「好きな色と似合う色は違う」とよく言われていますが、
微妙にニュアンスが違っていて、私の考えでは…
「似合う色」を知らないために、「似合う色」が「好きな色」になっていない
ことが多いのだと思います。
そもそも「似合う」・「似合っている」とは、どういう状態のことを言うのでしょう。
「美人に見える」「カッコよく見える」「若く見える」「小顔に見える」「肌がきれい
に見える」「感じがいい」「友達になりたい」「信頼できる」…。
つまり、世間一般的に見てプラスの要素が感じられる状態です。
自分のことを客観的に見ることができれば、他人から見て「似合っている」と
いう状態がわかるわけですが、「好き」が優先してしまって、
なかなか客観的になれないのが人間です。
では、「好きな色」が実は似合っていなかったらどうしたらいいか?
私は迷わず「好きな色」をお召しになってください、と言います。
「好き」と思えること自体がその人を元気にしてくれますから。
カラー診断を受けて頂くと、「好きな色」が「似合う色」と不一致だった
お客様も徐々に「似合う色」を好きになっていかれます。
それは、「似合う色」を身につけていると、「似合っている」という自信と
周りからの好意的な反応があるからです。
でも、たまには「似合わなくても、好きな色を着たい」時だってあります。
もちろん、そういう時は、私だって「好き」を優先させます。
プライベートな時ほど。
「なんか今日はいつもと違うと思ったら、カーキを着ているからね。」
「ベージュとかブラウン?ありえない…。白×黒はどこに行ったの?」と、
パーソナルカラーを知って長いお客様から鋭い指摘が飛んできます。
確かに白×黒を着るとカッコ良く決まるのだけど、今は気分じゃないなと。
でも自分が「似合う色」を知っていて、程よくそれとつき合って、「好きな色」や
気分がいい色を身につけるというのも色の楽しみ方ではないかなと思います。
選んだ色は無意識的であってもその時の心理状態を表しますので、
身につけている色がその日のあなたを助けてくれることもあるのです。
パーソナルカラーの最終的な目的は、「似合う・似合わない」にかかわらず、
どんな色も上手に取り入れることができるようになる、ということだと
思っています。
