マインドセットの本の最後のほうの締めくくりにあたりで

こんな文章がある。

 

 

 

マインドセットが変化するということは、

ものごとのみかたが根底から変化することなのだ。

 

夫婦、コーチとアスリート

上司と部下

親子

先生と生徒

 

これらのような

人間関係のありかたがかわってくる

 

評価するものと評価を下されるものという関係から、

学ぶものと学びを助けるものという関係に変わってくるのである。

 

そして、

成長という共通の目標を目指す様になるが、

成長するためには十分な時間と努力と支えあいがどうしても

かかせない。

(第8章マインドセットをしなやかにしよう P345)

 

 

 

 

 

KOKONOちょこっと

 

ちょっとだけ考えてみたい大切なこと。

 

実は私は上記のことは

病気からの修復や

こころの修復では・・・

ほほ同様の関係や考え方が大切だと重要だと考えている。

 

ミシェル・フーコーは

どんな関係にも力関係が発生すると言っている。

 

 

 

ちょっとだけ考えてみたらすぐにわかると思う。

 

例えば、

顧客と販売店舗の関係・・・・

お客様が神様という考え方は・・・・

顧客が上で商品提供企業が下の関係が生れているし・・

親子であれば・・父と息子、母と娘のように

親と子の関係には力関係がある。

 

大人と子供の関係でも

大人が力を持ち、子供は大人よりも力がない。

最近は逆もあり・・・

子どもが力を持ち、大人が力がないという関係も生成されている。

 

マインドマップの上記の言葉を借りれば・・・・

評価する側と評価を下される側。

これらも力関係が生成されている。

 

また導くものと導かれる側

これらについても

導くものが上で導かれるものが下というような関係がそこに成り立っていたりする。

 

 

まえからここでは何度の紹介しているように

マインドセットの理論が伝えているのは

そこにある場や間の関係がたいせつになっていくこと。

それらの関係は協働作業的であること。

評価を下す与えることではなく

 

まなぶものと学びを助けるもの

という関係

 

 

 

たとえばこれを病気から修復・・回復する関係でかんがえてみたらどうだろうか???

 

これを心の悩みから回復や修復するときの取組としても関係でかんがえてみたらどうだろうか???

 

 

当然のこと

学ぶものは・・・患者や当事者やもしくは精神的苦悩を強いられている本人。

 

学びをたすけるものは、家族??もしくは本人たちに関わる人たち(専門家も含む)

 

さらに家族も別のポジションでは学ぶものであるため・・・

学びをたすけるものは、家族にかかわるひとたちやもしくは

精神的苦悩を強いられている本人も含まれる。

 

 

ここで大切に大事にしたいことは・・

成長という共通の目標を目指す様になる(マインドセット)

成長するためには十分な時間と努力と支えあい(マインドセット)がどうしてもかかせない。

 

もののとらえ方が変わり

かんがえかたもこれまでとは変わっていくということ。

 

 

つまり・・・・治療や心の悩みからの修復というよりも

いまの状況から成長するという共通の目標に意味が転換されて共に共通したことに向けて一緒になって取り組みそれぞれが立場が変わりながら(まなぶもの、まなびをたすけるものと互いに状況によって変わる)成長することが目的になっていく。

そしてそれらには十分な時間と努力(学習して学習したことを蓄積していくために過程)と互いに支えあい(愛)がどうしても欠かせない。

 

 

さてここでもうひとつだけちょこっと。

 

家族のこころのサポートをするとき

多くが

言い方が悪いのだけれども

力関係としては援助側が上で下が本人

評価を与える側が家族で

評価を下される側が本人というような

関係がそこに自然に生まれてしまう。

 

実は私たちはその場があたえられたら・・・

どんな状況でも学習することを可能にする。

この学習する場やつながりや空間を知らずに私たちは

それを手放してしまっていることがただある。

 

「○○はだめ」「何度も言わせる」

 

これらのよう知らずに注意が誰かを傷つけて評価を下していたりと・・・・

あなたのためといいながらも・・・・

まなぶものの時間と考えと意志やいろんなことを

考えたり思ったり感じたりすることをさせないようにして

奪ってしまう。

そして・・・優位的にサポート側だけが困らないように

自分たちを保護していたり都合のよい関係をあたえていたりする。

 

 

一度・・??

治療や心からの回復とか??

それらの取組の概念を

上記のような簡単でシンプルな思考の考えられるように

かんがえてみてはどうだろうか???

 

私たちがほしいのは・・

どんな状況化になったとしても

であろうとしても・・・・

ほしいのは・・・

 

まなぶものと学びを助けるもの

という関係

 

間なのである。

 

つながりなのである。

 

コミュニケーションネットワークのジョイント部分のつながりなのである。

 

それらは・・評価されるのではなくただの

まなぶものと学びを助けるものという関係。

 

導かれるものと導きを助けるものという関係

 

 

そしてもうひとつちょこっとだけ

ここでたいせつにしたいありかたは・・・・

そこでまなぶものの思考。

 

私たちは

どちらのポジションにもなっている。

私も学び他人を応援して

他人も学び私も応援して

 

どちらも応援者でありどちらもまなぶものであり、

どちらもまなびをたすけるものである。