所沢航空公園 零戦見てきた | ラクダのブログ

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 世界でただ1機、オリジナルの可動エンジンを積む零戦52型を見てきました。

日本の航空技術100年展

入場すると目の前に実機が有りました。 

 斜め後から見ると、零戦はスリムですね。

 
 
  

正面からも写しましたが・・・駄目な写真でしたので略w
展示説明によるとグァムだかサイパンだかで米軍に鹵獲された内の1機だそうな。
52型は地上基地所属の機体だから、あ号作なんかに参加した機体かもしれませんね。

型式は不明ですが零戦をかった撃墜王の中で特に興味深い逸話は、酒井三郎氏、西沢広義氏、太田敏夫ら3人が、敵の飛行場であるポ-トモレスビ-上空で三回連続宙返りを行った。
米軍も見事な編隊飛行に高射砲を撃たなかったという話です。
大胆過ぎるよw

中二階に上がり、正面から写真を撮りました。

 
 世界初の枕頭鋲により表面は滑らかなのが分かります。

  
 全長に対して主翼が大きいですな。
マフラーも気筒ごとに出ている点も52型の特徴です。
排気によるロケット効果を狙ったとう事ですが、最高速は21型から数kmしかUPしていません。

良い物見せてもらったと満足して、二階の展示物に目を通すと、最初の展示物で釘付けになった。w

 
 
川崎車に乗る全ての人へ・・・三式戦「飛燕」のエンジンだ!
BF109のライセンスコピーにより川崎重工業が製作した和製メッサァーシュミットのエンジンですよ。

所沢航空基地所属のエンジンなら、まともなエンジンだったのでしょうか?
実は飛燕のエンジンは油漏れがして、エンジンの焼き付きが多いという噂があります。
一説には、日本の鉄とドイツの鉄では質が違うため、エンジンの熱による膨張が原因で部品間の隙間が規定より大きくなり、そこからエンジンオイルが漏れた・・・らしい。
このころから、エンジンオイルが滲み出たらエンジンオイルが有る証拠だ!
という話だそうな。w

学徒動員による組立工員により品質が落ちただけの気もしますが、真相は不明です。
一番の問題はガソリンの質・・・設計ではオクタン価が87以上必要なところ、終戦間際のガソリンはオクタン価が83位だったそうな。
今のレギュラーが92前後という事から考えて、高回転でのノッキングによるエンジン焼き付きが多かったのも分かります。

質が良い飛燕は首都圏の防空用に回されB-29迎撃戦に使用されました。
特に皇居上空を受け持つ近衛師団の飛燕は、スーパーチャージャーの調整まできっちりされていて成層圏まで一気に上昇したそうです。

一方、粗悪乱造された機体は何にしようされたかというと、特攻機になりました。
油漏れが止まらない機体で特攻をした若い搭乗員を思うと、不憫でしかたがありません。


海軍も今回見た52型が一番特攻機に使用された機体ですが、陸軍同様に特攻機に使用されたのは一番数が多く、二線級戦闘機に成り下がったからです。
雷電や紫電改は基地防衛用にされたので、特攻機には使用されていませんね。
紫電改はエース級パイロットを集中運用し、それなりの効果が有りましたが航続距離の問題で最後まで主力戦闘機にはなっていません。
最後まで主力戦闘機だったのは零戦です。
最後の量産型であり、飛行可能な52型を見る機会はこの先なさそうです。

エンジンをかけるイベントには参加できませんでしたが、この機がアメリカに帰る前に1回エンジンをかけるイベントを行うそうです。
行ける機会が有ったら絶対行こうと思います。
オリジナルの栄の生音を聞くのは、これで最後ですからね。

7年に今回見た零戦52型の飛行動画が有りますが、損傷が酷く今回はエンジンをかけるだけだそうです。
機体重量に対し翼下面積が大きいので、低速から安全に高速機動に移っているのが分かりますね。

http://youtu.be/qmp3GDgNYdI