こんにちは!今回は久しぶりにオペラに関しての記事です。

 

 現在、メトロポリタン歌劇場で行われているオペラが、全国の映画館で鑑賞できるというイベントが開催されています。今回はその中でモーツァルト作曲「フィガロの結婚」についての感想記事となります。フィガロの結婚についてはもう知っているといった前提で感想を書いていきますので、基本的なストーリーとかはここでは割愛します。

 

 

●フィガロの結婚:METライブビューイング2025トレーラー

 

 

 

指揮者:ヨアナ・マルヴィッツ

演出家:リチャード・エア

 

歌手

フィガロ:マイケル・スムエル

スザンナ:オルガ・クルチンスカ

アルマヴィーヴァ伯爵:ジョシュア・ホプキンス

伯爵夫人:フェデリカ・ロンバルディ

ケルビーノ:サン=リー・ピアース

 

 

 

 今回、平日の昼間に行きました。そう座席数が多いわけではないですが、驚くことに満席でしたね……有名で人気の演目だからでしょうか。ただ全員年配の客ばかりでしたね。自分だけダントツで若かったです(笑)。男女比率は3:7って感じでした。

 

 

 

・オーケストラについて

 

 今回のタクトを振るのはヨアナ・マルヴィッツ。私はあまり詳しくありませんが、コロナ禍以降特によく名前を目にするドイツの女性指揮者です。

 

 

 

 彼女の演奏はテンポが良くて小気味よいですね。特に最初に演奏される序曲、ジョン・プリッチャードほどではないと思いますが、なかなかスピーディーな感じがしました。彼女の指揮者としての実力がしっかりと発揮されていた気がします。でも、個人的にはもう少しゆっくりでもいいかな(笑)。私がアーノンクールとかが好きなのも影響しているのかもしれませんが。

 

 フィガロの結婚序曲の聴き比べとして動画上げておきましょう。スピードが全然違うことが、誰でもハッキリと分かることでしょう。

 

 

●フィガロの結婚序曲:ダニエル・バレンボイム指揮(2014年)

 

 

●フィガロの結婚:ニコラウス・アーノンクール指揮(2006年)

 

 やっぱこれアーノンクールがゆっくりすぎるだけだわ(笑)

 

 

 

 第二幕が終了後、彼女のインタビューがありましたが、ここでも序曲について語られているので動画貼っておきます。

 

●フィガロの結婚インタビュー映像:ヨアナ・マルヴィッツ

 

 

 

 

 

・歌手について

 

 私、最近の有名なオペラ歌手について全然知らなくて……今回のキャストも全員初めて名前を知ったのですが(最近のオペラ歌手網羅している本とかでないかな)、やはりそこはメト、どの方も良い歌声していました。

 

 ただ、作中唯一のテノールであるバジーリオ役だけイマイチだったかな~。第一幕でスザンナと伯爵とで歌われる三重唱が好きなのですが、他の2人に声量で負けてたような感じでそこは残念でした。

 

 

●フィガロの結婚:ニコラウス・アーノンクール指揮(2006年)

↑動画は35:25の三重唱からスタート。

 

 

 ちなみにそのバジーリオのアリアはありませんでしたね。他にもカットされた楽曲があったような……。セリフ部分もこんなにコンパクトだったかな?普段はもっとセリフ量があったような気がします。

 

 ただ、それが今では一般的でしょうね。この公演を見て、もしかしてオペラにも時短やタイパの流れが来ているのか!?といった気さえしてしまいました。

 

 

 

 

 

・演出について

 

 キャストの演技に関しては、かなり力を入れていました。フィガロの結婚は喜劇なので、歌手の演技や動きで笑いを取ろうとした姿勢をヒシヒシと感じました(笑)。実際、隣の席から笑い声が聞こえてきたので、こういった演出が功を奏していたと思います。つか、つられてこっちも笑ってしまうんだが!

 

 全体的な舞台の演出としましては、基本伝統的な演出をしていますが、一部写真機などを用いて分かりやすくかつコミカルな雰囲気を醸し出してましたね。

 

 全体的にオペラ初心者でも楽しめるような満足度の高い公演ではなかったでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

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↑フィガロの結婚やその他モーツァルトのオペラのあらすじを描いた漫画。これが一番わかりやすく、作品を忠実に再現しており完成度が高いです。