五木寛之さんの「人間の覚悟」に、
結局、革命家というのは、最後は民衆に吊るされるか、
「石もて追われる」か、次の権力者に追放されて失脚するのです。
ボランティアも同じで、ほんとうに自らの身を投じて仕事をすれば、
ついには追われるのが自然です。
最後にみんなから大きな感謝とともに送り出される、などと考えてはならない。
と書かれています。
これはその通りだと思います。
そして、経営者の仕事においても同じだと思います。
ほんとうに懸命に会社を革新しようとしたり、
大義のために大仕事をしたりすると、
そのあと、もうそのような必要がなくなったり、
新たなフェーズに進むことになり、
追い出されるように去ることなります。
これは、今までで何度も経験してきたことなので
間違いないことです。
ほんとうに身を投じて、中途半端ではない仕事をするには、
そのような覚悟が必要だと思います。