新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりまして誠にありがとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年そうそう大変なことがいろいろ起こっております。
大変な思いをされている皆様どうぞ安全な場所で、ご無事にお過ごしくださいますようお祈りいたしております。
心がお疲れになってしまっている御方がいらっしゃいましたら、
彩度の低い薄い寒色などが鎮静効果がありますので青空や冬景色や山の遠景などの色彩をご覧になってください。
(たとえば……というような写真を添付してみました)
年頭に思うこと
この世の中、古今東西に、思想の壁や宗派を超えた、心震わすように清らかで美しい一点が数多く存在しています。
今年はそのようなものを見つけたら少し立ち止まって、ゆっくり味わい愛でてみたいなあと思います。
それはたとえば村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』のラストシーンだったりとか、
ドビュッシーの『月の光』の音の粒が広がっていく感じだったりとか、
ドラッカーの『経済人の終わり』の前書きの「これは、人間が動物の王国に属するとともに、神の王国にも属する存在である」という一文であるとか、
『源氏物語』の「花の宴」での源氏の衣装の桜の襲…、「桜の唐の綺の御直衣、葡萄染の下襲、裾いと長く引きて、皆人はうへのきぬなるに、あざれたるおほきみ姿のなまめきたるにて、いつかれ入りたまへる御さま、げにいと異なり」といううっとりするようなシーンであったりとか、
あるいは日々のちょっとした、すぐに忘れてしまいそうにささやかな笑顔だったりとかなのだけれど。
そういうかけがえのない一点を、
すぐにわかったような気にならないで、
高速で膨大な情報のひとつとして扱わないで、
できれば同じように思う人たちと「これはいいねえ」と会話して咀嚼したいなあと思います。
2024年は、そんなふうに、
膨大な情報量や成果主義、効率性なんかから距離をおいて
ゆっくりと日々の情趣を味わいたいと思っています。
それを具現化するために……
この画像は今年の私の講座一覧なんです。
「これいいよねえ」というものを毎月ゆっくり、
じっくり話すような感じでやりたいなと思ってカリキュラムをつくりました。
特に、『源氏物語』はいよいよという感じで嬉しいのです。
「ここ大好き」
「ここたまらないよね」
というときめきの瞬間がたくさんあるので、
それをご一緒できる方々と話しあいたいものだと思っています。
日本の色彩文化について話し合うことってありますか?
なかなかないかもしれないし、平安時代の文化というカテゴリーに入っちゃっているかもしれませんが、
現在もコンビニの棚で売っているチョコレートのパッケージや携帯電話ショップのポスターなどに直結して使われている感性ですから自分の内側に発見すると思うんです。
日本人としての美的感性を。
そういうの、話し合えたら楽しいなと。
今年は「色のおつげLIVE」とか、「お茶会」とかおしゃべりする時間を多く作っています。ゆっくりいろんなことを話し合う、という年になればいいな。
春からは、ドラッカーのマネジメントにカラーマーケティングの知識を融合させた内容をつくりました。
コーポレートカラー相談とかを受けているときに色を決めていく手順とかあるんですが、
そういうのも全部公開してお伝えしていこうと思っています
。ここはカラーマーケティングマニアである私のおたくっぽい部分の発動だと思います。
スーパーやコンビニのパッケージカラーもそうですし、企業のイメージカラーとかもそうですが、同じ赤でもいろいろありまして、心理的効果が微妙に異なるのです。
面積比でも変わります。
これってやはり、宗教的神話的物語的な古代から連綿と続いている色彩の象徴的意味ありきでして、
そういうのが売り場で具現化されているのはおもしろくてしかたないです。
結局長文に……
ついつい書き過ぎてしまいましたが本年もどうぞよろしくお願いいたします。
そして、このようなコンテンツの講座にご興味があって受けてみたいという御方がいらっしゃいましたら、
わが志喜彩会へどうぞ。月5000円で全部受けられます。ZOOMです。録画視聴いつでもOKです。
初月無料なのです。
色彩とドラッカーを楽しくわいわい学んでいる私たち『志喜彩会』へご興味をお持ちの方は
長い長い文章に、おつきあいくださいましてありがとうございました。
本年も皆様にとって彩り豊かなすばらしい一年でありますようにお祈り申し上げます。
1月11日には無料のプレセミナーもございます。
こちらで詳細をご覧ください