新聞」を読んでみると、普段読んでいる文章の方が読みやすいと気づいたり。

いつもと違う「お金」の使い方をしてみると、新しい人との繋がりになったり。

いつもと違う「時間」の使い方をしてみると、新しい趣味に繋がったり。

いつもと違う「席」に座ってみると、気分がリフレッシュされたり。

 

慣れた選択は楽だけど、いつもと違う選択も楽しみたいですね。

 

*まとめ*

  • うまくいかないときは、自分の選択を変えてみる。

 

●とある作業所との出会い

会社を辞めて、うつ病がまだまだひどかった頃、

「1年後には、とにかくまた正社員として働きたい」

と思っていました。その時の状況の自分を受け入れられていなかったのです。

1年経ってもその目標はまた同じで、本当に焦る気持ちしかありませんでした。

 

焦る気持ちから、このままだと社会復帰できないと思い、地元の障がい者支援センターの相談窓口を訪ねました。作業所でもいいから働こうかなと思って。最初は緊張しました。そして、自宅から比較的近いいくつかの作業所を相談員さんと一緒に見学させていただきました。でも、どこの作業所でも、

「作業所の作業内容って物足りないな」

そんな風に思ったのが正直なところでした。こう考えるべき場所じゃないと、後になって理解するのですけど。

 

別の日、隣の市にパソコンの作業を中心とした作業所があるということで、見学させていただくことにしました。きっと私に向いているということでした。相談員さんってすごいです。

あ、、昔から、誰かに相談することが苦手。今でも苦手です(^0^;)

 

その作業所は、Illustratorを使ったイラスト制作や動画編集など、今まで見てきた作業所の概念を覆すような作業をしていたのです☆ もちろん、郵便物の帳合い作業といった、作業所ではよくある作業もされていました。

 

そして、自宅からは距離があるものの、実家の車が使えたので週に2回程度利用させて(通所させて)いただくことになりました。

 

 

●失望も味わう

でも、体調が安定しなくて、決めた週2回の曜日にさえ通所できないんです。

たった、週2回の通所もできない自分を責めた記憶はいまでもハッキリとあります。自分に失望しました。

 

相談員との会話の中で、「私の作業所に通う意味は作業の成果ではなくて、安定して通所できることだ」ということも教わりました。

 

でも5年後には、決めた曜日に毎回通えるようになっていて、塾のアルバイトの掛け持ちをしていました。

作業所の卒業制作として、その作業所のWEBサイトを担当しました。所々更新はされていますが、今でもそのサイトが運用されています。今では、レスポンシブデザインに更新したいな~なんて生意気なこと考えています。笑。

 

●多様な作業所へ

今日、作業所も大きく変わり、作業内容も多様になってきています。事務作業やプログラミング、カフェスタッフといった作業もあります。自分にあった作業所、仕事が選びやすくなってきたと感じています。

 

私自身、最初は自分のプライドが「作業所」という場所を認めなかったのですが、本当に、本当に、お世話になりました。この作業所で過ごした時間がなければ、今の私はありません。ありがとうございました。

今でも1年に1回ほど、顔を出しています。

 

 

*まとめ*

  • 作業所は作業の成果を求める場ではなく、まずは生活リズムを整える場所と捉える。
  • 同じ障害や異なる障がいを持つ仲間と出会うことができた。
  • 自分の障がいや特性に合わせて、作業所で働き続けてもいいし、一般就労を目指してもいい。A型作業所では、最低賃金が保証されます。

これまでの自分を振り返ったとき、うつ病からの回復にとても良かったと思うことがいくつかあるのですが、そのひとつが「塾でのアルバイト」です。

もともと教えることは好きで、今では教員というお仕事ですが、塾でのアルバイトでは本当に素晴らしい経験をさせて頂きました。

アルバイト先の塾は大手系列の個別指導形式でした。
最初は小学生や中学生に理系科目や英語を教えていましたが、あるとき、塾長が
「小学生の国語をお願いします」
と言ったのです。え?コクゴ???

漢字くらいしか教えられることがないのですが。。と内心思いながらも担当することになりました。今まで算数を担当していた小学生です。

大手の塾のテキストを使っているから、本当に難しくて何時間もかけて準備したのを覚えています。事前にテキストの文章を何度も読んで、学習の要点を把握したり、敬語も勉強しました。敬語も後にとても役立ちました。

実は、苦労したこの国語の担当が自分を変え始めました。

テキストに載っている文章は、引用元の作品の一部であることが多く、その「続き」が読みたくなってきたのです。作品としては
 宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』
 喜多川泰『賢者の書』
などがありました。そして、続きを読みたいがために自分で本を購入するようになったのです。そう、「読書の森」に踏み込んだのです。

読書の大切さって、読書する人にしか解らない。
痛感しました。


自分の中での確信したことですが、
インターネットの情報よりも本を読んだ方が、心(メンタル)に良いです。

さて、ある日、国語の授業内で
「○○はまるで△△のようだ。」
という文を作る練習がありました。彼(その小学生)は
「●●先生はまるで神様のようだ。」(●●は私の姓)
と書きました。感動し、しばらく言葉を失いました。

後にその小学生の姉の小学生も担当することになります。
私が塾のアルバイトを辞めて次のステップに進むとき、彼は私が辞めることをご自宅で姉から聞かされました。彼女(姉)が私にこう教えてくれました。
「(彼が)泣いて晩ご飯を食べなかった」
と。心が痛くなりました。

私は今、教員をしているけれど、私は「彼に先生にしてもらったんだな」と考えるようになりました。

当初、塾のアルバイトは本当に辛かった。
辛くて泣きながら行ってました。彼も塾が嫌いで泣きながら通っていたそうです。でも、「●●先生だけは面白い」と言って通ってくださったそうです。親御さんに伺いました。


辛かった塾でのアルバイトをきっかけに色々な本を読み始め、人と出会い、大きく自分を変えていくことができました。

またいつか、この小学生兄弟に出会えると信じて私も頑張っています。

先日、私が本を読むきっかけを問われる機会があり、ふと思い出して投稿しようと思いました。