向田邦子展に、行った。
やっぱり彼女のことを好きな人と行きたい。
と、思っていたら、
とある会話から、行きたがっている人たちに出会えた。
鹿児島を”故郷もどき”として過ごした子供時代から、
新しいジャンルに挑戦しようとしていた晩年まで、
26のキーワードに区切られた彼女の魅力を、
様々な形で味わえた。
おしゃれな言葉の使い方、表現力、
着眼点、物事の捉え方、茶目っ気のある性格、
そしてファッションやアート感覚、音楽の趣味など・・・
どれをとっても、彼女のセンスが光っていた。
”時代遅れ”という言葉は、全然感じなかった。
むしろ時代の先をいっていたのでは?と
思わせる手法も、テレビドラマの映像からは感じられたほどだ。
そのひとつが、
ホームドラマ「寺内貫太郎一家」での、
食事シーンにレシピがスーパーで登場する場面。
ドラマの中にレシピが登場するドラマ・・・
個人的には見たことがない。
これまで、彼女の小説ばかりを読んでいたけれど、
脚本を手がけた、様々なドラマにも注目したくなった。
今観れば、時代を越えて、
また違う感覚でドラマを味わえるかもしれない。
時間が出来たら、ゆっくり鑑賞してみよう。
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どんな毎日にも、生きている限り
「無駄」はないと思います。
「焦り」「後悔」も、人間の貴重な栄養です。
いつの日かそれが、「無駄」にならず「こやし」になる日が、
「あか」にならず「こく」になる日が、
必ずあると思います。
真剣に暮してさえいれば―です。
「時計なんか恐くない」『夜中の薔薇』
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生誕80年記念特別企画展
向田邦子展
―彼女のすべて26のキーワード―
かごしま近代文学館で、
11月30日まで。