#スーパーの裏でヤニ吸うふたり
#スーパー裏で光るふたり
クリスマスの夜、スーパー裏を通ると足元にみかんが転がってくる。みかんを拾いその先を見る佐々木さん、その先には大五郎に遊ばれている一人の男性がいた。佐々木さんは散らばっていたみかんを拾い、その男性に尋ねた。この箱に入れていいんですか。
彼は佐々木さんを店に訪れる営業の人だと勘違いする。名前を尋ねられる佐々木さん。かれは小畑と名乗る。かれは過去どの店舗に行っても、ただ背が高いだけの接客下手と言われてきたが、後藤店長は違っていた。できることをやればいい。
ここに来てからは良くしてもらっていると言う。
佐々木さんはみかんについて尋ねる。
すると小畑は、みかんを一つずつ磨いて袋に入れてあると言う。美味しいものを安く提供できると言う。
佐々木さんはそれを聞いてすごいねと労うと、
彼は嬉しそうに喜んだ。
小畑は店舗に入っていく。
佐々木さんはタバコを吸いながら思っていた。
あんな真面目で実直な人素敵だなあ、
佐々木さんの脳裏に宿る。
前のスーパーのあの女の子、今どうしているかなあ?
あのスーパーって?
そんな佐々木さんを見ていた山田サンが、
佐々木さんに話しかける。
先程仲良さそうに小畑さんと話していましたね。
みんなと仲良くなってみんなと吸うじゃぁないですか?
そんな山田さんに佐々木さんは思った。
田山さんが、ここで吸っていいと許可をくれた人。
天使のような人。
山田さんに言った。
吸いたいのは田山さんとだけです。
山田さんに、この鈍助、おかき好きなど脳裏でグチリながら
そうなんですね、素敵ですねと微笑むと、佐々木さん、その輝きに後退りした。
別のある日、
小畑は月間スケジュールを店長室に持っていくと、
後藤店長が泣いているのを目撃してしまう。
慌ててその場から立ち去る小畑は、スケジュール表を落としてしまう。
後藤店長はエリート社員。短期間で昇格して本部企画にまで登り上がるが、自分がやった方が早いと考え、現場復帰した人物。
小畑はタバコを吸いながら考えていた。
今こそこれまでの恩返しをするために相談に乗ろうと
あがり症でコミュニケーションが得意でない小畑はどんな感じで話したらいいのかをメモにして考えていた。そんなところに店長後藤が訪れた。
泣いていたのは、休憩中に漫画を読んでいたからだった。後藤店長は面白いやつは許すと言った。
ほっとする小畑だった。
後藤店長は、自らの噂は誇張されていると言った。
昔漫画家を目指したが、1椅子に座っていることができずに諦めたと言う。
そして本部の企画室でもデスクに座っていることができず、現場にいるだけだと話す。
また何かあったら頼らせてくれよと言った。
小畑は俺でもいいんですかと言うと、ああと言う後藤店長だった。
それから小畑はそれが訪れることを少し楽しみにしていた。
後日、店長後藤は小畑が気になると言っていた
後藤が泣いた漫画とコメントを寄せて持ってきた。
山田さんは小畑に活字が多いいけれど頑張れよと応援した。
