美しいオペラ名曲シリーズ!

 

 ……2分じゃないよ!

 

 

 

 このシリーズ(例によって続くかどうかは分からない)では、最近ハマっているオペラの名曲を紹介します。

 

 これまでオペラの曲紹介として「2分で名曲シリーズ」といったものを続けてましたが、さすがに2分で聴ける歌には限度がありました!(笑)私の知識不足でしょうが、数が少なすぎる!

 

 というわけで、曲の長さに関係なく好きな歌を紹介します!ちなみに今回の曲は3分ほどの長さです。

 

 

 

 「Giunto sul passo estremo」(地の果てに近づいた)

↑ウェールズ出身のオペラ歌手、デニス・オニールによる歌唱。

 

 

 「Giunto sul passo estremo」(地の果てに近づいた)は、イタリアのアッリゴ・ボーイトが作曲したオペラ「メフィストーフェレ」のエピローグで歌われるアリアです。

 

 アッリゴ・ボーイト

 

 

 メフィストーフェレは悪魔の名前であり、原作はゲーテの有名な戯曲「ファウスト」ですね。前に紹介した「金の子牛の歌」も作曲家は異なりますが、原作は同じ「ファウスト」になります。

 

 

↑「金の子牛の歌」を紹介した記事。同じ原作なので大まかなストーリーは似ていますが、音楽から受ける印象は大きく異なりますね。

 

 

 悪魔メフィストーフェレと契約したファウスト、そんな彼が死の直前に歌うのがこの歌です。緩やかな速度の曲で、出だしのメロディーが死を想起させつつも、どこか充足感を感じさせる美しい調べへと繋がっています。

 

 

 それでは、最後に別の歌手が歌っている動画を2つ紹介して終わります。

 

↑こちらは日本語訳が入っています。歌はイタリアのフェルッチョ・タリアヴィーニのようですね。

 

 

 

↑三大テノールの一人、プラシド・ドミンゴによる歌唱。歌い方も好きですし、ホントにレパートリーが豊富なので、このブログでも引っ張りだこです。

 

 

 

 

 

 

 

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↓20世紀の名テノール、エンリコ・カルーソーのCD。私はこれで初めてこの曲を知りました。

 

↓1つ目の動画、サンフランシスコのウォーメモリアル・オペラハウスでの名演です。