「心理療法・その基礎となるもの」
著者のひとりである
スコット・ミラー氏
彼は解決志向アプローチの開発メンバーとして参加した一人でもある。
上記の研究によってわかってきたことがある。
そのスコット氏がFacebookでこのテーマについて
書いていた。
短期療法と長期療法。
昔の私だったらすぐに短期療法って言っていたかもしれない。笑。
短期療法とは数回でセラピーが終了する療法を指す。
昔からこの短期や長期っていろんな角度から・・・
いろいろと言われてきた。
さてスコットからの問いかけは・・・
もっとシンプルで・・・・
どっちがいいと聞かれたら・・だれもが
「自分にとって最も効果的な治療を受けたい」と答えるだろうという。続けて簡単に言ってしまったら重要なのは、
治療期間ではなく、そのひとにとっての効果なのである。
上記のことについて二つの研究結果(最近のメンタアナリシス)が提示している。
メタアナリシスでは、治療終了時の不安症状について
不安障害に対する短期間の認知行動療法と長期の認知行動療法との間の差があるという証拠は示されなかった。
メタアナリシスでは、気分障害と不安障害に対する
短期間の精神力動的心理療法と長期の精神力動的心理療法との間に、機能レベルに関する差の証拠は示されなかった。
僕らはうわべ(キャッチなど)で安易に選択して判断してしまう。
普通にシンプルに考えたら・・・
絶対に治療を受けるひとにとって効果的な治療を目指すことだ。
ちなみに・・・スコット氏の研究結果(メタアナリシス)では、わかってきたこととして
心理療法の種類は関係なしにうまくいっているものは
短期間で終えていることがわかっている。
アナタはわすれていないだろうか??
カウンセリングを受けようと考えた時・・・・
精神力動的心理療法の種類でかんがえていないだろうか??
もしそうだとしたら改めて考えたい、
「あなたにとって最も効果的な治療を受けるには・・・」