ユニバーサルカラー~介護現場の色について2~ | 医療・福祉・健康の色彩専門家 南 涼子のblog

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こんにちは。



一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会理事長&CCセラピー開発者 南 涼子 です。




一昨日からユニバーサルカラーシリーズをお届けしております。



そして、昨日は



こんなアンケートをご紹介させていただきました。


Q1.現場で「色」を重視することがありますか?


は い・・・78.1%

いいえ・・・21.9%


「はい」と答えた人へ  それは何についてですか?(n=25、複数回答)


壁紙・床材・・・・・・・・・・・・・・・・64.0%

インテリア・ファブリック・・・・・・56.0%

照明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56.0%

食事(食材の彩りや食器等)・・56.0%

職員の制服・服装・・・・・・・・・・48.0%

小物・道具類・・・・・・・・・・・・・・36.0%

入居者の服装・・・・・・・・・・・・・ 8.0%

その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.0%


(日本医療企画 介護ビジョン2012.2 Vision'sアンケート 介護トレンドNow vol.31より引用抜粋)


重視すると答えた方の具体的な色彩への取組みとしては、以下のようなものがありました。



「各階で壁紙の色を変化させたり、床材に木を使ってあたたかみのある雰囲気をつくっている」(40代男性・東京・訪問/居宅/GH/小規模/その他)


「季節に応じた飾り、花を準備し、職員の服は気分の明るくなるもの、エプロンはきれいな色を選んでいる。入居者、職員の意識統一、季節感や気分の向上につながる」(40代女性・岡山・訪問/通所/居宅/GH/小規模/老健/有老)


「認知症の方が1つの色のものばかり集めることに気がついたため、落ち着く色や好みの色を選んで提供」(20代男性・東京・特養)


「移動時に位置をわかりやすくする、段差を認識してもらうなど安全面に配慮。視覚機能が落ちている高齢者に利用してもらいやすくなる効果がある」(50代男性・大阪・その他)



などのの工夫が現場ではなされているようです。



また、



Q2.「色」にはどのような効果があると思いますか?(n=32、3つまで)



とう問いには、



あたたかさ/涼しさ・・・・・・・・68.8%

リラックス効果・・・・・・・・・・・・62.5%

親しみやすさ・・・・・・・・・・・・・43.8%

明るさ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40.6%

清潔感・・・・・・・・・・・・・・・・・・34.4%

活動を促す効果・・・・・・・・・・21.9%

(好きな色による)好ましさ・・12.5%

その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6.3%

特になし・・・・・・・・・・・・・・・・・・3.1%



具体的には、


「暖色系で落ち着いた空間にし、床、壁に明るい色を使って雰囲気を明るくしている」(30代男性・愛知・通所)



「色が人に与える影響は大きいと思うので、気持ちが明るくなる色を中心に選んでいる」(50代男性・愛知・訪問/居宅)



「介護現場は高齢者にとって生活の場。リラックスできる色のカーテンやテーブル、いす、ベッドカバー、掛布団カバーを使用」(60代男性・東京・有料)



といった声があり、あたたかさや明るさ、落ち着きなどを重視して色を選ぶ事業者が多いとの結果が出ました。


(日本医療企画 介護ビジョン2012.2 Vision'sアンケート 介護トレンドNow vol.31より引用抜粋)



生活の場としての介護の現場。



介護の現場は生活の場。



色にしても何にしても、まずはその視点が大切です。



事業者の皆さんがそのような意識を持って取り組まない限り、豊かで彩りある介護環境は作れないのです。



色はこれまで、感覚やセンスの問題だと思われて、軽視されていた部分があります。



これから取り組んでみたいビックリマークと思われた方。




具体的にどう取り入れれば良いのかについては、




こちらをぜひ参考にしてみてくださいひらめき電球



一般社団法人 日本ユニバーサルカラー協会理事長・CCセラピー開発者 南 涼子のblog「色彩日誌」



一般社団法人 日本ユニバーサルカラー協会理事長・CCセラピー開発者 南 涼子のblog「色彩日誌」

南 涼子著(日本ユニバーサルカラー協会理事長)

発行 2003年11月(現在書店にて好評発売中)
出版社/株式会社 現代書林

ちょっとした「色づかい」で介護が変わる

本書では、介護の現場にスポットをあて、高齢者の介護しやすい環境を色彩・色調の観点から介護の現場での色彩活用術を考えていきます。
高齢者の視覚老齢化や弱視者のための色彩デザインにとどまらず、介護を必要とする高齢者、介護者、またはストレス過多の社会人を応用したメンタルケアを含めた色彩に関する概念「ユニバーサルカラー」を提案。「色」は介護に役立つだけではなく、私達の心の健康をもたらし、暮らしをより素敵なものへと変えてくれるのです。


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一般社団法人 日本ユニバーサルカラー協会理事長・CCセラピー開発者 南 涼子のblog「色彩日誌」


一般社団法人 日本ユニバーサルカラー協会理事長・CCセラピー開発者 南 涼子のblog「色彩日誌」

南 涼子著

B5版170ページ
 定価2400円(税別)
中央法規出版
2007年5月10日刊行

本書は多くの実践から得た経験を元に、色を介護の現場に応用する方法を体系的にまとめています。
身の回りを彩る色、個人を彩る色、心を彩る色、現在のケアにどんな色が必要なのかを考えることは、高齢者の心を見つめ、寄り添うことでもあると思います。
介護を受ける多くの高齢者、そしてあなた自身の「幸せ色」探しに本書が役立てられれば幸いです。(まえがきより抜粋)

※全国書店、オンラインショップにてお求めいただけます。

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☆追記あり!☆ユニカを語る3つの要素  


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11月のクリスタルカラーセラピー情報


11月21日 14時~16時 クリスタルカラーセラピストの集い
クリスタルカラーセラピスト向けのお茶会です。

11月24日 10時~17時 Lv1.クリスタルカラーセラピストコース(6時間) 
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阿部


12月のクリスタルカラーセラピー情報

12月14日 10時~17時 Lv1.クリスタルカラーセラピストコース(6時間) 
12月15日 10時~17時
 Lv2.オフィシャルCCセラピストコース(6時間)
(講師 

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