このシリーズは今年大学や短大に入学された方が、

これからの自分のキャリアをデザインしていくヒントにしていただければと願い、

ドラッカー教授の言葉を引用しながら、毎回テーマごとに書いていく記事になります。

 

ついこの間まで高校生でした。

環境が変わり、大学や短大に通うようになりました。

本腰を入れてやりたかった勉強に没頭したいと思う方もいるでしょう。

さてこれからどうしようかと少し戸惑っている方もいるでしょう。

それでも高校生の頃よりも、大人の自分に着実に近づいています。

 

働いている自分を想像してみたことはありますか?

 

苦しくて、大変そうでしょうか。

はりきって、楽しそうでしょうか。

 

まだ先のことです。

不安も感じているかもしれません。

 

このシリーズではそんなあなたのために、

「キャリアをどうデザインしていくのか」ということについて書いていきたいと思います。

 

***

 

●変化する時代…

少し前まで、日本においては大量採用や終身雇用といったことが一般的でした。

今ではたとえ大きな会社でも、大船に乗ったつもりで安心してよいのだ。この会社は未来永劫続くのだ……とは限らないという不安定感を内包した世の中となっております。

この業界は安定している、ということすらも、未来の見通しがきかない世の中です。

時代は今変化のただなかにあって、日々めまぐるしくさまざまに情報が行き交っています。

 

●多様化する生き方…

そんな中、生き方や働き方も多様化してきています。終身雇用以外のさまざまな働き方が今では当たり前に目にするようになってきました。非正規、派遣、ダブルワーク、起業、サロンワーク、フリーランス、などなど本当にさまざまです。

あまりにも選択肢がありすぎて、いったいどれを選ぶのが自分にとって最適なのだろうということが非常に難解に感じられる人もいるかもしれません。

 

●自ら知覚する…

そういった変化と多様化の中にいると、その混乱した情報が存在している環境が常態化してしまい、情報がありすぎて知覚できないということもあるかもしれません。ちょっと調べたら視野がものすごく広がるのに、なんとなく目の前にきた情報をそのまま鵜呑みにしたり、それだけが情報なのだと思い込んでしまうことすらあるかもしれません。

あたりを見渡し、耳を澄ませ、五感を使って時代を知覚することで、これまでに全然気づいていなかった、キャッチできていなかった情報や兆し、変化、雰囲気などたくさんのものに気づくことができます。

 

●人生を主体的にデザインする…

ひょっとしたら入った会社が倒産するかもしれません。ひょっとしたら業界に大きな変化が起こるかもしれません。そのときになって慌てるのではなく、主体的に自分の人生に対して考えられるような力を持っておくことをお勧めします。

あなたが人生の主役なのです。あなたが自分の人生をデザインするのです。クリエイトし、そこから幸福や喜びなどを受け取るのです。そのために、「キャリアデザイン力」が必要となります。

 

●はじめの一歩は「可能性は無限大」!

大学生活、短大生活は思っているよりもあっという間です。すぐに就活が始まります。実際に就活が始まると、問題はとても現実的なものになります。業界研究をしたり、エントリーシートを書いたり、という手順に入っていくのです。

その前に、「就職するということすら、無限大にある可能性のひとつなのだ」と一度考えてみましょう。

 

あなたという命がこの地球に生まれてきたこと。それは奇跡のようなことです。

生まれてから今日まで、あなたの人生においていろんなことがありましたね。

あなたの過去にはたくさんの宝が潜んでいるのです。(これは今度くわしくやりましょう。過去にキャリアデザインのヒントがあるのです)

これまでなぜかうまくできたこと、無性に好きだったこと、あなたらしいエピソード、どうしても苦手だったこと、そういったことすべて、キャリアデザインの種になります。そしてその種がどんな花を咲かせるのか。その可能性は無限大です。

 

歌手になりたい、絵を描きたい、劇団をやりたい、小説が書きたい、歴史探求をしたい、人助けがしたい、家づくりをしたい、洋服に関わりたい、店舗を持ちたい、ピアノを教えたい、細かい作業をしたい、たくさんの人に出会いたい、いつもでかけていたい、いつも室内にいたい、みんなとチームでやりたい、一人で集中したい、飾りつけをしたい、片づけをしたい、モノづくりをしたい、接客をしたい、施術をしたい、サポート役をやりたい、リーダーをやりたい、数字を扱いたい、図をつくりたい、声を使いたい、足を使いたい、出張したい、地元にいたい、海外に行きたい、田舎に行きたい。

 

もう、きりがないくらいいろいろです。

 

一度思いっきり可能性を広げてみるといいと思うんです。

 

そこから、だんだん絞り込んでいく。

 

「これ、ぜったい嫌だ!」というものが先に見つかるかもしれませんね。それも絞り込みとしてナイスですよね。

 

「これ、めっちゃ苦手!」というのもすごくいい情報ですよね。苦手なことより得意なことを選んでいいんですよ!

 

そのほうが「すごいね!助かる!」と誰かを喜ばせられたりして、じんわりと「働く喜び」を味わえたりします。これ、ほんと幸せなことですよ。

 

なのでまずは、「可能性は無限大!」と考えてみてくださいね。

 

そういえば「可能性は無限大」って英語でなんて言うんだろうと調べていたら、

素敵な言い回しを見つけました。

 

The sky is the limit!

 

ですって。

 

天井知らず、みたいな感じのようですよ。

 

空まで行っちゃうくらい💗みたいな感じですかね。

 

青空を見たら、

 

The sky is the limit!

 

とつぶやいてみましょう。

 

自分の可能性がぶわーっと広がる感じがしませんか💗

一緒に未来をつくりましょう!

 

「未来は明日つくるものではない。今日つくるものである」(『創造する経営者』(P.F.ドラッカー)

 

 

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