2分で名曲シリーズ4回目!
前回の「ファウスト」に続いて、忙しい現代人に優しい2分で聴けちゃうオペラの名曲を紹介します。
今回紹介するのはコチラ!
「Finch'han dal vino」 (酒の歌)
↑歌うのはカルロス・アルバレス。タイトルロールであるドン・ジョバンニと同じくスペイン出身です。
お酒に関する曲はオペラには色々と種類がありますが、今回紹介するのはモーツァルト作曲のオペラ「ドン・ジョバンニ」の「酒の歌」です。
このオペラのタイトルにある「ドン・ジョバンニ」はスペインの好色な貴族の名前からとられています。女たらしといった意味で「ドン・ファン」という言葉を聞いたこともある人もいるでしょう。実はその言葉もこの「ドン・ジョバンニ」から来ています。「紀州のドン・ファン」と呼ばれる男性が死亡した際、日本でもかなりニュースとなりましたが、このネーミングの由来も同様ですね。
↑ロシアのバリトン歌手、ドミトリー・ホロストフスキーによる「酒の歌」。この動画には日本語訳があります。
この「酒の歌」は作中では、第一幕のドン・ジョバンニ主催のパーティーが始まる前に歌われます。好色なドン・ジョバンニは、このパーティーで更に女性を食い物にしようと企んでいますね。
ちなみにドン・ジョバンニによるアリアは3つほどあります。その中でもこの歌は最もテンポがよく、彼の女好きの本性がまざまざと表現されているので、彼の歌で一番好きですね。
↑前回ファウストの「金の子牛の歌」でも取り上げたオペラ歌手、ルッジェーロ・ライモンディによる歌唱。
↑ポーランド出身のマリウシュ・クヴィエチェンによる歌唱。ロンドンのコヴェント・ガーデンにあるロイヤル・オペラ・ハウスでの映像ですが、演出のプロジェクションマッピングも見どころです。
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