本日もお越し頂きありがとうございます
最近は読書記録しか綴っていなかったのですが、久しぶりに旅で感じたことを。
春先に、金沢へ行ってきました。
目的の一つ目は、こちら。
写真をみてるだけでも心が洗われます
世界的な仏教哲学者である鈴木大拙さんの思想や哲学を広めようと建てられた施設です。
まだ本は読んでいないのですが、建物の素晴らしさを聞いたことがあり行って見たかった場所の一つでした。
施設の中は、展示コーナーもあるのですが、基本的に装飾はない。
さすがに仏教を極めた人の施設なだけあって、華美さなし、派手さなし。
視覚的雑音(要らないものという意味です)が全くなし。
なのに、地味ではない。
施設の中には見物の人がたくさんいらしたのですが、このお部屋に入ったら、なんと誰もいない。
思いがけず、この場所にいる瞬間を一人で堪能できました。
本当に、目にも耳にも静かでベンチに座って外の水面を眺めていると心が落ち着いて、何とも言えない安心感を感じました。
視界に入るもの、耳に聞こえるものが最小限だからこそ、心で感じる
無いって贅沢
無い、けど、在る
確かにそこに在る
そしてそれはとても大切なもの
そしてもしかしたらそれは失われつつあるかも知れない
目に見えないものを信じよう
束の間の滞在でそんな風に感じることができました。
もっとたっぷり浸ることができたならば、もっと心が浄化されて、聖人になれるかも