前回のお話で、偽物のアルベドが登場するといった奇妙な事件が発生しました。冒険者協会の雪山特訓に乗じて、偽物のアルベドの情報を収集していた主人公やアルベドですが、新たな進展はなかったようです。

 

 そしたら、外から何か大きな音が!様子を確認してみましょう。

 

パイモン 「うわっ!?なんの音だ!?」

 

 

 音がした方向へ行くと、見慣れない大きな岩がありました。そして、その中から出てきたのが……

エウルア 「ふぅ。災難だったわ。」

 

 エウルアにアンバー、そしてベネットでした。あれ?君たちはどうしてまたここに?

 

パイモン 「おまえたち、もしかしてあれからずっと、ふもとの拠点に辿り着けてないのか?」

アンバー 「確かにそうだね……わたしたち、ここを何日もぐるぐるしてるんだ……」

 

 ええ~、神の目を持つ実力者3人がいて何日間も下山できていないとか体たらくすぎやしませんか?

 

 話を聞くと、土砂崩れや落雪・斜面からの転落といった不運が重なって下山が難航しているようですね。よく不運に見舞われるベネットが一緒だからかもしれないと言っていますが、どうなのでしょうね?現実世界だとベネットは関係ないと思いますが、ここはゲームの世界ですからベネットは本当に不運を引き寄せる何らかの力を持っているのかもしれません。

 

 そしてベネットは運や確率について、このようなことを言い始めました。

 

ベネット 「運気の本質は確率だ。つまり、不幸な部分を使い果たせば、

残りの部分は全部運が良いってことになるだろ!」

ベネット 「例えば、鴉マークの表裏を当てるのに失敗したってころは、

不幸を消耗したってことだ。そうすれば、あとに起こる物事は良いことになる確率が上がる。」

主人公 「……」

 

 どうすか?アルベドさん?ベネットの言っていること正しいですか?

 

 まあ、冗談は置いておくとして、頭ではわかっていても思わずベネットのような考えをしてしまうことはあります。自分も前にこのゲームのガチャ60連で胡桃を2人当てたので、次はすり抜けるかもしれないと思ったり、運をここで使い果たしたりといった考えが頭をよぎります。

 

パイモン 「おい!こいつの言ってることデタラメだよな、ちゃんとつっこめよ!」

 

 というわけで、何日間も雪山を彷徨っていた3人は当然疲れていたので、すぐ近くにあるアルベドの拠点で一旦休むことに。

 

アンバー 「ふぁあ……急に眠くなってきた……」

 

 アンバーのようないつも元気な子がしんどそうな顔をしていると、思わず心配になりますね。逆にいっつもしんどいアピールするような人が、こんな顔してもいつものことだと思ってスルーしてしまいそうです(笑)。

 

↑等間隔に一列で並んで歩く様子が何だかシュール。

 

 

 

アルベド 「ふむ……拠点に人数分の椅子がないことを忘れていた。

少し待っててくれ。」

 

↑今回の可愛いパイモン。

 

 みんなアルベドの拠点に到着し、休息をとります。ただ、この人数分の椅子が無いことに気が付いたアルベドは、スケッチブックに何やら絵を描いていきます。ま、まさか……

エウルア 「椅子を描いているわ……待って、まさか書いた後に錬金術で実物にできるの!?そんなことが可能なわけ……?」

アルベド 「ボクの絵は一種の設計図とみなすことができる。

錬金術を使えば製造過程を省けるし、とても簡単な技術さ。」

 

 できました。アルベドのキャラクターPVでは絵にかいた生物も好きに生み出していましたからね。椅子を作ることぐらいどうってことないのでしょう。

 

 絵にかいたものを自由に創造できるので、アルベドはみんなにどんな椅子が欲しいかリクエストを尋ねます。

 

ベネット 「うぅ……椅子が作れるんなら、背もたれ付きのやつをリクエストしてもいいか?」

主人公 「じゃあ、俺は木製の長椅子で。」

 

その後、アルベドはすぐに5つの背もたれ付き椅子を作り出した……

 

 長椅子って言ったやろがい!!!

 

↑うわ~、まじで長椅子無いじゃねえか。っていうか一つ背もたれのない椅子があるのですが……これはアルベド用ですかね?

 

アルベド 「夕食にはまだ時間がある、みんな少し休むといい。

ボクはかまどの火を見てくる。」

 

アンバー 「アルベドにばかり任せちゃ悪いよ!わたしも手伝う、ううん、手伝わせて!」

 

 待て、待てい!

 

 なんでこういうメシマズ女子は率先して料理作るの手伝おうとするんですか!?作ろうという意気込みがあるのはいいのですが、アンバーの料理はベネットもビックリの不運を引き寄せてしまう代物ですからね……。

 

ベネット 「アルベドってホント謙虚だよな。どれもレストランに引けを取らない出来だったぞ。錬金術士って料理も上手いのか?」

 

 アルベドは料理の腕も中々のようです。料理は科学とよく言いますし、錬金術に長けたアルベドが得意なのもうなずけるかも。

 それに小さい妹のクレーにも食事を作る必要がありますからね。誰かのために料理をするとなると栄養面とか気にして段々うまくなるものでしょう。

 

アンバー 「なるほど、確かに筋が通ってるね!」

 

 メモしておけよ~?アンバー。

 

 

 

 それにしてもアルベドは錬金術はできるし、絵も描ける、楽器も弾けるし、今度は料理もできるとか……どんな完璧超人っすか……。

 

 そして、しばらくアルベドの拠点で団らんとする一行。

 

↑背もたれがない椅子は主人公用なのか……アルベドは足が地面についていませんね。

 

↑エウルアのこのツーンとした顔いいですね。腕や脚を組んでいる姿勢もいいですし、顎をあげた角度もいい……。

 

エウルア 「それじゃ、私は氷の湖に行ってくるから、これで失礼するわ。」

 

 

 アンバーたちにからかわれたり、褒められたりして居心地が悪かったのか、照れ隠しのためなのか……エウルアは外に出て行ってしまいました。アンバーもついていきましたが、偽物のアルベドがいるかもしれない状況で別行動を起こすのは危険じゃないか?

 

アルベド 「二人とも、絵を描く時間だ。」

主人公 「実力を見せる時が来た。」

 

 あ、その話続いていたのですね。それに何だか主人公は絵を描く気合が入っています。アルベドから何を描くかと聞かれると……

パイモン 「聞かなくても、きっと最高の仲間であるオイラだろうな。」

主人公 「じゃあ、パイモンを描くよ。」

 

 なんだ結局パイモンを描くのか……じゃあわざわざ前の時に描く必要なかったな。

 

ちらっ

 

アルベド 「うん、だが場所を変えた方がいい。ここに残っているとベネットを邪魔してしまうかもしれない。外に行こう。」

 

 いやいや、絵を描くぐらいだと睡眠の邪魔にならないでしょ。それに寝ているベネットを一人で置いていくのはいくら何でも危なくないか?

 

 そういった自分の考えとは裏腹に、主人公たちは絵を描くため外へ出ました。

 

パイモン 「オイラが優雅なポーズをとるから、それを参考にするといいぞ!」

主人公 「?」

パイモン 「おい!なんだよその顔!オイラを疑ってないで、早くオイラの良いところを絵に描けよ!オイラ、その絵を家に飾るつもりなんだぞ!」

主人公 「分かった。」

 

↑おっ?これキャンバスに自分の好きな絵を描けるのか?と、ちょっと期待しましたが、やはりそんなことはなかったです。

 

パイモン 「それじゃあ、頭の方から描いてくれ!おまえの中では、オイラは普段どんな感じなんだ?」

 

⇒ フラフラしている……

⇒ ツッコミ上手……

⇒ まぬけでかわいい……

 

 う~ん、この選択肢の中では……「まぬけでかわいい……」が一番近いですかね。

 

パイモン 「まあいっか、とりあえず他の部分も描き終えよう!次は体だな。ほら早く!おまえの思うオイラを描いてくれ!」

 

⇒ 良質な非常食……

⇒ 良質な飛行ペット……

 

 これは消去法で「良質な飛行ペット……」ですね。これほど可愛いパイモンのことを食べようと思ったことありませんし。

 

パイモン 「うぅ……なんか喜べそうにない作品になりそうだ……

ちょっと緊張してきたぞ……」

主人公 「描き終わった。」

 

 はえーなオイ!

 

パイモン 「どれどれ……」

 

 こ れ は ひ ど い

 

パイモン 「うわっ!なんだよこれ!!」

主人公 「悪くないでしょ?」

 

 悪いよ!そりゃあ、パイモンもこんな顔をしてショックを受けますわ。特にこの目!左右であらぬ方向に行っちゃってますよ!主人公はパイモンに何か恨みでもあるのか?

 

パイモン 「お、おまえ……もうなんて言ったらいいんだよ!線は滑らかで、構図もプロ並みだけど、なんでオイラをそんなにバカっぽく描くんだよ!」

 

 構図のことについてはよく分かりませんが、確かに滑らかな線を描く技術においては、上手だと思います。最近デジタルで絵を描くようになったのはいいのですが、こういったキャラ絵を描くときの線画をスムーズに仕上げるのが意外と難しいですね。

 

アルベド 「……滑らか……プロ並み……?」

 

 おっ、何だかアルベドが表情を変えて食いついてきましたよ。主人公の絵に対抗心を燃やしたのかあ?

 

パイモン 「それにこの目!目は普通なのに!魂がこもってない!」

 

 いや目は普通じゃないでしょ!真っ先にこの目を修正したいですよ!後はそうだなあ……このだらしなく丸々した腹を何とかしたいですかね?

 

 そういえば前から疑問に思っていたのですが、パイモンの頭についている輪っかや関節部分の装飾は、公式のイラスト等では金色に光っているのですが、ゲーム内の3Dモデルではどう見てもピンクに近い色なんですよね。どうしてでしょうか?自分もパイモンを描く際は金色で装飾を塗ったほうがいいのかな。

 

アルベド 「旅人、キミは昔どこかで美術関連の教育を受けたことが

あるのかい?」

主人公 「まったくない……わけじゃない……」

 

 自分も受けたことはありますが、それが絵のうまさに繋がってはいませんね。

 

アルベド 「パイモンがこの絵を理想的だと思わないのなら、ボクが少し修正してあげよう。旅人、キミはどう思う?」

主人公 「お願いするよ。」

 

 というわけでアルベドがこの絵を修正してくれることに。頼むぞ~最低限この目は修正してほしいですね。後はだらしない腹を少しへこませてください。

 

↑目を瞑って描いているのを見ると、PS4のゲーム「Detoroit: Become Human」を思い出します。プレイしたことはないですけど。

 

 修正ってレベルじゃねえぞ!!!

 

 まっっったくの別物じゃねえか!キリストを描いた「この人を見よ」の修復じゃねえんだぞ!え、何だ?主人公の絵の上からこの絵を描いたわけか?いや、まあアルベドの絵自体は上手なのは分かるけどさあ、主人公の元絵をうまく活かして修正してほしかったです。あ、あと色も塗ってほしかったかな。

 

 このおしとやかなポーズを見てはじめはルノワール作の「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」をモデルにしたのかな?と思いましたが、後でモナリザと聞いて、「ああ確かに」となりましたね。顔の角度や手の置き方が完全にモナリザでした。

 

●「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」

 

パイモン 「完全に描き直されてる!こんなに美しいオイラ……

本当にオイラなのか……」

 

 ただ、パイモン本人は満足している様子。美しい自分の肖像画を見て、本当にこれが自分なのかと思わず口にしています。こういったセリフを聞くと、グノー作曲のオペラ「ファウスト」の「宝石の歌」を思い出します。そちらは宝石を身に着けた自分の姿を見て、思わず自分でないみたい!という感じなので少し状況は違いますが。

 

●"Ah! je ris de me voir si belle" 「宝石の歌」

 

 

 

 しかも、このアルベドが描いた絵は、調度品として塵歌壺に飾ることもできます。こういった限定イベントで入手できるアイテムっていいですね。家に飾っていると、いつでもこの時の記憶が蘇ります。

 

パイモン 「わぁ……ありがとう!アルベド!」

 

 いい笑顔だあ……。

 

アルベド 「ボクはただ些細な工夫をしたに過ぎない、礼なら旅人に言うといい。」

 

 ……些細?……礼なら旅人に……?

 

アルベド 「(確かに描き直したと言っても過言ではないが、うん。)」

 

 あっ、やっぱりアルベドも思うところがあるのですね。アルベド的にもパイモンが喜んでくれたからヨシ!ってところでしょうか。

 

パイモン 「見れば見るほど好きになるぜ……えへへ、やったぁ!これでオイラもついに自分の肖像画を手に入れたぞ!」

パイモン 「今度これを持って、みんなに自慢しよっと!」

主人公 「パイモンすごくうれしそう、ありがとう。」

 

 良かったなあ、パイモン。いいな~アルベドに描いてもらって。主人公の自画像も欲しいなあ……いや、別にいらないか、ただフィッシュルあたりの娘を描いた絵なら欲しいかも。

 

 

 

 絵も描き終えたところで、アルベドの拠点に戻る主人公たち。後でまたこのアルベドが描いたパイモンの絵をじっと見つめます。

 

 肖像画をよく観察する……

(これはとても芸術性の高い美しい絵だ。絵の中のパイモンは、優雅で気品があり、神秘的でロマンチックな微笑みを浮かべている。少し上がった口角には、上品な知性が秘められている。とても美しいが、もはやパイモンとは関係ないようだ……)

 

 つまり素晴らしい絵だけど、これはパイモンではないと。

 

 

 

 

 

 一夜をアルベドの拠点で過ごした一行。他の三人も無事に休憩できたようで、今度こそ下山を成功させたいものです。そんなこんなでムービーがスタート。

 

 「さっき拠点でまた鴉マークを投げたんだが、ハズレだったぜ。」

 

 「悪い運気を消耗したから、今日は無事に山を下りられるってことだね!」

 

↑アルベドの足元に石が転がり落ちてきました。何だか嫌な予感が……。

 

 (雪崩だ!)

 

 「逃げろ!」

 

↑真っ先にアンバーの腕をつかみ助け出すエウルア。

 

↑ただ、先頭を歩いていたベネットは雪崩に巻き込まれて落ちてしまいます!

 

↑落ちていくベネットを身を乗り出して助けようとするアルベド。

 

 このベネットを助けるために落ちていくアルベドのシーンは意外でした。もちろんアルベドは危険な状況に陥った時に仲間を助け出す人ではあると思いますが、自分の身を危険に晒してまで瞬時に体が動くようなイメージはありませんでした。もっとこう、錬金術でスマートにベネットを助けるのがアルベドらしいと思っていましたが、後々この救出方法にも意味があったことが明かされます。

 

 

 

 

 ベネットとアルベドが雪崩に巻き込まれる形で姿を消してしまいました。こちらも崖を下って二人を救出しましょう。

 

エウルア 「彼らの実力なら、命に危険はないはずよ。でも、もし石や氷雪にぶつかって、こんな寒い所で気絶してしまっていたら……」

 

 もちろんメタ的に考えて二人が死んでしまっているなんて全く思いませんが、あれほどの雪崩に巻き込まれたのに、エウルアが「命に危険はないはず」と言い切ってしまうのは、少し笑っちゃいます。

 

 捜索するとベネットは簡単に発見できました。とりあえず大怪我もないようですし、良かった良かった。

 

ベネット 「みんな……オレはここだ……」

 

 ただ、アルベドの姿が見えません。ベネットを助けるために落ちていったのだから、ベネットの近くにいると思ったのですが、どこに消えたのでしょう?

 

パイモン 「おかしいな、オイラたちもだ……いったいどこに行ったんだ……」

 

 手分けして探しても見つからなく、どうしようかと話しているときにようやくアルベドが向こうからやってきました!

 

アルベド 「……みんな。」

 

 第一印象:アレ~?こいつ偽物じゃね?

 

 何だか喋り方に愛想が無いのですよね。それに首元に菱形の傷もないですし。ただ、完全に偽物だっていう証拠もないので、気を付けながら共に下山するしかないか……?

 

エウルア 「やっとみんな揃ったわね。」

 

主人公 「(さっきのこと……本当に事故なのかな?)」

 

 どうやら主人公は何か別のことに気が付いた様子。さっきの雪崩が事故でないってことは……誰かが意図的に起こしたということか?まだ一波乱が起きそうで怖いですね。