(あらすじ)犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく刑務官南郷は
前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手がかりは死刑囚の脳裏に
蘇った『階段』の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。
2人は無実の男の命を救うことができるのか?
江戸川乱歩賞を満場一致で獲得した傑作です。 映画化もされたようですが、
識者さんたちの評価だと 『 原作を読むべき 』 ということで、読んでみましたが
久々に一気読みしたくらい、物語に引き込まれていました。。。
冒頭は死刑囚の心理描写というきわどい切り口から始まっていますが、
表現や言葉も噛み砕いているので、すんなりと読めてしまいます。
伯父が弁護士をしていた影響で、法曹界物の小説は大好きなのですが
今回は大当たりでした~。 本当に面白かったです。
『 本当の正義とは何か?』
『 死刑とは何か? 』 『 贖罪とは何か?』
という永遠に正解の出ないような重たいテーマを
幾多の謎を散りばめながら、まるで司法と言う名の冒険に出たゲームを見ているような
感覚にすらなってきます。
そして最後はどんでん返し~! 作者さんにやられたぁぁ、、、と思いました。
人によっては後味のいいラストではないかもしれませんが、
『 勧善懲悪 』 人間の私としては、 最高のラストでした。
今の政治の勉強にもなります! 是非読んでください!!
そして、稀代の問題作は、、、
この作品です。。。。。。。。。。
( 読んだ人にしか分からない感覚だと思います。 色々な意味で、、
とにかく、政治家さん! このままでいいのですか? と言いたくなる小説です )
『 国家の罠 』 の息抜きにこの初期の東野作品の
『 むかし僕が死んだ家 』 を読みました。
小学生より前の記憶を全く喪失している元恋人。
幻の家に潜入することによって記憶の断片がだんだんと蘇り、
バラバラだったパズルがくっついては離れ、くっついては離れ、、、、
物語としては思いもかけない日記を見つけたことから、ひたすら幻の家の
中で展開します。 東野さん作品にしては、論理や科学的ではないストーリー仕立てですが
絶頂期の赤川次郎作品のようで、、、、
題名とラストの仕掛けに一本獲られましたね~
難しい本を読んだ後の中和剤にはもってこいの作品です(^O^)
皆様も 『 おっ、コレ面白そう! 』 と思ったら是非どうぞ。
オカルト物に弱い方は最後にご紹介した 『 むかし僕が死んだ家 』
なんかはジメジメした暑い夏の夜の体を冷やしてくれるかもしれません、、、、、