山形屋

みんなと楽しい時間を過ごした日の夜は、
なんだかさみしい。

楽しく過ごして満足したはずなのに、
いつもよりさみしい。


日が暮れても、いつまでも遊んでいたかった
小学生の頃の気持ちに少し似てる。

友達と遊ぶのが楽しくて、
ずっとこのまま 明るいまま
白夜になればいいのにと思っていた。

友達が見えなくなるまで、
ずっとずっと 「ばいばい」を言い合う。

「ばいばーい」
「ばいばーい」

また明日会えるのに、
その瞬間はすごくさみしい。

友達がどんどん見えなくなって、
ばいばいの声も小さくなって、
完全に見えなくなって、
あきらめて帰る。

そんな気持ちを思い出す。


今でも その気持ちは変わらないけど、
大人になったから 平気なフリをする。
もちろん聞き分けよく 帰る。

でも、ほんとは
小学生のまま あの時のままの自分が
友達の後姿を見ているような気がする。