今日はひとりの生徒さんに、6時間の補講をしました。
普段の授業とはまた違い、一人の生徒さんに対して授業をするのは、ある意味真剣勝負みたいなもの。
理解してくださっているかどうかが、空気感で伝わってくる。
その生徒さんは、6時間真剣に聞いてくださった。
今頃筋肉痛になっているかも、っていうくらい、「氣」が感じられた。
うん、うん、ってうなづいてくださる。
「一対一だから、うなづいてしまいますよね。でも疲れるだろうからうなづかなくてもいいですよ。TVだと思って聞いていてくださっても良いですよ」と伝えると、
「先生に気遣ってうなづいているのではないです。自分でわかったことを確かめるためにうなづいてしまうのです」とのこと。
ステキな方だ。
真剣勝負は6時間続いたが、こちらからの説明がすうーっと浸透していく感覚を何度も感じることができる授業だった。
普段も、こうやって受け手である生徒さんたちの反応を、丁寧に見れるような講師になりたいものだ。
今日一対一の授業をさせていただいたことは、私にとって非常にいい経験になった。
講師として、皆さまの前で授業をさせていただく立場上、受け手にどう伝わっているかを肌で感じられるかが、講師の力量なのだと思った。
これが200人の講演でも可能な方もいらっしゃるのだろう。
ただ話を上手にしたり、知識を披露するのではなくて、「受け手はどうか」ということを忘れずにいたい。
うーん、今週は気づきウィークだなあ。
幸せです