1.荒削りながらも魅力的な世界観
2025年12月。1ヶ月の延期を経てこのゲームがついに発売されました!
音楽が禁止された世界で犯罪を犯すゲームです!
……つまり、バンド組んで私たちの音楽をみんなに届けよう!って作品です。多分。
ジャンルとしては音ゲーなのですが、ストーリーのボリュームが結構あり、文章量も多いし、ちゃんとキャラクターがボイス付きで喋ってくれます!(全部英語だけどね!)
というわけで、早速ストーリーを彩る(いかれた)バンドメンバーを紹介するぜ!
↑左のピンク髪が主人公であるBeat(ビート)、ボーカル担当(20歳)。右のスカイブルーの小っちゃい子がQuaver(クエイバー)、ギター担当(5さ……12歳)です。
↑兄のTreble(トレブル)と妹のClef(クレフ)。それぞれキーボードとドラムを担当。この作品で初めて知りましたが、“Treble Clef”でト音記号って意味なのですね。
4人合わせて~……?
タ イ ト ル 回 収
この4人のバンドメンバーが国家権力とギッタンバッタン戦う物語となっています。
そして、物語の舞台は……どこなのでしょうね?何かモデルとなった国があるのかどうかもよく分かんない……。
ただ、街中には英語以外に日本語で書かれた看板も頻繁に目にしますし、タイトルロゴを見ても日本アニメのパロディがあったりと、開発陣が日本をリスペクトしていることが伺えます。
ストーリーではそんな街中を色々と散策することができます。これまた意外と広いマップが多く、話しかけれる人や調べられる物も豊富。
↑セリフには選択肢があるものや、制限時間が設けられているものも。
マップを散策して物語を進め、要所要所で音ゲーが挿入されるといったゲームデザインとなっています。音ゲーの途中に物語の展開に応じたアニメーションが挟まれることがありますが、それが上手なハーモニーを奏でているかというと……もっとうまくできるんじゃないかといった気持ちになりますね。アイデアに技術力が追い付いていないみたいな?
こんな場面でもリズムゲー要素入れる必要ある?逆にテンポを阻害しているのではないか?と感じることもありましたし、アニメーションと音ゲーの切り替わりがスムーズでなくて気持ちよくなれなかったりと残念なところも。
2.音ゲーとしては100点
ストーリーの演出面に関してはイマイチな部分もありますが、肝心の音ゲーはどうなのかというとこれはちゃんと面白い出来になっています!
↑基本的な音ゲー画面。上下二つのラインからノーツが流れてくるとてもシンプルなつくりになっています。
普段音ゲーをする機会は少ないので下手なことは言えませんが、大体がノーツが流れてきてタイミングよくボタンを押すといったゲーム性になっているのではないでしょうか?このUNBEATABLEもその例に漏れません。
上下二つのラインからノーツが流れてくるので、使用するボタンはたったの二つだけ。下のノーツはその場で、上のノーツはジャンプして攻撃するといったアクションを主人公であるビートがしてくれます。音ゲーをしているというよりかは、音楽に合わせて敵を倒すアクションゲームといった感覚のほうが近いかもしれません。個人的には新鮮なゲームプレイでしたね。
ストーリーモードの他に音ゲーを延々とプレイできるアーケードモードも搭載。細かく難易度設定もされてますし、曲数も十分あります。
ただ、不具合かバグか、はたまた仕様か。ここでたたき出したスコアがセーブされないことがあります。他にも不具合を言い出したらストーリーモードを含めかなりの量になると思われます。発売されてから10日間にアップデートが3回も行われているので、精力的にバグ解消に向けて努力はしているようです。早くここら辺の問題も無くなって欲しいですね。
3.UNBEATABLEの名曲紹介
音ゲーで重要なポイントといえば……?そうですね、使われている楽曲がどれほど良いかですよね!そこは安心してください!いい曲が揃っており、特にボーカル付きの音楽にハズレはありません!
ここからはそんなUNBEATABLEで使用される名曲を紹介します。
● MIRROR
↑UNBEATABLEのオリジナル曲の中ではこの「MIRROR」が一番好きですかね。歌詞が良く、特に1:32からの「Don't be scared of ~」が耳に残ります。
● EMPTY DIARY
↑この曲にはよりアップテンポにアレンジされたバージョンもあります。力を入れている曲ってことなのかな?
● WAITING
↑出だしの「da da da da da da da da da ~」が印象に残る一曲。紹介した曲の中では77万回と一番多く再生されてます。
UNBEATABLEオリジナルソングのクオリティもさることながら、アーケードモードには他作品の楽曲も収録されています。中には私の知っている曲も。
“Low”があるじゃないか!
知らない人がほとんどだと思うので軽く説明しますと、「Low」は私が以前にブログでも紹介したことのある「No Straight Roads」というリズムアクションゲームのエンディングテーマとして使用された曲です。名曲なのですが、ゲームプレイ中はそのエンディングの一度しか耳にしない曲だったので、今回改めてこの歌の良さを再認識しましたね。
● Low
↑やはり0:45からのサビ部分が最も好み。No Straight Roadsは2026年に続編が出るそうなので、新たな音楽にも期待したいですね。
↑Lowをプレイする時は背景もNo Straight RoadsのビニールシティになるのがGOOD。
↑これは死にゲーとして名高い「Celeste」というゲームの音楽ですね?こういう風に他の作品とのコラボ曲もあります。UNBEATABLEには通常版の他に「Breakout Edition」という数百円お高いバージョンがありますが、もしかしたら通常版にはこういった曲は収録されていないかもしれません。
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