こんばんは!
Colorと申します。
夫婦二人暮らし
平屋の小さなお家を建てました!
2022.10 着工
2022.11 上棟
2023.3 完成・引き渡し
2023.6 外構工事着工
2023.7 外構工事完成
前回の記事がアメトピに選ばれたようで、運営さん、そして見に来て下さった方ありがとうございました
最近私が結露に取り憑かれたように、「結露ハンター」になってしまったのには訳があります
私が住んでいる地域は、夏は30〜35℃、冬は極寒期で−15℃位になる寒冷地です。
結婚した当初から住んでいたのは、昭和40年代に建てられ、入居の数年前にリフォームされた6軒続きのメゾネットタイプ(集合住宅で1住戸が2階以上の階層を持つもの)の社宅でした。
リフォームと言っても、お風呂とトイレ、キッチンなど住設の入れ替えが主で、断熱の改修はほぼされていません。
断熱材というものは恐らくですが入っておらず、壁は鉄筋コンクリートそのものにペンキを塗ってあるだけでした。
※昭和40年代だと北海道で初めて断熱材が導入され始めた頃だそうです。
夏はコンクリートの壁や天井、窓からじわじわと熱が入ってきて部屋が熱せられ何度も熱中症になりかけ、冬は室内の寒さに加え結露やカビに悩まされるという過酷な住環境でした
壁面に滝が流れる家
我が家は集合住宅のちょうど真ん中辺りの部屋に入る事ができたんですが、両端に住む方も存在します。
両端の住宅に住む方に話を聞くと、真冬の寒い日に壁面(室内)に結露の雫が滝のように流れるという話がありました
濡れてしまうので壁際には物が置けなかったそうです。
勿論我が家も、隣家のない外壁側の内壁ではしっとり濡れているということが頻繁にありました。
常に濡れていると、壁面がカビるんですよね。
段々壁が薄黒くなってきたり、黄色くなってきたりしてよく塩素に浸した雑巾で拭き取っていました…。
掃除はしていたんですが、押し入れなどはやはりカビやすくて、荷物もカビ臭くなっていることがよくありましたね
またかと塩素で拭き掃除…
今考えると、そんな環境でよく具合が悪くならなかったものです
あ、でも夏は最初の頃エアコンが無かったので時々具合悪くなってました
窓枠はボロボロ
そんな環境ですから、真冬の窓付近は結露でびっしょりです
窓は二重サッシでしたが、窓の木枠部分が結露のせいで入居した時には既にボロボロでした
当然、カーテンも濡れてかびますよね。
結露対策でシート貼ったり、冷気が凄いので冷気防止ボードを置いたり。
こういうの↓
その頃、断熱のことなど知らなかったので、結露は当たり前だと思っていました。
玄関ドアが開かない
窓や壁だけじゃなく、玄関ドアも結露します。
極寒期氷点下10℃以下になるので、ドアが結露⇒凍結するとですね、玄関ドアが開かなくなりますw
昔ながらの薄くて軽いアルミのドアですが、玄関前に風除室↓なんてものはありません。
凍りついたドアを、朝夫が出勤時に全力でバーン!とこじ開けることもよくありました
寝室の温度
夜、寝る前には石油ファンヒーターを付けて寝室を暖めたりするんですが、石油ファンヒーターって換気目的で自動的に三時間毎に電源が切れちゃうんですよね。(延長ボタンあり)
暖房が切れると朝には寝室も冷え切って、石油ファンヒーターを付けると室温度が表示されるんですが、「2℃」とかになってました。
まだ氷点下じゃないだけいいですが、何も着てなかったら命の危機です
慣れとは怖いもので、そんな生活を10年以上もしてたのが信じられないですね
結露を気にしていたのはそんな経緯も理由の1つです笑
しかし今は結露とカビを気にして生活しなくてよくなったので、精神的にも身体的にも楽になりました。
今家を建てて10ヶ月程住んでいますが、以前住んでた同じ地域に本当にいるのかと疑うくらいに快適です。
玄関ドアもバーン!としなくても開けられますしね
北海道などのかなり寒い地域では、断熱に関する対策が手厚く取られていて、ヒートショックで亡くなる方が実は少ないそうです。
私が住む地域では夏がそれなりに暑くなる為か、夏の気候に合わせて「通風」を意識した家造りをしてきた結果、冬は暖房をガンガン焚いて寒さを凌ぐという生活をしてきたのだと思います。
最近建てられた家は暖かく作られている住宅が多いかもしれませんが、古い家はものすごく寒いですね。
夫の実家はさらに寒く、浴室の中でシャンプー等が凍っていたそうですw
そういうことが理由だと思いますが、県としてヒートショックによる死亡率が全国ランキングでも比較的高めです。
これだけ断熱気密が話題になる前の10年前にもしも建てていたら、全く違った家が出来ていたんだろうなーと思います。
選択肢が複数あり検討出来たのも、縁とタイミングに恵まれていたと思います。
長々と失礼いたしました。