前回、層岩巨淵の地下空間で久しぶりにダインスレイヴと再会した主人公たち。アビスの企みがこの場所にあると踏んで、共に探索を続けます。
奥へ進むと、建物の中に広い空間と池がありました。
パイモン 「上を見ろ、池だ!」
パイモン 「池の水まで逆さになってるなんて、ホントに奇妙な光景だな。」
この建物自体逆さまになっていますが、まさか水も重力に逆らっているとは……
ダインスレイヴ 「あの池は都市そのものと一体になっているようだ。古代文明の遺物だろう。」
ダインスレイヴ 「そして……俺の推測では、あれが呪いの力を弱めている。」
ダインが前に言ってました、この場所では呪いの力を弱めているって。この池の効用なのですね。だからこそ老化が進んだヒルチャールが、ここに集まっているといった話もしていました。
この池の効用を上手に使えれば、ダインたちの呪いも消せるのではないかとパイモンは提案しますが、ダインはそれは不可能だとバッサリと言い放ちます。
ダインスレイヴ 「俺は理性を保ったまま、この呪いと五百年を共にしてきた。俺より呪いに詳しい者などいまい。」
ふ~ん、この世界の呪いが一体どういった物なのかは知りませんが、ずっと呪いにかけられたダインが言うのであればそうなのでしょう。
完全に余談ですが、オペラの作中では呪われたが最後、悲劇的な結末が待っているものがほとんどです。それほど呪いの効力は強いものです。
ダインスレイヴ 「呪いによる浸食を一時的に抑えることは可能だ。しかし、浄化となると……」
ダインスレイヴ 「身体の一部を焼かれ、灰になっていくのを想像するといい。それと同じ苦痛が身体を襲うことだろう。無論、浄化が終わるまで命がもつ保証などないがな。」
パイモン 「えっ!?それって死ぬってことだよな?浄化できない呪いなんて、そんな……」
ダイン曰く、呪いを完全に浄化しようとすると、その過程で激痛が伴うようです。一度呪いを受けると死ぬまで解くことができない恐ろしい代物ですね。何か解決方法は無いものでしょうか。
パイモン 「そうなのか……あと、もう一つ気になるんだけど、あの下にある妙な装置はなんだ?周りの雰囲気とまったく合ってないけど……」
この装置についてはダインも分からない様子。アビス教団が新たにここに設置したものだと推測します。おそらくこの装置を用いて、アビスは何かを企んでいるのでしょうね。
そんな話をしていると、先ほどの黒蛇騎士のボスが現れました。ええっと……名前は確かハールヴダンだっけ?
ハールヴダン 「……」
姿を現した後、前みたいに何も言わずに去っていきました。どうやら主人公たちを誘導しているようですね。ハールヴダンが進んだ道を辿ってみましょう。
進んだ先には、ヒルチャールの集落がありました。ただ、ここにいるヒルチャール達も寿命が近いのか元気がなく、ぐったりと倒れています。
パイモン 「質素なヒルチャールの集落だな……」
パイモン 「このヒルチャールたち……もう息を引き取ったみたいだ。暗闇の中に溶けていこうとしてる。」
↑息を引き取ったとパイモンが言っていますが、このヒルチャールをよく見てみると拍動しています。まあ、細かいことは言いっこなしですかね……。
この集落を進んでいくと、横たわったヒルチャールのそばに花が置かれていました。ヒルチャールのための手向けでしょうか?
パイモン 「こんな地中深くに、どうして花が?」
パイモン 「亡くなったヒルチャールに手向けたのかな?」
主人公 「この花、見たことがある。」
ま~たプレイヤーが知らないことを、主人公は知っているよ~
ん~、なんだ?主人公が知っているということは、この花はカーンルイア産の花なのかな?もしかして妹が頭にしていた花なのかも?似ている気がします。
そんな予想をしていると、ダインがこの花の説明をしてくれました。
ダインスレイヴ 「これはカーンルイアの国花――『インテイワット』だ。かつて、カーンルイアの至る所に咲いていた。」
ダインスレイヴ 「この花の開花期間は元々二週間しかない。だが、誰かに手折られ、カーンルイアの土から離れると、その花びらの成長は止まり、硬まる。」
↑「硬まる」って漢字表記を初めて見たのですが、「固まる」と同じですよね。
このテイワットの国にも国花といった概念があったのですね。モンドや璃月にも国花や国鳥が定められているのでしょうか?確かに、それぞれの国には代表的な花があります。モンドには蒲公英やセシリアの花、璃月には瑠璃百合や霓裳花とか……結構種類がありますね。
ダインスレイヴ 「ゆえに、インテイワットは『遊子』、つまり郷を離れて旅する者を象徴し、また『故郷の優しさ』という意味を持つ。」
主人公 「妹の頭にも、同じ花が飾られている。」
おっ!やっぱり妹の頭に会った花だったか。予想が当たりました。
じっとインテイワットという花を見つめる主人公。すると過去の情景が見えてきました。
アビスの使徒 「姫様、ついに同意していただけましたか?」
蛍 「『天理』への対抗に傾倒するあまり、『復興』という大事な使命を忘れかけていた。」
この花を手向けたのはやはり妹でしたか。ただ、画像を見て気が付いたのですが、妹が頭にしている花は、花びらの一つが他と異なる色になっています。それに対して、手向けた花は全ての花びらの色が同じですね。いったい何が違うのでしょうか。
蛍 「尊厳なく生きるより、『あの者たち』は一刻も早く『循環』へと戻ったほうがいい。」
蛍 「これ以上、謂れのない罪を……『あの者たち』に背負わせはしない。」
「あの者たち」?「循環」?ヒルチャールに変えられたカーンルイア人のことを指しているのでしょうか。
主人公 「蛍……」
うわっ、いきなりボイス付きで喋るな!
普段まったく主人公は喋らないので、唐突に声が出てくるとビックリしてしまいますね(笑)。
このシーンでは主人公を男の空にしていたから、手向けには妹の花が使われたいたと思っていましたが、動画サイトとかで確認すると主人公を蛍にしていたとしても手向けには花を使っていました。
↑主人公男女のシーン比較
過去の情景を垣間見た主人公。見た光景をダインたちに話します。
ダインスレイヴ 「今の話によれば、やつらは装置を利用して、呪いを浄化しようとしている。おそらく、先ほど見た装置のことだろう。」
ダインスレイヴ 「それに……彼女は『復興』と口にしたんだな?」
主人公 「確かにそう言ってた。」
ここでいう「復興」とは、カーンルイアを復興させるといった意味合いを持つのでしょう。この場所には呪いの力を弱める池もあるので、それを利用してヒルチャール達を元に戻し、復興の礎とするのだろうとダインは言っています。
ただ、ダインは呪いを完全に消すことはできないと断言します……ソースは俺!
ダインスレイヴ 「言ったはずだ、俺はこの呪いと共に五百年を過ごしてきた。救いなど決して存在しない……誰よりも俺は、それを理解している。そして、呪われたら最後、元には戻せない。」
ダインスレイヴ 「仮に強引に呪いを払おうとすれば、痛み意外に得られるものは何もないだろう。」
ダインがここまで主張するので、とりあえずは同意して共に歩みを進めます。ヒルチャールの集落を抜けると、再びあの逆さまになった建物が見えてきました。
パイモン 「ここからでも、あの逆さの都市が見えるんだな。」
すると突然!
\ピカッ!/
パイモン 「うわっ!」
いきなり建物内が光った!
アビスに何か動きがあったのでしょうか?そう思っていたら、向こうから奴がやってきました。
アビスの使徒 「ダインスレイヴ……なんとも執念深いやつだ。しかも、殿下の血縁者と再び手を組むとは……」
アビスの使徒再登場!
アビスの使徒とも約1年ぶりに再会しましたね。ただ、ダインスレイヴと違って深境螺旋でよく見かけるので、久しぶりといった感じはしませんが。
アビスの使徒 「そして、此度こそ……民を苦しめ続ける呪いを、
すべて取り除く。」
アビスの使徒 「もう退きはせぬ。さあ、来い、ダインスレイヴ!」
やはり、アビスはこの地を利用して呪いを消そうとしていました。そして、それを邪魔されたくないアビスの使徒は、早速襲ってきます。
ダインスレイヴ 「貴様たちの言う『呪いの浄化』……池の下のあった、あの装置を使うつもりか?」
アビスの使徒 「ふっ、アビスが持つ技術を侮るなよ。あの装置により、水の浄化作用は何百倍にも増幅されている。」
ダインスレイヴ 「そのような強引で短絡的な手段……
やはり、貴様たちを買い被りすぎていたようだ。」
アビスはアビスで呪いの解除の算段はできているそうですが……それでうまくいけるのでしょうか?
戦闘ではもはや苦戦することはありません。最初に登場したときは、強大なボスの風格をまとっていましたが、今では淵下宮のマップで普通に存在するような雑魚敵ポジションに成り下がってしまいました。
それに1年前と違って今では、神里彩華といった強力な氷元素アタッカーがいますしね!相手をずっと凍らせて一方的に攻撃して勝利です!卑怯とは言うまいな。
パイモン 「ふぅ!おまえがずっと追いかけてたアビスの使徒、ついに倒したな!」
ダインスレイヴ 「雑談している暇はない。アビス教団の装置が作動した。今から破壊すれば、まだ間に合うはずだ。」
え?アビスの使徒さん死んじゃった!?
え?え?確かに今までは倒される前にいつもムービーが入って、転移の扉を使って逃げていましたが……。今回は逃げることもせず、そのまま倒されてしまいましたね……。もしかして死んでしまったのか?そこまでするつもりはなかったのだけどなあ。
アチーブメント達成:生きんとする意志と苦渋の深淵
アビスの使徒を倒す。
アビスの使徒を倒したことで、アチーブメントも獲得しました。てっきり妹の右腕のような存在だと思っていたので、ここであっさりと退場してしまうのは意外でした。
ただ、アビスの使徒を倒しただけでは、アビスの企ては止まりません。先ほど光っていた建物内に向かっていきましょう。
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