K君はノートの罫線があると
上手く文字が書けないと言います
視覚過敏のために
罫線が目に飛び込んで気になるのです


ノートの代わりに
真っ白なコピー用紙を使っています


小学校でも中学校でも
上手くノートが取れなくても
勉強が理解できていたので
気にしていませんでした


高校生になって
「授業中にノートを取らない」
と問題視されるようになりました

不真面目な生徒…と思われたのです

「取らない」のではなくて
「取れない」のです
(これも視覚過敏による問題です)


先生方に理解して頂きたくて
彼の発達障害の特徴を
文章に書いて持って行きましたが
あまり伝わった感じはしませんでした


発達障害の子どもたちの
生き辛さを理解して頂くには
もっと時間をかけた話が必要だと思いました

そして学校の先生方も
積極的な学びが必要だと感じます


少しでも多くの生徒が
合理的配慮のもとで学べるように
そんな学校が増えることを願いたいです









2004年に「発達障害者支援法」ができました。
2016年に改正されました。
一番大きな改正点は「社会的障壁をなくす」という点でした。発達障害の人が生き辛さで困っているのは、社会の問題だと考えて(社会モデル)「その障壁をなくすこと」と定められたことです。