今回の記事で紹介する原神のストーリーはイベントやメインストーリーではなく、サブイベント的なものになります。ですが、内容が結構面白かったのでブログとして書いてみることに。

 

「みくじ箱」 「(たしかおみくじは……一日に一回、『みくじ箱』からみくじ竹を引き、玄冬さんのところで『おみくじ』と交換できる。

みくじ竹を引いて、今日の運勢を見ようかな?」

 

 物語は稲妻の鳴神大社にある、おみくじを引くところから始まります。

 

↑みくじ箱からみくじ竹を出す図。こういったところに、かわいらしい絵を加えているのはいいアクセントになりますね。

 

 普段ですと、みくじ竹を巫女の玄冬林檎に渡して今日の運勢を占うのですが、ファデュイの野営地にあったボロボロの手記に書かれた合言葉を使うと、新たな依頼を受けることができます。

 

玄冬林檎 「shicoff、今日もおみくじを解いてみますか?」

主人公 (みくじ竹を渡す)「朧夜の真中」

 

 ここで「朧夜の真中」といった合言葉を用いることにより……

玄冬林檎 「この前はお疲れさまでした。今日の任務もお願いします。」

 

 このように怪奇な「おみくじ」を手に入れることができます。そこには場所の絵と、「終末」を下すべき人が書かれています。なので主人公たちはその絵が描かれた場所に行き、(おそらく)悪い人たちを成敗するといったことを何日か続けていました。

 

 今日もおみくじを引いて特別な依頼をこなそうと思いましたが……

パイモン 「ん?玄冬さんはどこに行ったんだ?」

主人公 「少し心配だ……」

 

 いつもいるはずの場所に玄冬林檎はいません。

 

パイモン 「あれ?ここにおみくじがあるぞ。どれどれ……」

主人公 「それはよくない……」

 

 おみくじには稲妻の地図に一つ×マークが書かれていました。

 

パイモン 「この場所に行って、次の指示を受けろって意味か……?」

 

 というわけで、さっそく地図に書かれた場所に行ってみることに。

 

パイモン 「描いてあったのは、この場所だったよな?」

 

??? 「やはり来ましたか。」

 

 ん?背後から人の気配が!

 

意識を失った……

 

 えええ~~~!?いきなりぃ!?

 

 

 

 

 

 目が覚めるとパイモンと共に牢屋に入れられていました。

↑あっ巫女さん、やはり玄冬林檎が襲ってきたのか。

 

玄冬林檎 「あなたたちは何者で、何がしたいのですか?」

パイモン 「それを聞きたいのはこっちだぞ!

玄冬さん……なんでオイラたちを襲ったんだ!?」

 

玄冬林檎 「あなたの名前は知っています。正直に言ってください。

暗号は誰に聞いたのですか?」

主人公 「事の経緯は……」

パイモン 「オイラたちはある山で、廃れた拠点を見つけたんだ……」

 

 暗号は誰かから聞いたものではなく、廃棄された拠点でボロボロの手記を見つけて偶然にも知ってしまったことを説明しました。

 

玄冬林檎 「……なるほど、手記は偶然手に入れたものだったのですか。

こうなると、百華はもうすでに……」

 

 百華……?誰だ……?

 

玄冬林檎 「私と百華は『終末番』の忍者です。

私たち『終末番』は稲妻にある害を片付ける者、

そしてその『紙切れ』は任務のやり取りをするための方法の一つ。」

 

 あー、やっぱり玄冬林檎は終末番の忍者だったのですね。怪奇なおみくじの文面に「終末を下せ」と書かれていたので察しはついていました。

 

玄冬林檎 「しかし、一人ひとりの暗号は独特なもの。どうやら百華が故意に自分の暗号を書き留めたのは、考えあってのことでしたね。」

玄冬林檎 「……この暗号を利用する敵をおびき出すために……」

主人公 「それって……」

 

 なるほど~。本来なら百華だけが知っている暗号を主人公が使っていたから、玄冬林檎は不振に思って後をつけたり、襲ってきたりしたわけですね。悪いな、好奇心でこの暗号を使ってしまって。

 

 玄冬林檎も主人公たちのことは知っていたので、誤解はすぐに解けましたが百華のことを思うと残念な気持ちになります。

 

パイモン 「無実の罪は晴らせたけど、こんなに長いこと働かされたのを

考えると、ぜんぜん喜べないぞ!」

主人公 「……でもあの人、本当に玄冬さんなのかな?」

 

玄冬林檎 「やはりお気付きでしたか。あなたたちに任務を手配していた玄冬は、偽物です。」

 

 あっ、そーなの?それは気が付かなかったなあ。確かに最近の玄冬林檎は愛想がずいぶん良くなっていましたが、それは主人公が依頼をこなして終末番としての仕事が順調に進んでいて上機嫌だったからだと思っていました……。

 

 偽物の玄冬林檎は、本物がファデュイに襲われていなくなったと信じ、その隙に入れ替わってスパイ活動をしていたのですね。

 

パイモン 「え?つまり、あの優しい方の玄冬さんは偽物だったってこと?」

 

玄冬林檎 「『優しい』?あちらのほうがお好きだったのでしょうか。」

 

 え?うん。そりゃあ、おみくじのことを紙切れと言って、およそ接客をやる人とは思えない冷たい態度をとるよりかは、親切な説明をしてくれる偽物の方が好感はもてるかな……?

 

玄冬林檎 「とにかく、おそらく彼らはあなたを終末番の一員だと信じ、

あのような方法で私たちの組織に潜入しようと思ったのでしょう。」

玄冬林檎 「私にとって、これはなかなかないチャンスです。あの偽物がいないうちに、私は『自分なりの方法』であなたをここに連れてくることができました。」

 

玄冬林檎 「外部のメンバーとして、私たちのために働くこと。彼らは

私がまだ生きていることを知りません。私たちは優勢を保つことができます。」

主人公 「分かった。」

 

 囚われの身であるので、ここは素直に玄冬林檎と手を組みましょう。相手が憎っくきファデュイなのも即答した理由です。

 

玄冬林檎 「賢明な判断です。この『安全屋』の物資も、

自由に使ってくれて結構ですよ。」

玄冬林檎 「今後もよろしくお願いします。さようなら。」

 

 というわけで玄冬林檎と同盟を結び、釈放されました。

 アチーブメント「SYUUMATSU GAIDEN」ゲット!

 

 ……「NINJA GAIDEN」のパロディかな?

 

↑ベネットが牢屋に囚われているのを見ると、「白雪に潜みし影」のイベントを思い出します。

 

↑玄冬林檎もここの物資を使っていいと言っていたので、遠慮せず宝箱を開けるぞ~。トレジャーコンパスで宝箱がここにあることは知っていたのですが、まさかこういった方法で中に入ることになるとは思いもしませんでした。

 

 

↑うんうん、やはりこの場所だったか。今までは蓋がしてあり、中に入れませんでした。

 

 

 

 

 

 牢屋から出た後は、少し気になったので鳴神大社のおみくじを引く場所へ行ってみることに。

 

パイモン (おい、shicoff!)

パイモン (この玄冬さん、あの玄冬さんの言った通り……)

主人公 (うん、ファデュイの偽物だ。)

 

 こうしてみると本当に瓜二つですね。ファデュイはスネージナヤの組織ですが、モンド人や稲妻人もファデュイとして活動している人がいるというわけでしょうか?恐ろしいな~。

 

玄冬林檎 「またお会いしましたね。今日も運勢を知りたいのですか?

それとも……」

玄冬林檎 「もし何か打ち明けたいことや、相談したいことがあれば、

私がお聞きしますよ。」

主人公 「大丈夫、ありがとう。」

 

パイモン 「玄冬さん優しい!」

玄冬林檎 「そうですか?ふふ、最近よくそう言われます。嬉しいですね。」

 

 確かに、この偽物の玄冬林檎は普通の巫女としては優しくて上出来ですが、スパイとして他の人に入れ替わるといった意味では全然なり切れていないですね。元の玄冬林檎は、もっと愛想が無かったぞ!リサーチ不足だぞ!

 

玄冬林檎 「こんな綺麗な神社で働くのは、私の夢だったんです。」

主人公 (彼女はファデュイが送り込んだ偽物。)

パイモン (うぅ……でもこの玄冬さん、けっこうここの仕事が好きみたいだぞ。)

主人公 (玄冬さんの連絡を待とう。)

 

 この神社で働くのが好きみたいですが、相手はファデュイ。これが仮の姿なのですから、やはり油断はしない方がいいですね。

 

玄冬林檎 「じゃあ、shicoffさん、今日は何のご用でしょう?」

主人公 「ただ会いに来ただけ。」

玄冬林檎 「私に?……え?あの、え?ご、ごめんなさい、ちょっと、

い、意味が分かりません……」

玄冬林檎 「その、ちょっと待ってください、少し落ち着きますので……」

 

 ……あざとい。

 

 

 

 それでは今日もあの合言葉を使ってみましょうか。

玄冬林檎 「あら、shicoffさん、こんにちは!今日もおみくじを引きますか?」

主人公 「『朧夜の真中』。」

玄冬林檎 「あら……ごめんなさい、今はまだ『そんなもの』はありません。」

 

玄冬林檎 「あなたは本当に頼りになりますね。もし、ファ……」

 ファ!?

 

玄冬林檎 「ファ……そ、その、『不束者な私が、あなたの戦っている英姿を見られたらいいのに』って言いたかったんです!」

主人公 「きっと見れるよ……」

 

 主人公のこのセリフはちょっと怖いですね。この偽物の玄冬林檎と一戦交えることになるのか、運命やいかに!

 

 

 

 

 

 

 

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