空に

季節が変わり始めていく。
風や、木々の様子が少しずつ変わってゆく。

こんな時期は、日々の変化に刺激されて、
写真を撮りたい気持ちが強くなる。


そして、他の人が撮った写真も見たくなる。

衝動的に写真集が欲しくなり、本屋へ行く。
前から置いてある、旬じゃない写真集を購入。

何度か本屋で立ち読みしたものだったけど、
ざっと7年程前の作品。

これを撮った本人も、今はもうこういう写真は
撮らないのかもしれない。


写真は、自分の心情や変化がそのままに出る。

だから撮った写真を見せるということは、
自分のありのままを人に見せることに似ている。

だから、以前撮った写真には、
その時の自分が写りこんでいるように思う。

今の自分には もう撮れない写真。

まるで日々みたい。

今日も今日だけ。
今日は二度とこない。


二度と来ない今日のその瞬間を、
切り取って残しておく。

写真を撮るということは
自分にとって そんな感じ。

今日の瞬間を、唯一残せる手段。



二度と来ない今日の瞬間を、
これからも残して行こう。