前にも一度だけ来店した、
昔ながらのお菓子やさん。
久々に仕事を早く切り上げての帰り道、
まだお店が開いていたようだったので、行ってみた。
「こんにちはー。 こんにちはー。」
何度か声をかけて、ようやくおじいさんが出てきた。
とそこへ、おじいさんの奥さまが戻ってこられた。
いつもは このおばちゃんがひとりでお店を切り盛りされているようだった。
「ごめんなさいねー、ちょっと近所に出かけてしまってて、
話が盛り上がってしまって、、、」
私がお菓子を選ぶと、
全部で¥530なのに、¥400でいいと言い張るおばちゃん。
わたしも いえいえと、
じゃあ¥500で。 なんてやってるのだが、
おばちゃんはひかなかった。
「お客様を待たせて ごぶれーさーな、ねー(無礼という意味)
だからいいの、¥400で。」
と言い、結局わたしが¥400払ってその場は納まった。
おばちゃんは、旦那さんに近所の人と話し込んでしまったこと。
を、報告しながら 私にも話しかける。
わたしもにこにこしながら話を聞いてしまう。
ひと昔前ならよくある
なんてことないやりとりかもしれないけど、
なんだか ふたりのあったかい雰囲気がじーんと伝わって、
今日あったいやなことをチャラにできるくらい、
心があったまった。
こちらのお店には、
今はやりのおしゃれなスイーツは置いてないけれど、
今はやりのおしゃれなお菓子やさんでは、
忙しくてなかなかできないであろう、
あたたかい会話がゆっくりとできるお店だった。
白十字堂菓子店
住所:鹿児島市松原町10-14