クォンタム・フィールド・ジャパン 〜物理とヨガ〜

クォンタム・フィールド・ジャパン 〜物理とヨガ〜

物理とヨガ。
物の理(ことわり)の探求。
京都在住、ヨガ実践者夫婦のブログです。物理学者。
ヨガのポーズ・呼吸法・瞑想を通じて心身の安寧へ。
すこやかな日々を目指します。


インド、ムンバイを訪れました。



かつてボンベイと呼ばれたインド南西部、


インド洋に面した2,000万人都市を満喫しました。





いにしえから続く文化と 

世界で一番多くの人口を有する現代インド。


数々の世界遺産、美食。


愉しい交流とともに、思いきり深呼吸。



(ムンバイのランドマーク『インド門』とインド洋)



(夫の参加する物理学会に同行しました)



機会がありながら今までご縁のなかったインド。


初めて訪れることができました。



43か国目。


これまでの旅の思い出は全て大切な宝物です。





心地良い潮風の中、インド門から1時間の船旅。


『エレファンタ島』


島には荘厳な石窟寺院があり、シヴァ信仰とインドの歴史を肌で感じました。


世界遺産です。


(二階建ての船に乗って)



エレファンタ石窟群、シヴァ信仰の中心地






三面のシヴァ神

 


踊るシヴァ神



お土産のダンシング・シヴァ像





旅先では


なるべく現地の言葉を使うようにしています。


相手へのリスペクトは笑顔に繋がり、滞在がより豊かになります。



非常に多様なインドの言語。


ヒンディー語が連邦公用語、英語が准公用語です。



その他、憲法にタミル語、ベンガル語、テルグ語など


22の指定言語があり、千を超える言語が使われているそうです。



私はヒンディー語を少しだけ独学して、渡印しました。


ヒンディー語は北インドで広く話され、母語話者は全土で四割程度とのこと。





サンスクリット語(梵語)も


多数の仏教用語として日本人に馴染みがあります。



更に、ヨガに親しむ日本人は


『ナマステ』をよく使っていると思います。



サンスクリット語の『ありがとう』、『ナマステ』。


ヒンディー語の『ありがとう』は『ダンニャワード』です。




インドの古典言語サンスクリット語は


現代ヒンディー語など多くの言語の源流。


今でも学術的、儀式的に用いられていると聞きます。




「ナマステ、を週何回くらい使いますか?」


現地で親しくなった方に尋ねてみると、


「2,3回くらいかな」


とのこと。


ヨガのクラスのたびに使う私の方が多いかも、、




『ナマステ』は


儀礼的な場面や、目上の人へ特別な感謝を伝えたい時などに使う、と解説していただきました。



外国人がインドでスピリチュアル的に多用するのは


どうやら違和感がありそうです。




ヨーロッパ全土と同じくらい広大なインド。


その地域、それぞれの言語での『ありがとう』を


覚えて使うのが良いと思います。





サンスクリット語は


ヨガで唱えるマントラとしても、私にとって身近です。




一番短く崇高なマントラ、『オーム』



(『オーム』のサンスクリット表記)





こちら『物理とヨガ』のブログでは


宗教についても触れてきました。



仏教、ヒンドゥー教、キリスト教、


ムスリムの友人と一緒にヨガをした写真も載せています。




ヨガは宗教的背景や意味合いを持っています。


宗教要素の薄い日本のヨガの場でも、マントラを唱えることがあります。



アシュタンガヨガ、アイアンガーヨガ、シヴァナンダヨガなど


練習のとき、必ずマントラを唱える流派もありますね。




『真言』と訳されるマントラ。


仏教の中の密教、タントラ教などでも、


『神聖な音』『祈り』として詠唱されます。




『オーム』は


物事の始まり(阿、あ)



終わり(吽、うん)


を意味します。



『阿吽の呼吸』の阿吽です。


口を開いたア形と口を閉じたウン形の一対は


物事の始まりと終わりや全宇宙を表しています。



寺院の門の左右に安置される金剛力士像、


まさに阿吽像です。


(ネットより拝借)


沖縄のシーサーも阿吽像。





宗教感をあまり表に出さない日本のヨガですが


ふりかえると


ヨガが日本でカルト宗教に使われたのは


そんなに遠い昔ではありません。



『オウム真理教』の『地下鉄サリン事件』


1995年、31年前、世間を震撼させました。



当時、マントラ『オウム』を冠した教団は


弱く心優しい大学生を勧誘する際に


『ヨガサークル』を名乗りました。




事件を起こす前、


メディアが教団の教祖や幹部を面白おかしく取り上げていたのは反省すべきです。



80年代の終わりからヨガを愛好していた私は


当時とても不穏な空気を感じました。



東京在住でしたが、私の通っていたヨガ道場は教団と全く関係なく、


教団の話題もほとんど出ませんでした。



事件後、日本国内ではヨガを見る目が変わり、


ヨガ教室はずいぶん閉じられ、


ヨガ人口も一時期かなり減りました。





事件前は


教団のメンバーが白い装束を着て、ヨガのポーズをとる様子が


ワイドショーに何度も取り上げられました。



また実際、私は渋谷のハチ公前で


『三角のポーズ』『ダウンドッグ』


など、教団メンバーと思われる集団が基本的なアーサナをとっているところを


通りすがりに見かけたことがあります。




(天秤のポーズ、フリー素材より)




教団の教祖が『空中浮遊』している写真は


今でもネット検索できます。



手を床につけない天秤のポーズで


髪の毛がブワッと浮き上がっている(おそらく落下中です)様子を


世間は笑って、気軽に映していました。



その裏側、奥深くで


闇のカルト活動が行われ、数々の凶悪事件を引き起こすとは、、







ヨガ歴37年になります。


これからもヨガに親しみ、ヨガのあり方を大切にしていきたいです。




宗教、


超越的存在への信仰、

 

人々の心の安らぎにも大いなる助けになるでしょう。


人生の意味や価値を与え、社会をまとめるような働きもあることでしょう。




その分


古来から現在まで確かに存在するカルトについて


注意深く距離を保ちたいものです。



若く道を探す人、困難の中にいる人が


カルトに惹かれていく不安に


寄り添う力を持っていたいです。





インドの滞在は短いものでしたが、


思索を深めてくれました。



生活の一部であるヨガは旅先でもおこないます。


体一つ分のスペースで、道具も要らないヨガ。



ヨガのポーズ、呼吸法、瞑想は


移動中、乗り継ぎの合間にもぴったりです☺️














(由香)