学校

久々に夜のサイクリング。

ちょっと前なら明るい時間でも、
今はもう暗い。

街並みも、
みんなの顔もよく見えない。

いつものように、i-podとすいすい進む。
BGMはMEG。

ランニングや、ウォーキング中の人と、
何度もすれ違う。


学校の脇の道を通る。

ライトに照らされたグラウンドや、
灯りがもれる教室からは、
なんともいえない独特の、”学校”という雰囲気が
こっちまで伝わってくる。

すると、
ちょっとだけ学生に戻ったような気分になる。

その、なんともいえない懐かしい気分で
学校を通り過ぎた。


しばらくして、いつも通らない道を通ったら、
道に迷った。

裏通りで、住宅だらけで迷路みたい。

こうやって見ると、
いろんな家があるなぁ。

そんな事を考えてたら、
遠い記憶が蘇ってきた。


小学校一年の時・・・

自分の家の周りは、
ちょうど田んぼが住宅に変わるような変化の地域で、
どこも新築のきれいな家だらけだった。

その頃から、
行った事のない新しい道に入るのが好きで、
どんどん進んでいったら 見知らぬ住宅街に出た。

”うわー いろんな家があるな。
あの家いいな、 あ、 あの家もいい。
でも私はやっぱりこっちだな。”

なんて、ひとりで考えながら、
一軒のお宅に辿り着いた。

すごく素敵な家。

”うわー! いいなぁ この家、
かっこいい!”

そう思いながら 家を見ていたら、
中から奥さまが出てきた。

奥さまからしたら、家の前で
ぼーっと自分の家を眺める人がいるから、
大人だったら完全に不審者なんだけど、、、

小学1年生くらいの女の子なので、

「あら、そんなところでどうしたの? ○○のお友達かしら?」

と、奥さまの娘さんの友達と勘違いされた。

小学生の私は、
「素敵な家だなぁと、見ていました。」
なんて 大人びた返しはもちろん出来ず、

焦って、「あ、は はいっっ!」と、言うしかなかった。

すると、奥さまが
「今、○○呼んでくるわね、ちょっと待っててね。」
と言われて家の中に戻っていったので、

一目散に逃げた。

後ろで、奥さんの娘さんが出てきて、
「えー だれー? 知らなーい。」

という声がかすかに聞こえたから、
余計に恥ずかしくなって、さらに駆け出した。


人の家をぼーっと見てる小学一年生なんて、
そうそういないだろうから、
自分の行動がすごく恥ずかしかった。

自分の中で、この時のことは、
よっぽど印象的らしく、
いつまでも記憶に残ってる。。。


それからも、 家とかインテリアには
ずーっと興味があって、
小学生なのに、
母親の「美しい部屋」もずっと愛読していたし、
時々入ってくるマンションのチラシの間取りの図面は、
いつまで見ても飽きなかった。

そして、その道に進むことも考えたけど、
いつのまにかそれた。

けど今も、インテリア雑誌は大好きで、
よく見ている。


もし・・・
チャリンコに乗りながら家をぼーっと
眺めてる大人の人がいても、
どうか不審者だと思わないでほしいなぁ(笑)