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コログ 薄学事典

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2016年のアメコミヒーロー映画は、3月、DCコミック原作の「バットマンvsスーパーマン」で始まった。そして、ゴールデンウィーク(…どうでもいいことだが、ゴールデンウィークという名称はNHKニュースでは使わず「大型連休」と言う、と聞いたような気がする。ホント、どうでもいいことである…)には、MARVELコミックスの「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」が公開された。

予告篇では、アイアンマンとキャプテン・アメリカが仲違いしていて、なんとなく「バットマンvsスーパーマン」みたいだなあ、やっぱり、同じような設定は時期が重なるんだろうか、…などと思いながら観に行った。

映画はアベンジャーズの活躍シーンで始まる。おーおー、ヒーローの見本市みたいやなー、などと不届きな考えがアタマをかすめながらも、いやッ、なかなか楽しい。しかし、正義のためにテロリスト(…だったと思う)と戦ったにもかかわらず、一般市民を巻き添えにしてしまったため、その活動を国連によって制限されるハメとなり、それが原因でキャプテン・アメリカ(否定派)とアイアンマン(肯定派)の仲違いを生み、アベンジャーズは真っ二つに割れることになるのである。どうも、この、ヒーローの功罪というヤツ、「バットマンvsスーパーマン」でも出てきたが、こんなことを気にしていたらヒーロー活動なんて現実的にはできなくなってしまうだろう。こんなめんどくさいことで悩まなければならない世の中自体に嫌気がさす。もっとおおらかな気持ちでいられたら、どんなに楽なことか。でも、確かに犠牲者の遺族にしてみれば、とてもそんな気持ちになれないだろうし、それを利用して世の中を混乱に至らしめる悪いヤツらも出てきたりなんかするワケである。また、今回は、キャプテン・アメリカの友人であるウィンター・ソルジャーを陥れようとする計画もあったりするもんだから、もう、ややこしいことこの上ない。しかし、ストーリーはよく練られていて、非常に楽しめる作品だ。ただ、アイアンマンの父と母の死にあの人物が絡んでいた、とかは、どうも、あまりにご都合主義的な感じもするが…。

それはさておき、この作品で私が大いに喜んだ部分は、中盤のアベンジャーズが二手に分かれて仲間割れ大ゲンカをするシーンである。このシーン、一つの見せ場なのだが、何となく両者ともケンカを楽しんでいるかのように感じたのは私だけだろうか。

ここに新たなメンバーが参戦しているのだが、コイツらが楽しいのである。まず、アントマン。単独デビューした時から、年齢的にもちょっとオジサンの部類に入るし、ど素人的なニオイをプンプン発散している型破りヒーローだったが、そのちっちゃい体で相手を翻弄する楽しさはオリジナルのまんま。うーん、イイなあ。ところが、このシーンの終盤になって、とんでもない事態が発生する。あのアントマンが突如□□化したのである。うわ、な、なんやこれ! こんな裏技があったのか? …とア然とすると同時に例えようもなく嬉しくなって心の中でバンザイをした。スゴい! スゴいぞ、アントマン。この□□アントマン、原作にもあるんだろうか? いやー、これでアントマンの今後の活躍シーンがまたまた広がった。□□モンスターが襲って来ても何ら心配がないのである。うー、コイツは化けるでェ。

※上記の□□に漢字を入れて文章を完成しなさい。

さて、もう一人の新メンバーだが、まず、スタークがスカウトに出向いた場面で、んん?コイツはもしかして…と思ったら、案の定、あのッ、超有名人気ヒーローなのであった。…ちょ、ちょっと待て。“彼”は、もう何度か映画化されてるし、他のキャラに比べて知名度はかなり高い。それにしてはキャラ設定が軽薄な感じがしないでもない…。ま、それは置いといて、これまでの作品は、確か全てコロムビア映画の製作・配給だったと思う。ディズニー配給の作品で大丈夫なのか? 原作はMARVELなんだから文句のつけようもないかもしれないが、いらぬ心配をしてしまう。しかもである。本作のエンドクレジットの後で、ご丁寧にも“彼”の復活を高らかに宣言しているではないか。ははあ、新シリーズが企画されているとのウワサは聞いていたが、今度はディズニーがやるということで話がついた、ということなんだろう。さっきもちょっと書いたが、本作に登場する“彼”は、極めてあっけらかんとした性格に描かれている。うん、うん、イイぞ。新シリーズは是非とも軽妙なテンポのアクション活劇に仕上げてほしいものだ。

※上記の“彼”にあたる人物を以下の3つのなかから選びなさい。
1.スッパマン
2.スパイダーマン
3.スペクトルマン

…とかなんとか言ってるうちに、もう5月も終わってしまう。ヤ、ヤバイッ! こんだけの文章書くのに一ヶ月もかかっちまった。明日には「デッド・プール」も始まってしまうではないか。

…てなところで、次は「デッド・プール」を鑑賞したところで、またまた一ヶ月…なんてことにならないように頑張ろー! うわぁ~~~い! \(^o^)/
約半年ぶりに待望のアメコミヒーロー映画「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」が公開された。今回はDCコミックの2大ヒーローの競演とあって自ずとボルテージが上がりまくった…かというと、実のところ、予告篇で見た悪のスーパーマンが何となくしっくりこず、加えて、どうも相当に深刻なストーリー展開が予想されたため、ノーテンキ好きの私としては多少の不安感を抱きつつ恐る恐る観に行った。

出だしはバットマン=ブルース・ウェインの不幸な生い立ち…ああ、やっぱ、これが来たか。そして、正義の味方スーパーマンの活躍の裏側に潜む功罪…。うう、予想通りである。息苦しいなあ。悩めるヒーローは嫌いだ。…とか、勝手な愚痴をこぼしながらも、その圧倒的なリアル感、スケール感には舌を巻く。

ここで、レックスというひ弱そうな若者が登場。んん? レックス? レックス・ルーサーか? レックス・ルーサーといえば、スーパーマンの敵役である。クリストファー・リーヴ版「スーパーマン」では、大御所ジーン・ハックマンがコミカルに演じていた。んー、なんか線が細いような…。大体、DCコミックのサブキャラには、突拍子もない大物が当てられる場合が多い。スーパーマンの父ちゃんはマーロン・ブランドだったし、今回は出てこなかったが「マン・オブ・スティール」ではラッセル・クロウがやっている。また、バットマンのジョーカーを今は亡きヒース・レジャーが演じて強烈なインパクトを与えたのは記憶に新しいが、ティム・バートン版では、なんと名優ジャック・ニコルソンが嬉々として演じていた。そう考えると、今回のジェシー・アイゼンバーグは明らかにひとランク下である…って、なんて失礼なヤツだ。あッ、ジェシー・アイゼンバーグって「ソーシャル・ネットワーク」でマーク・ザッカーバーグをやったのか。あれはなかなか良かったけどなー。

いわれのない難癖をつけられたジェシー・アイゼンバーグだが、ところがどっこい、このレックス・ルーサーがなかなか良かった。ずる賢い陰謀でスーパーマンとバットマンを翻弄し、対立へと導いていくのである。うー、悪いやっちゃ。

そして、ドラマは佳境へ…。

それまで善悪の判別がつかずヤキモキしたり、シリアスな展開に息苦しさを感じたりしていた私だが、後半からクライマックスにかけてのそれまで溜まりに溜まった鬱憤を大解放するかのようなストーリー展開に目が離せなくなってしまう。2大ヒーローの対決シーンはバットマンのわからず屋ぶりに「エエ加減にせェよッ!」と思いながらも凄まじい映像の迫力に圧倒された。しかし、本当のクライマックスはまだまだ訪れていなかったのである。

ここからは私自身のモノローグ実況でお送りしよう。

全く…、世紀のヒーロー同士がいがみ合ってはイカンぞ。そんなことで世界の平和は一体誰が守るんだ。…そおそお、真の敵は別のところにいるんだから…、力を合わせて撃退せよ! …お? おお、おおおお~ッ? な、なんかスゴいヤツが出てきやがった。つ、強ェ~~ッ! やややッ、今度は女戦士だ。ああ、これがウワサの○○○○ウーマンですな。う、うわッ、この人強いじゃないか。スゴい、スゴい。スーパーマン顔負けの超人である。かっちょイイ! こう考えると、バットマンは普通の人がバットスーツを着ただけだからハンディがあるよな。でも、最新メカと頭脳プレイで頑張ってほしい。それにしても、この、クリプトン印のバケモン(実は皆さんよくご存知の野郎なんだけどネ…)の強いのなんの…、スーパーマンもタジタジである。…おお? こ、今度こそやっつけたか? …え? 動いてる? まだ生きてんの? わわッ、なんかもっと強くなったみたいな感じ…。エネルギー吸って強大になってるって…よくある設定だけど、こりゃあ、何とかせんと地球が滅亡する。スぅーパぁーマぁ~ン、戻って来ぉーい! あ、ロイス・レインが何かに気づいて行動を起こしたゾ。そうだッ、やっつけるにはアレが必要なのだ。そう、さっきアンタが水の中に捨てたアレだよ。…あ、ああッ! 危ない! 急げッ、スーパーマンッ! ロイス・レインが危ないぞォー。…ああ、間に合った~。よしッ、それだ、それそれッ、それを使うんだ。さあ、3人のヒーロー…あ、一人はヒロインか、でも、あの強さはヒロインというよりも女ヒーローだ。ま、どっちゃでもいいが、とにかく力を合わせて最後の突撃だッ。いっけェ~~~ッ、そこだぁーッ! うわー、痛ェー(…やかましくてかなわんなあ…もっとも、これは心の中の声であって、劇場内で大騒ぎしてるワケではないのでその点ご了承願いたい)! 最後はスーパーマンだ。やったぁー! …あ、やられた? 最後の力を振り絞ってトドメを…。うおおおおーーーッ! ……あー、疲れた…。闘いは終わった。レックス・ルーサーの野望は潰えたのである。…しかし、しかし、このまま終わっちまって良いのだろうか? このままでは…。いやいや、そんなはずはない。…お? なんか意味深なカットだな。…お、おおお、おおおおお~~(プツッと暗転してエンドクレジットが始まる…)

いやー、これは面白かった。特に後半の盛り上がりは最高である。なるたけネタバレにならないように書いたつもりだが、ある程度予想できてしまうかもしれない。逆にグッチャグチャな支離滅裂文に頭が痛くなった人もいるかもしれない。どっちもゴメンナサイ。m(_ _;)m

でもネ、この作品はネタがバレバレでも絶対に面白いこと請け合いである。リアルな映像表現に壮絶なアクション。そして、溜まりに溜まった鬱憤をドバーッと晴らせるクライマックス。加えて、意味深なラストカットは明るい希望を感じさせてくれる。

ホントに面白かったなあ。大満足である。さあ、次はMARVELの「シビル・ウォー」がゴールデンウィークに公開される。これも仲間割れしてるみたいけど、果たしてどうなることやら。楽しみである。(^^)v