アイス

夏なので、
いや 夏らしく?

わたしがお盆の最中に体験した不思議な出来事・・・


その日は用事があって、
谷山方面の電車に乗った。

いろんなお客さんが乗ってくるのを、
いつものように人間ウォッチングしていた。


すると、ある親子が乗ってきた。

それは、4・5才くらいの男の子とお母さん。

そして、その男の子をなんとなく目で追う自分がいた。
最初は、かわいいなぁ。 とか、
友達の子と同じくらいかな?なんて思っていた。

すると、その男の子が自分の横に立って
外を眺めだした。

自分は、一番端の席に座っていたので、
位置的には、立っている男の子と隣同士になった。

男の子は、外を眺めながら、
ひとり言を言っている。

電車の運転手さんが駅名を言う。
それに続けて、男の子が駅名を言ったりしている。

男の子と自分の距離はすごく近く、
時々電車が揺れて、肩が当たったりする。

そんな中、
なぜか 涙が出てくる。

その男の子に対して、 
最初は単なる”かわいいなぁ”だったのに、

”いとおしい”に変わり、
その子の様子が目に入ったり、肩が当たったりすると、
とっても悲しい気持ちになってしまう。

まるでその子の母親にでもなったかのような気持ち。

自分は子どもを持った経験も、
亡くした経験もないのに、
自分の子どもを亡くした母親のような感覚に陥って、
なぜか涙が止まらない。。。

その子が電車を降りても、
涙は止まらずに、周りから見たら、
完全に変な人だ。

自分でも意味がわからず、
なんで あの子?
なんで 涙?

自分には身に覚えがないので、
さっぱりだ。


そして、電車を降りて、
トイレに行って涙を拭く。

自分の中では、?だらけ。

そして訳もわからないまま
頭が痛いことに気付いて、
水で薬を飲みながら思い出した。


電車の運転手さんに続いて、
あの男の子が言っていた駅名は、
涙橋・・・


詳しくは知らないのだけど、
涙橋駅は、その名の通り、
過去にいろいろな事があった場所という事もあり、
いろんな人の思いがこもっている場所らしい。

この日はお盆の最中ということもあり、
誰かの思いが
電車の中を通り抜けていったのかもしれない。


まあ、そんなこともあるだろう。
お盆だし。

その人の思いや、いろんな人の思いが、
すっと楽になることを祈りたい。