「森を歩くと癒される」

 

 学生時代、ワンダーフォーゲル部に所属していた私は、テントを担いで仲間とよく山歩きをした思い出があります。

 

 幼いころから偏食がちでしたが、大嫌いだったニンジンやネギも山で食べるとおいしくて、いつの間にか好き嫌いがなくなっていました。

 

 ワンダーフォーゲルはドイツで生まれたスポーツですが、この国では1000年以上前から森を歩くことで病気を治療したり、予防するクナイプ療法、日本流に言えば森林浴が盛んに行なわれてきたそうです。

 

 

 

 なぜ森林浴が有効なのかと言えば、木々が発散するフィトンチッドという物質には、抗菌作用や人間の自然治癒力を高める働きがあるからです。

 

 また緑の木立に囲まれると気持ちが安らぎ食欲も増進するなど、森は不思議な力を持っているというのが定説となりつつあります。

 

 色彩学者の野村順一先生の著書のなかに、地上で最初の生命体は緑だったという一節があります。

 

 地球が生まれたのは、今から約40億年前のことですが、そのころはまだ生命体は存在しませんでした。

 

 その後、海ができて海の中に最初の生命体が誕生しました。

 

しかし、透明な水の世界にはまだ色はなく、その後何度か地殻変動が繰り返されて、4億年くらい前に海から生命体が地上にあがり、植物が生まれました。

 

植物は光合成を繰り返して葉緑素の緑をつくり生長したとされています。

 

 緑(グリーン)の語源は、原始アリアン語のghra(ガーラ)で、“生長する”という意味があるそうです。

 

 緑の植物は二酸化炭素を酸素に変える働きがあります。

 

 地球温暖化の防止が叫ばれるなか、私たちも身近なところから緑を増やしていかなければならないと思う今日このごろです。

 

  (参考文献)「色彩効用論」 野村順一著 住宅新報社発行

 

  次回は「黒の器に盛りつけるとおいしく見える」です。

 

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