山本五十六元帥(戦死時は大将)の太平洋戦争から戦死するまでの話でした。
山本さんは海軍大学校を首席で卒業した天才で、なるべくして海軍大将になった人ですね。
海軍大学校出身でも、成績が悪いと駆逐艦の艦長止まりだそうです。
山本さんは、アメリカに武官として駐在した事が有るので、アメリカの工業能力を知っていました。
何しろ当時の日本が1年間に使用する石油量を、アメリカは半日で生産したそうな。
工業能力は飛行機・船舶で約6倍、車にいたっては100倍もの
工業能力差が有ったのを承知していました。
アメリカとの全面戦争になった場合、局地的な勝利しか得られない事、
長期的な消耗戦になれば、まったく勝ち目が無い事から対米戦に反対してました。
皮肉にも連合艦隊指令長官という海軍実行部隊の最高責任者として、戦争を開始しました。
アメリカ武官時代は、ギャンブル。
特にポーカーに凝ってたそうです。
ギャンブル魂が航空機による戦艦攻撃や、戦艦による対地砲撃といった
新型戦術を考えついたんでしょうね。
皮肉にも米軍によって、同じ戦術により何倍にもして返されたけど。
映画ですが、ミッドウェイ海戦の山口多聞少将役の阿部寛が良かった

ただ一隻残った正規空母『飛龍』で指揮する場面が、
悔しさと部下を奮闘させる台詞が良かった。
( ̄▽ ̄)b
実際多聞丸(飛龍)は三度の空襲後に大破しますが、
二度の攻撃によりホーネットを大破させました。
日本軍は同じ空母を攻撃したと気が付かず、後一隻で
チャラになると航空機を発艦準備中でした。
もう少し映画でもやって欲しかったですね。
永友大尉の雷撃シーンを描かなかったのは、ダメですよ

映画の最後は、まあ山本さんが戦死するシーンで終わりです。
イ号作戦という空母艦載機の陸上で闘わせて、制空権を確保後に
転進(撤退)する前線視察中の事でした。
山本さんの作戦意図が後任の指令長官に伝わらず、正規パイロットの多くが失われました。
その後ヒィリピン砲撃の為に出撃した大和、武蔵といった戦艦部隊を守る航空機部隊は存在しませんでした。
武蔵が轟沈した次の日、歴史に残る暫定作戦が行われました。
神風特別攻撃隊です。
四機の爆装した零戦による体当り攻撃です。
戦果は空母二隻轟沈・・・
戦艦大和、武蔵、長門、陸奥といった日本海軍を支えた部隊より
遥かに戦果を上げた事により、その後の悲劇に繋がりました。
最初は、戦艦部隊の負担を減らす限定的な作戦でした。
隊員も元艦上爆撃機乗組員で、技量が高い上に護衛機が
トップエースの西澤飛曹長だったから成功したのでしょう。
沖縄戦に至っては、空母に突入する技量が無い新米パイロットを焚き付けて、ほぼ戦果無…
山本さんが生き残ってたら、特攻隊は編成されなかったでしょうね。
霞ヶ浦航空隊副長時代、墜落死した戻らない部下を夜通し待ったそうです。
山本さんが生きていても戦争には負けたでしょうけど、何かしら歴史に残る戦術を編み出したのでは?と思います。
映画の最後のナレーション
『太平洋戦争の死傷者は、山本五十六戦死後の数が大半である』
終戦に向けてのビジョンが、勝って早期講話しか持たなかった事が一番の悲劇だったと思います。
オリンピック作戦前に降伏した事だけが幸いでしょうか?
房総半島に米軍が上陸したなら、関東地方の人口は今の十分の一になっていたという話でしたから…
もしかしたら、自分も産まれて無い可能性が有ります。
色々と考えさせられた映画のラストでした。
(´・ω・)