今日は真面目なおはなし。
先日、たまたま友達のブログで、
以下の内容の日記の紹介があった。
(長文です。)
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[mixi] 矢子さん | 長島は今・・・
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[mixi] 矢子さん | 赤潮の被害について・・・追記
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以下日記より
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今日仕事帰り、車の窓を開けて走っているとなんか臭う・・・
畑がある土地でもないのに肥料でもまいたのかと思うような匂いに窓をしめました。
家に帰りついた時、夕方の涼しい風が吹きました。
風に乗ってさっき感じた臭いが・・・
長島は今、去年に引き続き赤潮の発生で壊滅的な被害を受けています。
ニュースや新聞を見られた方から『大丈夫?』とよくお声かけいただきます。
それと同時に『(口蹄疫のときみたいに)義捐金がもらえるんでしょ?』
と言われることが多々あります。
そういった支援はないのです。
正確には、去年はなかったです。
このことについて何度も日記で書こうかと思いましたが、
周りでそういう不満が上がらないのに声をだす勇気がなくて書けませんでした。
でも、今日、風に漂ってくる死魚の臭いにたまらなくなり、
長島の、漁業従事者の今をみんなに伝えたい。
私も今まで、赤潮の発生は自然現象だし、
漁業をするうえでその損害は負うべきリスクなのかと諦めていました。
しかし、今年宮崎で発生した口蹄疫問題。
去年の自分たちもこうだったと父も農家の方たちのニュースを見ながら涙していました。
手塩にかけて育てた牛や豚を全頭処分、一億近い損害を農家の方たちは負うことになり、
ニュースを見た人たちや、有名芸能人からの寄付、政府が豚や牛を買い取るなどの救済策がとられました。
このニュースに対して、よかったね、と思う反面、政府もこんなに早く動けるんだ、
どうして私たちが被害を受けた時に同じ対応をとってくれなかったのかと憤りを感じました。
今までしょうがないと思ってたからこそです。
口蹄疫が起こらなければおかしいと思うことすらなかったかもしれない。
低金利の貸付や減税などの救済策はとられましたが、低金利といっても借金です。
魚が死んだらお金を稼ぐ手段がないのにさらに借金をかさねさせるのが救済策なのか??
牛や豚とは単価が違うと思われるかも知れませんが1家あたりの被害額は変わらなく感じました。
殺処分する豚や牛を国は買い取るのに、魚は無駄に死なせるだけなのかと悔しくて涙が出ました。
政府だけでなくメディアもこの問題を口蹄疫ほどとりあげないなとおもいました。
mixiニュースでも今年私が見かけたのは一つだけ。
日本全土に広まるかもしれない口蹄疫と一部の地域の人しか
被害を受けない赤潮では仕方がないのでしょうか。
赤潮が発生してから漁業者で当番を決めて海の水を汲みに行きます。
その中のシャトネラプランクトンの数で赤潮の発生状況の情報をみんなで共有します。
風が吹けば、潮の流れが変わって自分の地域に流れてくるのでは・・・、
雨が降ればなた山から流れた土や木で赤潮が悪化するのでは、まさに自然との闘いです。
プランクトンの活動を抑え、今以上の発生を抑えるために、
海の塩分濃度をあげようと海に塩を撒きます。
海に塩をまく行為がどんなに気休めに感じますか?
大自然の海を相手にして私たちはこんなことしかできないのです。
赤潮発生時はプランクトンの餌にならないようにと、
餌を食べることによって酸素の消費量が増え、
プランクトンがエラにつまらないように餌をあげません。
今はひたすら死んでいく大量のブリを海から上げる毎日。
7月15日時点でブリ、カンパチ計38万90000匹。
大変な量です。
その大量の死骸をどこに処理するか。
処理しても湧き上がるガスで近隣の住民は窓も開けられないそうです。
風が吹けば死魚の臭いがするほど。
今でも魚は死に続けています。
明日の朝、起きていけすに行ったら魚が全滅してるかも知れない、
そんな毎日にみんな疲れ切っています。
先ほど書いたように今ブリたちは絶食状態。
2~3年物の大人ブリたちは耐えられても、今から商品として育てていく稚魚たちは
餌を食べないと栄養失調で発育障害がおこり、尾ひれが曲がるなどの変形になり
商品として出せなくなるという今後抱えていくリスクもあります。
今回の赤潮は去年、過去最悪の被害を出した赤潮の
プランクトンの種子が残っていたことが原因とされています。
今年もこの大量発生。来年来るであろう被害が容易に想像が付きます。
いったいどれだけの漁業者がこの相次ぐ被害を耐え忍んで
漁業を営み続けることができるのでしょうか。
過去200世帯の漁業者がいた長島。
養殖ブリの出荷数日本一の看板が町にはあります。
こんな小さい町が日本一なんだと、父が育てているブリもその一端を担ってるんだと
看板を見るたびにうれしかった。
しかし、今は相継ぐ赤潮での倒産、赤潮の被害からは生き残ったものの
これからを危惧して漁業をやめたりで4分の1の50世帯にまで減ってしまったそうです。
長島には農業もあります。
しかし、漁業者が減れば、魚の餌を作っている飼料会社も潰れます。
海に出なくなるので造船関係の会社も危ないでしょう。
船に乗らないということは船の燃料も必要ないわけでガソリンスタンドも売り上げが減るでしょう。
ブリが全滅した時のために保険もかけれますが、掛け金は高く、条件は厳しい。
保険だって毎年毎年全滅の被害を受けるこの町の漁業者に対していつまで保険を払い続けられるのか。
私たちも助けてほしい。
みんな漁業を続けたい。
今回の被害を受けてとても漁業が軽んじられているようで悲しくなりました。
言いたいこと、伝えたいことはたくさんあったはずなのに
文章にするとうまくでてこなくて、ちゃんと伝えられたか不安です。
実際はここに書ききれないほどの苦労があると思います。
私は漁業とは関係のない仕事をしています。
でも、父を父の仕事を尊敬しています。
今回私が感じている不満は間違いなのかもしれない。
でも、ニュースにもならないし、こうして日記を書いて少しでも漁業について、
赤潮の被害についてみんなが考える機会になればとおもいました。
ここまでの長い日記を読んでくださった方々、ありがとうございます
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以上、日記より。
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【動画】長島沖の赤潮被害拡大 4億円前後に
KTSニュース
長島赤潮被害視察の伊藤知事「養殖業正常化は県の責務」
南日本新聞エリアニュース
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長島の赤潮の被害は、ニュースで知っていたけど、
ニュースからは見えてこない、”生の声”が聞こえてきた気がした。
確かに”宮崎の口蹄疫”については、
全国の人が知っているだろうけど、
”鹿児島 長島の赤潮”については、
全国の人は知らないと思う。
長島だけじゃない。
各地で起こっている問題は、
日々起こっているし、日々進んでいるかもしれない。
でもニュースでは生の声をここまでは拾えない。
けど、インターネットという手段が普及し、
現場の心情や実情がここまで伝えられれば、
私たちは知ることができるし、
そのことについて考えたり、周りの人と話し合ったりできる。
そして、私たちが伝えていくことや関心を持つことで
いきなり何かが変わる事はないけど、
世間の目があれば、政府や自治体が動くこともあるかもしれない。
「知らなかった。」
が、一番こわいと思う。
写真のように、
宮崎ではコーヒーカップにまで
”Fight! miyazaki”と書かれていて、
口蹄疫を連想させる。
日々いろんな出来事が発生して、
ニュースはどんどん流されて、
新しい情報でさえも
がんがん上書きされてしまうような時代だけど、
自分の身近にあることだけでも、
きちんと知って、
考えていきたいと思う。