今、マイブーム(この言葉も最近あまり聞かないなあ…)になっているお気に入りのCMが、サントリーBOSSの「竹田城」篇(このサブタイトルで正しいかどうかは定かでない)である。
おなじみ宇宙人ジョーンズのシリーズで、今回は天空の城として有名な竹田城跡の案内人となって登場する。旅人にタモリ、女性カメラマン(?)として満島ひかりが共演している。
宇宙人ジョーンズに案内されて竹田城跡を臨む山頂を訪れたタモリは、そこで美しい女性と会う。そして、宇宙人ジョーンズは二人を雲海の上に招き入れる。と、あたかもタイムトリップしたかのように宇宙人ジョーンズと女性が武者姿に変身したりして…。雲海の上からの絶景を眺めながら三人揃ってBOSSを飲み、最後にタモリが女性に対して「またお会いできますか?」と聞いた途端に間髪入れず宇宙人ジョーンズが「スケジュール、パンパンです!」「…あんたじゃないんだけど」苦笑いのタモリ。END…
私はこのCMを初めて見た時、思わず声を出して笑ってしまった。この「スケジュール、パンパンです!」というセリフが最高なのである。感情を面に出さない全くの無表情で、しかも「スケジュールが詰まってます」とか「スケジュールが一杯です」ならまだしも、「パンパンです!」とは何たる言い草か。大笑いである。また、タモリのセリフを受けて間髪入れず発するタイミングの心地よさ。その時の満島ひかりのちょっと戸惑ったような微笑みもカワイイ。
う~ん、やっぱ宇宙人ジョーンズシリーズは最高だなあ。
以前、この宇宙人ジョーンズを主役にして映画ができんもんか、と書いた覚えがあるが、ますますその気になってきた。誰か作ってくれないかなあ。もちろんコメディなんだが決してフザケてはならない。大真面目でいてなんか変、てなチョーシでお願いしたいもんである。
では、今回はこの辺で…。(^^)v
ちょうど一ヶ月前の話で失礼します。f(^_^;)
年末(2015年12月31日)、実家に帰って特にやることもなくボーッとテレビを見ていたら、なんと「メリー・ポピンズ」をやっているではないか。ちょうどメリー・ポピンズがバンクス家にやって来て子供部屋の掃除ゲームをするところ、「お砂糖ひとさじで」というナンバーが始まったところだった。
新聞を見てみるとBSプレミアムで「33時間連続年越し映画マラソン」とある。ああ、そういえば年末年始の番組を録画予約しようとした時に、そんなのがあるのを見たように思う。ははあ、これがそうか。
「メリー・ポピンズ」は大好きな作品で何度も見ているが、どうせヒマしてるので見ることにしたものの、一つ問題があって、実家でテレビを見ていると、親父やおふくろが入れ代わり立ち代わりやって来ては、なんじゃかんじゃと喋るもんだから、映画に集中できなくてかなわんのだが…。とか何とか言いながら、一応、ラストまでキッチリと鑑賞することができた。う~ん、やっぱり「メリー・ポピンズ」は良い映画だなあ…。(^_^)v
余談になるが、「メリー・ポピンズ」の製作中に原作者トラヴァース女史とディズニーの間でひと悶着あったという。トラヴァース女史はディズニーに映画化権を売ったことを一生悔やんでいた、などという極端な記述を目にして驚いたが、その辺りのウラ話を映画化した「ウォルト・ディズニーの約束」(2013)を観ると、トラヴァース女史がディズニーお得意のアニメを入れることや、楽天的な描き方に拒否感を持っており、結果的に自分の意に反した作品に仕上がったことを嘆いていたのは確かである。しかし、ラストの試写会でトラヴァース女史が涙を流したのは、その嘆きからだけではなかった、というのが「ウォルト・ディズニーの約束」の解釈だと思うのだが、私としてはこっちを支持したい。う~ん、それにしても、全く違った「メリー・ポピンズ」が出来上がっていた可能性もあるワケで、いや~、なんか変な気分である。
続いて始まったのは「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」である。人気TVシリーズの完結編にあたる作品だ。TVシリーズは見てなかったが、ベートーヴェンの交響曲第7番 第1楽章 第1主題が主題曲になっているなど、何かと話題になっていたので映画版の「最終楽章 前後編」は観に行ってみた。漫画が原作なので、それこそ極端にマンガチックな表現や誇張された演技が満載で、おおッ、とのけぞってしまうこともあったが、まあ、なかなか楽しめたと思う。今回、2作品続けて見たわけだが、やっぱ、既に記憶が曖昧なところも多かった。そういえば、この「最終楽章」2作品の公開前に、TVスペシャルがあったような気がするのだが、石井正則が曲に合わせて飛び跳ねながら楽しそうに指揮するシーンは、それで見たんだっけ? アレはなかなか楽しげで良かったなあ…。
「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」が終わったのは午後6時45分である。「メリー・ポピンズ」をやっているのに気づいたのが、午後1時頃だったから、かれこれ6時間ほど続けて映画を見ていたことになる。この後は、「ジュラシック・パーク」3部作だそうだ。うわ、これは一応見ておかななるまいて。これまでは、いつも両親が使っている居間で見ていたため、先にも書いた通り様々な騒音に悩ませられながらの鑑賞であったが、これ以降は、帰省時に寝室として決められた部屋で誰にも邪魔されず見るぞ、とコーヒーを入れたりして準備万端整えた。ただ、この部屋のTVモニターは20インチ程度と小さいのが玉にキズなのである。しかし、そんな贅沢を言っている場合ではない。そうこうしてるうちに「ジュラシック・パーク」が始まった。
今年(…というか去年? 要するに2015年)は「ジュラシック・パーク」シリーズ3部作の続編「ジュラシック・ワールド」(2015)が公開され、日本でも大ヒットした。ところが、学生時代の友人と話していて「ジュラシック・ワールド」の話題になり、私が「アレ、面白かったよなあ」と言ったら意外そうな顔をされてしまい、あ、やべェ、と、それ以上話を突っ込まなかったので、一体どこが良くなかったのか聞きそびれてしまった。実はそれ以来、モンモンとした生活を送っている始末である。まあ、受取り方は人それぞれだろうとは思うが、件の友人は映画に関してかなり的確な批評をする人物なので、やっぱり、私の感覚がズレているんだろうか…。
そんなことよりも「年越し映画マラソン」の「ジュラシック・パーク」である。しかし、コレ、もう20年も前の作品になるんだなあ。ほえ~、まだまだ最近の作品だと思っていたが、時が経つのは本当に早い。あっという間である。確かに、CGの恐竜(生き物)を採用した最初期の作品ではあるが、そのクオリティの高さは20年経った現在も色褪せることはない。しかも、監督は、あのッ、スティーヴン・スピルバーグである。もともと見世物的な脅かしの描写には定評のある職人監督…だと私は思っているが、冒頭のラプトルを檻に追い込むシーンで、檻の中に引っ張り込まれる作業員が檻の隙間に沿って上下に振られるところは、「ジョーズ」の冒頭で海中からの何らかの力で振り回される女性を思わせて、おおッ、と目を見張ってしまう。また、中盤のティラノサウルス(T・レックス)の襲撃シーンのド迫力は、もう、天下一品! そのすぐ後の木の上から車がズリズリと落下してくる様は、まるで車が人間に襲いかかってくるかのように見える秀逸な描写だ。ここのオチもふるっていて、バタンと逆さまに倒れた車の中に入り込んだ少年が、「また、車の中に逆戻りだ」とつぶやくセリフが笑わせてくれる。そして、ラストのラプトルvs人間と、ラプトルに追い詰められて絶体絶命のピンチに乱入してくるティラノサウルス…。最後には、咆哮するティラノサウルスの前に横断幕がヒラヒラと落ちてきて、まるで歌舞伎役者が見得を切ったかのような決めポーズ(こんなこと考えるのは私だけかもネ)、というなんとも笑えるカットで締めくくられる。いやー、楽しいなあ。最高だなあ。(^_^)v
さあ、「ジュラシック・パーク」が終わった。次の「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」が始まるまでに時間が少ししかない。トイレにも行っとかなくてはならんし、煙草も吸いたい。コーヒーのお替りも欲しいし…。うわーッ、もうちょっと余裕を持ったプログラムにしてくれんかなー、などとぼやきながら部屋に戻った途端に「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」が始まった。
「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」の舞台は、極秘で遺伝子工学の研究が行われていた「サイトB」と呼ばれる孤島である。1997年当時、封切られた本作を観ていた私は、てっきり、この「サイトB」だけで話が完結するんだろうと思っていた。しかし、そうは問屋が卸さない。さすがスピルバーグである。ま、スピルバーグのアイデアということではないだろうけど…。舞台はサンディエゴに移り、そこでティラノサウルスが大暴れするのである。うほー、か、怪獣映画だぁ。逃げ惑う人々の中に変な日本語を叫ぶサラリーマンらしきおっさんが登場するのはご愛嬌だが、ここでもスピルバーグは象徴的なカットを見せてくれる。夜のサンディエゴの街並をバックに手前でティラノサウルスが咆哮する…。何なんだろうなあ。あーゆー決めポーズのアングル、スピルバーグはお気に入りなんだろうか? いや、私は大のお気に入りなんだけどネ。σ(^_^;)
あー、面白かった。あ、もう午後11時をまわっている。あと1時間足らずで新しい年が明けてしまうではないか。次は「ジュラシック・パークⅢ」だが、映画の途中で新年を迎えるとは…、なんか味気ないような気もするが、まあ仕方がない。もう一杯、コーヒーを飲もう。タバコも吸ってと…。
「ジュラシック・パークⅢ」は久しぶりである。本作には更に凶暴な恐竜、スピノサウルスが登場する。しかし、スピノサウルスは、実際にはおとなしい恐竜だった、という説もあり、一体どっちなんだ、と問い詰めたくなるが、まあ、そんなのは大した問題ではない。コイツの設定で面白かったのは、ディズニーアニメ「ピーターパン」でフック船長をつけ狙うワニみたいなところである。このワニ、フック船長の左手と一緒に懐中時計も食ってしまったために、「カチコチ」と時計の刻む音とともにやってくるという特徴を持っている。スピノサウルスは、衛星電話端末を食ったために、その「ピロピロ」という呼び出しサウンドとともに接近してくるのである。うはは、楽しいなあ。
そんなこんな(…どんな?)で「ジュラシック・パークⅢ」が終わったのは、テッペン(とある業界用語で夜中の0時のことを指す)を30分ほど過ぎていた。あー、もう、2016年が明けてしまったんだなあ。昨日の午後1時頃から見始めて11時間半、まさに年越し映画を体験したことになる。
さて、ということで、そろそろ寝るか…、と思ったのだが、次に控えている映画は「ベン・ハー」ということで、こ、これはまた、BSプレミアムも真夜中にスゴいヤツを持ってきたもんである。「ベン・ハー」といえば、アカデミー賞11部門受賞の傑作、しかも、休憩(インターミッション)を挟んで4時間近くもある超大作である。コレ見始めたら終わるのは午前4時半、もう、ほとんど夜明けだ。やっぱり、寝るか。…いやいや、「ベン・ハー」もテレビで見るのは久しぶりだし一応…。などと迷ったが、布団にもぐり込んで見ることにして、途中で寝ちまったらそれはそれでいいか、ということに決めた。
今回の「ベン・ハー」は字幕版で、テレビでお馴染み納谷悟朗さんによる吹替版ではなかった。あ、そうか、吹替版は民放が権利持ってるので、NHKは使えなかった、ということか?
「ベン・ハー」は、学生時代にリバイバル公開を観に行き、その壮大さにド肝を抜かれた作品である。ウワサには聞いていたが、特に戦車レースの臨場感、緊迫感には身動きもできないほどのショックを受けた。それ以来、テレビで何度か見たり、LD(レーザーディスク)で見たりしたが、やっぱり、劇場の大画面での迫力は全く次元の違うものがある。「ベン・ハー」をストーリーの定説、起承転結に当てはめてみると、起が冒頭からベン・ハーとメッサラの友情に亀裂が入り無実の罪で捕えられるまで、承はベン・ハーが奴隷(途中、キリストに水をもらうシーンがある)としてガレー船に送られ壮絶な海戦の中で司令官を助け、転では助けた司令官の養子となって故郷に戻りメッサラと雌雄を決する戦車レースで見事勝利する。そして、結は母親と妹の不治の病とキリストの奇跡という感動エピソードで幕を閉じる…という感じ。はっきり言ってストーリーは極めてシンプルで分かりやすい。巨匠ウィリアム・ワイラー監督は、これを真正面から正攻法の演出でグイグイ攻めるたてる。ただ、海戦シーンだけはミニチュアを使い、他と比べるとちょっと見劣りするのが残念だが、とにかく、4時間、真の映画を満喫できること請け合いである。
…と結局、最後まで来ちゃったか。いかん、布団にもぐり込んで横になって見るのが、こんなに疲れるとは思わなかった。ああ、もう午前4時半だ。よしッ、寝よう!
こうして、私の「33時間連続年越し映画マラソン」は、約16時間、都合7作品を見たところで終了した。翌日、起きてから続けることも可能だったが、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」の4DX版を観に行ったりしたもんで残念ながら続けることはできなかった。
しかし、この「33時間連続年越し映画マラソン」、録画しないで全部を見続けた人は存在するんだろうか? 気になるところである。まあ、どんな映画をやるか、にもよると思うが、次の機会があったら、今度は是非とも全時間制覇を目指そう、…と思ったりしているのだが、たぶん、しんどくって途中で断念してしまうんだろうなあ…。σ(^_^;)
http://www.nhk.or.jp/bs-blog/sp/200/230745.html
年末(2015年12月31日)、実家に帰って特にやることもなくボーッとテレビを見ていたら、なんと「メリー・ポピンズ」をやっているではないか。ちょうどメリー・ポピンズがバンクス家にやって来て子供部屋の掃除ゲームをするところ、「お砂糖ひとさじで」というナンバーが始まったところだった。
新聞を見てみるとBSプレミアムで「33時間連続年越し映画マラソン」とある。ああ、そういえば年末年始の番組を録画予約しようとした時に、そんなのがあるのを見たように思う。ははあ、これがそうか。
「メリー・ポピンズ」は大好きな作品で何度も見ているが、どうせヒマしてるので見ることにしたものの、一つ問題があって、実家でテレビを見ていると、親父やおふくろが入れ代わり立ち代わりやって来ては、なんじゃかんじゃと喋るもんだから、映画に集中できなくてかなわんのだが…。とか何とか言いながら、一応、ラストまでキッチリと鑑賞することができた。う~ん、やっぱり「メリー・ポピンズ」は良い映画だなあ…。(^_^)v
余談になるが、「メリー・ポピンズ」の製作中に原作者トラヴァース女史とディズニーの間でひと悶着あったという。トラヴァース女史はディズニーに映画化権を売ったことを一生悔やんでいた、などという極端な記述を目にして驚いたが、その辺りのウラ話を映画化した「ウォルト・ディズニーの約束」(2013)を観ると、トラヴァース女史がディズニーお得意のアニメを入れることや、楽天的な描き方に拒否感を持っており、結果的に自分の意に反した作品に仕上がったことを嘆いていたのは確かである。しかし、ラストの試写会でトラヴァース女史が涙を流したのは、その嘆きからだけではなかった、というのが「ウォルト・ディズニーの約束」の解釈だと思うのだが、私としてはこっちを支持したい。う~ん、それにしても、全く違った「メリー・ポピンズ」が出来上がっていた可能性もあるワケで、いや~、なんか変な気分である。
続いて始まったのは「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」である。人気TVシリーズの完結編にあたる作品だ。TVシリーズは見てなかったが、ベートーヴェンの交響曲第7番 第1楽章 第1主題が主題曲になっているなど、何かと話題になっていたので映画版の「最終楽章 前後編」は観に行ってみた。漫画が原作なので、それこそ極端にマンガチックな表現や誇張された演技が満載で、おおッ、とのけぞってしまうこともあったが、まあ、なかなか楽しめたと思う。今回、2作品続けて見たわけだが、やっぱ、既に記憶が曖昧なところも多かった。そういえば、この「最終楽章」2作品の公開前に、TVスペシャルがあったような気がするのだが、石井正則が曲に合わせて飛び跳ねながら楽しそうに指揮するシーンは、それで見たんだっけ? アレはなかなか楽しげで良かったなあ…。
「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」が終わったのは午後6時45分である。「メリー・ポピンズ」をやっているのに気づいたのが、午後1時頃だったから、かれこれ6時間ほど続けて映画を見ていたことになる。この後は、「ジュラシック・パーク」3部作だそうだ。うわ、これは一応見ておかななるまいて。これまでは、いつも両親が使っている居間で見ていたため、先にも書いた通り様々な騒音に悩ませられながらの鑑賞であったが、これ以降は、帰省時に寝室として決められた部屋で誰にも邪魔されず見るぞ、とコーヒーを入れたりして準備万端整えた。ただ、この部屋のTVモニターは20インチ程度と小さいのが玉にキズなのである。しかし、そんな贅沢を言っている場合ではない。そうこうしてるうちに「ジュラシック・パーク」が始まった。
今年(…というか去年? 要するに2015年)は「ジュラシック・パーク」シリーズ3部作の続編「ジュラシック・ワールド」(2015)が公開され、日本でも大ヒットした。ところが、学生時代の友人と話していて「ジュラシック・ワールド」の話題になり、私が「アレ、面白かったよなあ」と言ったら意外そうな顔をされてしまい、あ、やべェ、と、それ以上話を突っ込まなかったので、一体どこが良くなかったのか聞きそびれてしまった。実はそれ以来、モンモンとした生活を送っている始末である。まあ、受取り方は人それぞれだろうとは思うが、件の友人は映画に関してかなり的確な批評をする人物なので、やっぱり、私の感覚がズレているんだろうか…。
そんなことよりも「年越し映画マラソン」の「ジュラシック・パーク」である。しかし、コレ、もう20年も前の作品になるんだなあ。ほえ~、まだまだ最近の作品だと思っていたが、時が経つのは本当に早い。あっという間である。確かに、CGの恐竜(生き物)を採用した最初期の作品ではあるが、そのクオリティの高さは20年経った現在も色褪せることはない。しかも、監督は、あのッ、スティーヴン・スピルバーグである。もともと見世物的な脅かしの描写には定評のある職人監督…だと私は思っているが、冒頭のラプトルを檻に追い込むシーンで、檻の中に引っ張り込まれる作業員が檻の隙間に沿って上下に振られるところは、「ジョーズ」の冒頭で海中からの何らかの力で振り回される女性を思わせて、おおッ、と目を見張ってしまう。また、中盤のティラノサウルス(T・レックス)の襲撃シーンのド迫力は、もう、天下一品! そのすぐ後の木の上から車がズリズリと落下してくる様は、まるで車が人間に襲いかかってくるかのように見える秀逸な描写だ。ここのオチもふるっていて、バタンと逆さまに倒れた車の中に入り込んだ少年が、「また、車の中に逆戻りだ」とつぶやくセリフが笑わせてくれる。そして、ラストのラプトルvs人間と、ラプトルに追い詰められて絶体絶命のピンチに乱入してくるティラノサウルス…。最後には、咆哮するティラノサウルスの前に横断幕がヒラヒラと落ちてきて、まるで歌舞伎役者が見得を切ったかのような決めポーズ(こんなこと考えるのは私だけかもネ)、というなんとも笑えるカットで締めくくられる。いやー、楽しいなあ。最高だなあ。(^_^)v
さあ、「ジュラシック・パーク」が終わった。次の「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」が始まるまでに時間が少ししかない。トイレにも行っとかなくてはならんし、煙草も吸いたい。コーヒーのお替りも欲しいし…。うわーッ、もうちょっと余裕を持ったプログラムにしてくれんかなー、などとぼやきながら部屋に戻った途端に「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」が始まった。
「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」の舞台は、極秘で遺伝子工学の研究が行われていた「サイトB」と呼ばれる孤島である。1997年当時、封切られた本作を観ていた私は、てっきり、この「サイトB」だけで話が完結するんだろうと思っていた。しかし、そうは問屋が卸さない。さすがスピルバーグである。ま、スピルバーグのアイデアということではないだろうけど…。舞台はサンディエゴに移り、そこでティラノサウルスが大暴れするのである。うほー、か、怪獣映画だぁ。逃げ惑う人々の中に変な日本語を叫ぶサラリーマンらしきおっさんが登場するのはご愛嬌だが、ここでもスピルバーグは象徴的なカットを見せてくれる。夜のサンディエゴの街並をバックに手前でティラノサウルスが咆哮する…。何なんだろうなあ。あーゆー決めポーズのアングル、スピルバーグはお気に入りなんだろうか? いや、私は大のお気に入りなんだけどネ。σ(^_^;)
あー、面白かった。あ、もう午後11時をまわっている。あと1時間足らずで新しい年が明けてしまうではないか。次は「ジュラシック・パークⅢ」だが、映画の途中で新年を迎えるとは…、なんか味気ないような気もするが、まあ仕方がない。もう一杯、コーヒーを飲もう。タバコも吸ってと…。
「ジュラシック・パークⅢ」は久しぶりである。本作には更に凶暴な恐竜、スピノサウルスが登場する。しかし、スピノサウルスは、実際にはおとなしい恐竜だった、という説もあり、一体どっちなんだ、と問い詰めたくなるが、まあ、そんなのは大した問題ではない。コイツの設定で面白かったのは、ディズニーアニメ「ピーターパン」でフック船長をつけ狙うワニみたいなところである。このワニ、フック船長の左手と一緒に懐中時計も食ってしまったために、「カチコチ」と時計の刻む音とともにやってくるという特徴を持っている。スピノサウルスは、衛星電話端末を食ったために、その「ピロピロ」という呼び出しサウンドとともに接近してくるのである。うはは、楽しいなあ。
そんなこんな(…どんな?)で「ジュラシック・パークⅢ」が終わったのは、テッペン(とある業界用語で夜中の0時のことを指す)を30分ほど過ぎていた。あー、もう、2016年が明けてしまったんだなあ。昨日の午後1時頃から見始めて11時間半、まさに年越し映画を体験したことになる。
さて、ということで、そろそろ寝るか…、と思ったのだが、次に控えている映画は「ベン・ハー」ということで、こ、これはまた、BSプレミアムも真夜中にスゴいヤツを持ってきたもんである。「ベン・ハー」といえば、アカデミー賞11部門受賞の傑作、しかも、休憩(インターミッション)を挟んで4時間近くもある超大作である。コレ見始めたら終わるのは午前4時半、もう、ほとんど夜明けだ。やっぱり、寝るか。…いやいや、「ベン・ハー」もテレビで見るのは久しぶりだし一応…。などと迷ったが、布団にもぐり込んで見ることにして、途中で寝ちまったらそれはそれでいいか、ということに決めた。
今回の「ベン・ハー」は字幕版で、テレビでお馴染み納谷悟朗さんによる吹替版ではなかった。あ、そうか、吹替版は民放が権利持ってるので、NHKは使えなかった、ということか?
「ベン・ハー」は、学生時代にリバイバル公開を観に行き、その壮大さにド肝を抜かれた作品である。ウワサには聞いていたが、特に戦車レースの臨場感、緊迫感には身動きもできないほどのショックを受けた。それ以来、テレビで何度か見たり、LD(レーザーディスク)で見たりしたが、やっぱり、劇場の大画面での迫力は全く次元の違うものがある。「ベン・ハー」をストーリーの定説、起承転結に当てはめてみると、起が冒頭からベン・ハーとメッサラの友情に亀裂が入り無実の罪で捕えられるまで、承はベン・ハーが奴隷(途中、キリストに水をもらうシーンがある)としてガレー船に送られ壮絶な海戦の中で司令官を助け、転では助けた司令官の養子となって故郷に戻りメッサラと雌雄を決する戦車レースで見事勝利する。そして、結は母親と妹の不治の病とキリストの奇跡という感動エピソードで幕を閉じる…という感じ。はっきり言ってストーリーは極めてシンプルで分かりやすい。巨匠ウィリアム・ワイラー監督は、これを真正面から正攻法の演出でグイグイ攻めるたてる。ただ、海戦シーンだけはミニチュアを使い、他と比べるとちょっと見劣りするのが残念だが、とにかく、4時間、真の映画を満喫できること請け合いである。
…と結局、最後まで来ちゃったか。いかん、布団にもぐり込んで横になって見るのが、こんなに疲れるとは思わなかった。ああ、もう午前4時半だ。よしッ、寝よう!
こうして、私の「33時間連続年越し映画マラソン」は、約16時間、都合7作品を見たところで終了した。翌日、起きてから続けることも可能だったが、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」の4DX版を観に行ったりしたもんで残念ながら続けることはできなかった。
しかし、この「33時間連続年越し映画マラソン」、録画しないで全部を見続けた人は存在するんだろうか? 気になるところである。まあ、どんな映画をやるか、にもよると思うが、次の機会があったら、今度は是非とも全時間制覇を目指そう、…と思ったりしているのだが、たぶん、しんどくって途中で断念してしまうんだろうなあ…。σ(^_^;)
http://www.nhk.or.jp/bs-blog/sp/200/230745.html
