スメールのメインストーリーもようやく第二幕になりました。

 

 ドニアザードたちと約束していた花神誕祭の日が近づいてきたので、参加するためにスメールシティへ行きましょう。

 

ドニアザード 「旅人にパイモン!約束、守ってくれたのね。これで一緒にクラクサナリデビ様の誕生日を祝えるわね。」

 

 どうやら、花神誕日は明日のようです。ドニアザードは親切にも部屋を用意してくれたので、ここで一晩泊まりましょう。

 

ドニアザード 「あ、もしよかったら、明日は一緒にお散歩しない?」

 

 おデートですか!?

 

 もちろん喜んで!明日の朝、会う場所を約束しました。楽しみだな~。

 

パイモン 「ふぁあ――ちょっと寝坊しちゃったかな?」

 

パイモン 「おはよう、ドニアザード。オイラたち、ちょっと寝坊しちゃったみたいだな、へへっ。」

 

 寝坊といえば、このテイワット大陸には目覚まし時計といったものはあるのでしょうか?文化や発展具合からして現代人よりもずっと時間にはおおらかな印象がありますね。

 

 ドニアザードと一緒にまずはお祭りに出している店を見て回ります。

 

ドニアザード 「ここは……『ハフト・スィーン』で使う料理を売っている屋台ね。」

ドニアザード 「花神誕祭の伝統行事よ。昔の人たちは、七種の料理を食卓に並べる習慣があったらしいの……」

 

 ちょっと調べてみるとハフトスィーンはイランの慣習のようです。日本にも七草といった形で似たような文化がありますね。

 

 

 

 次は錬金台にいつもいる学生さんのキミヤの出し物。クラクサナリデビが発明したと言われている「錬金占い」というものをやっているそうです。物を二つ選び、錬金が失敗した残り物が何に見えるかで占うというもの。少し試してみましょう。

 

キミヤ 「よし、少し待ってね……ううん……『月』が見えてきた。」

 

キミヤ 「ああ、そうだった!これは『虚幻』と『嘘』を意味しているんだ。」

 

 ……虚幻に嘘……何だかあまり良くない結果なイメージですが。何かを暗示しているのでしょうかね?

 

 

 

 今度は「ファーリス!ファーリス!」といった子供の掛け声が聞こえる店へ。

 

ヴィハル 「やあ、兵士諸君。ご褒美のヤルダーキャンディをもらうには、しっかりと隊列を組むんだぞ。」

 

 ドニアザード曰く、この特徴的な見た目は花の騎士ファーリスの格好を模しているようです。昔の花神誕祭ではフロート車に乗って子供から大人気だったとのこと。現在では規模が小さくなってしまったのを実感しますね。

 

ヴィハル 「いえいえ、そうだ、ヤルダーキャンディはいかがですか?これも祭りの目玉みたいなものでして、ちょうどキャンディの箱をいくつか用意してあるんです。どうぞ選んでみてください。」

 

 キャンディを配っていたから子供が集まってきていたのですね。5つ箱があり、それぞれ違った味のキャンディが入っているそうなので、運だめしに一つ選んでみます。パイモンは夕暮れの実味のキャンディが欲しいそうなので、それが当たればいいのですが。

 

ヴィハル 「さあ~!キャンディの箱は左から順に5つの数字が振ってあります。何番にしますか?」

 

 左から順にか~。よーし決めた2番!一つだけ色が違う青色の箱!

 

 いやいや!違うよ!

 

 あっ、そーか!そういうことか。こっちから見て左じゃなくて店員から見て左か!えーと、じゃあ青色の箱だから……4番だ!

 

 え?何で?違うよ!

 

 何で四番が中央の箱になるの!?青色の箱だよ!何番だよ?

 

 

 3番でもない……5番でもない……ということは、1番か……。

 

 1番にする!来い夕暮れの実!

 

ヴィハル 「ああ、残念。トカゲのしっぽ味でした。」

 

 マジか……

 

 あとで見返して気が付いたのですが、こっちから見て手前の方から順に数字を振り分けていました。分かりづらいよお……。

 

ヴィハル 「夕暮れの実味のキャンディが入っていたのは、実は4番の箱でした。ただまあ、お祭りはみんなで楽しむことが重要ですので、このキャンディの箱は二つとも差し上げましょう!」

 

 ありがとう、花の騎士ファーリス。良かったね、パイモン夕暮れの実味のキャンディがもらえて。

 

 

 

 と、ここでドニアザードが忘れ物をしたとのことなので、部屋まで一緒に戻ります。

 

 戻る道中、色々今後のことについて考えていました。ここまで楽しくお祭りを堪能していますが、この花神誕祭を行ったとしても草神が姿を現すわけではないですし、どんな展開が待っているのでしょうか?このまま無事平和に終わるとは思えません。

 

 そんなことを考えていると、案の定事件に巻き込まれてしまいました。

 

バディス 「はっ、確かにフーマイ家から金はもらってねぇが……お前をさらえば、フーマイ家が身代金をたんまり払ってくれるだろ?」

 

 ドニアザードを攫おうとする悪いエルマイト旅団の登場。

 

 ここで、やはりというか何というかボディーガードであるディシアが参戦。5人いる敵を一手に引き受けるそうなので、そのうちに主人公たちはドニアザードを連れて安全な場所へ逃げます。

 

 

 

 

ドニアザード 「コホッ……コホッ……」

 

 しまった!ドニアザードは体が弱いのでした。せっかくの花神誕祭なのに水を差されてしまいましたね。

 

 そして、ディシアもすぐに合流。さすがディシア!5人相手でも何ともなかったなと思っていたら……

ドニアザード 「ディシア……あなた、腕が!」

 

 さすがに5人相手ではきつかったか?と感じていましたが、それ以上にこの日は使い慣れていない大剣で戦ったとのこと。

 

ディシア 「あっ……その……まぁ……ちょっと金欠で、売っちゃったんです。たまにあるんですよ、こういうの。」

 

 なるほどねえ、花神誕祭のための資金作りのために人知れずディシアも手助けしていたとは……。とてもドニアザード想いで単なる雇用関係を超えた深い信頼関係があったのですね。

 

 

 

ドニアザード 「ええ、だいぶ良くなったわ。もうしばらくここで休めば大丈夫そう。」

 

 ドニアザードを休ませるためベンチに腰掛ける主人公たち。早くも外は夕暮れ、花神誕日ももうすぐ終わりを告げています。

 

 容体を心配する主人公を見て、ドニアザードは両手のバンテージを外し自身の病気を告白します。

 

ドニアザード 「実は私……生まれつき魔鱗病なの。しかも、もう末期まで進行しているわ。」

 

 魔鱗病!しかも末期!

 

 あー、本当にティナリが言っていた通り体に鱗状の組織が出来上がっています。しかも、末期とは……確か最悪の場合死に至る恐ろしい病気でしたよね。

 

 何じゃ、その顔!ってか口!

 

 主人公の顔でちょっと笑ってしまったわ!あんぐり?とした口で、驚いているというよりかは……何だか間抜け面に見えるんだよね……。

 

ドニアザード 「少なくとも、私の存在を覚えてくれている人は、この世にたくさんいるから、でしょ?」

 

 おいおい……ドニアザードが死期を悟っているようなセリフを言っていますよ……。花神誕日は毎年あるものだと思っていましたが、彼女にとってはもう時間があまり残っていないのでしょうね。だからこそ貯金を全て投げうつといった大胆なこともできたのか。

 

ドニアザード 「……ええ、生きて入れば必ず悩みは生まれる。でも私たちはみんな、悔いのないように生きているわ。そうでしょう?」

 

 ちょっとしんみりした雰囲気になってしまいましたが、花神誕祭の目玉であるニィロウが踊る花神の舞がもうすぐ始まるそうです。

 

 

 

 ニィロウが踊るステージに足を運んだ主人公たちですが、ニィロウが教令院の人たちから詰問されていました。

 

セタレ 「……許可なくこういった類の演目を行うのは、法令で禁止されているのよ。まさか知らなかったの?」

セタレ 「大規模なイベントを密かに行うのは、花神誕祭では禁じられているわ。それに、主催権は教令院しか持っていない。」

 

↑途中、ニィロウの目が泳ぐのがリアリティがあっていいですね。

 

 何でも秘密裏に花神の舞を踊るのは禁止だそうです。それに止めないのであれば花神誕祭の関係者全員を処罰することになると警告までされました。

 

 えー、なんでー?ダンスぐらい良くないか~?別に公序良俗に反してないでしょ?ニィロウも……ちょっとは露出度が高いかもしれませんが、変な騒ぎにはならないと思いますし……。納得できる説明を求む!

 

アザール 「芸術……ダンス……この知恵と理性の国で、こんなにも薄っぺらく、意味のないものを追い求めるなど、恥を知らんのか?」

アザール 「お前のような学のないやつに、この私と議論する資格があると思っているのか?今お前がすべきことは、一刻も早くこの馬鹿げた舞台を撤去することだ。」

 

 この教令院のアザールって人、確か今の六大学派の代表だと住民の誰かが言っていたような気が……そんなお偉い方が直接申し出てくるとはな。

 

 しかし、ニィロウに学がないと言い張ってまともに話し合いもしてくれません。中々横暴な人で心底落胆しましたよ。マハールッカデヴァタを祝う祭りでも芸術やダンスの要素ぐらいあるでしょ?納得のいく説明もなく一方的に中止を勧告して立ち去っていきました。

 

 

 

↑……ってか今、気が付いたんだけど、この教令院の2人アーカーシャ端末してないやんけ!何で?

 

アザール 「花神誕祭で……せいぜい神の生誕を祝うがいい。」

 

 

 

 心配でニィロウのもとに駆け寄る主人公たち。

 

ニィロウ 「どこか別の場所に行って、教令院に見つからないように続けようかな。あっ、でもお客さんにどうお知らせしたらいいんだろう……雰囲気作りや舞台セットの用意も必要だし……」

 

 ……意外と強かですねこの子。ですが、皆には迷惑をかけられないとドニアザードが彼女を説得させます。特にこの舞を楽しみにしていたのは彼女でしたのにね……。

 

ドニアザード 「……でも、ニィロウの花神の舞を見られなかったのは、ちょっと残念かな。」

 

 でも、大丈夫!だってバージョン3.0のPVでニィロウが踊っているムービーがあったから、これからきっと見れるさ!

 

残念なことに、花神誕祭は中止を余儀なくされた……

 

 ア、アレ!?

 

 

 

パイモン 「はぁ、今日は色んなことがあったな。しかも、あんな残念な結果になっちゃうなんて……」

パイモン 「ニィロウは、来年の花神誕祭は成功させるってドニアザードと約束してたけど……あいつにはもう時間が……」

 

 今日のところはドニアザードが用意してくれた部屋で休むそうです。期待はしていませんでしたが、草神も登場しませんでしたし。うーん、これからどうするのでしょう?

 

??? 「『ピー』」

??? 「すべての接続を確認。最高レベルの安定性を保有するアーキテクチャを構築。」

??? 「『計画』は最終段階へ。『――』から力を導出する。」

 

 

 

 

 

 

 

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