「いろいろありました」のいろいろとは? | 白い粉を扱う社長のブログ

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「コラーゲンとは人生そのものだ。」ということで、コラーゲンに満ち溢れた日々の出来事を綴ります。

まだ自分の中で完全に消化できていませんが、

少し消化できたので書いてみます。



2週間ほど前に、商談である会社に行ってきました。


当時、私がいた破綻しかけの会社を、

その訪問した会社に買収してもらい、

事業提携効果と業界内の圧倒的なシェア確保

による発展を図ろうとしました。


なんとか破綻せず、企業ブランドも残しつつ、

再生しつつあるようですが、

なんせ、ライバル企業だった会社に買われたのですから、

社員の失望は大きなものでした。


仲間だったのに、なんちゅーことすんねん。

という感じです。



それから年数が経ち、親子会社間も人材交流が

進んでいるため、私が訪問した会社にも、そこの

子会社から出向したかつての仲間がいました。


正直、会いたくなかった。

というか、ご苦労をかけてしまったので、

会わす顔がなかった。


でも、商談ルームやロビーで、

ろんな人に出会ってしまった。



そこにあったのは、笑顔でした。

懐かしいような、なんとも言えん表情で。


話をしようと思って、座って、向き合いましたが、

お互い「いろいろありました」と言ったきり、

その次の言葉が出てきません。


お互い、話したいことが一杯あるのに、

言葉が出てきません。


はじめてでした。

あまりにも、お互いいろいろあると、

何から話してよいのかもわからなくなる。


ただ、ちょっと複雑な笑顔の中に、

前向きに進もうとしていることは感じました。

それだけでよかったです。


ほんのちょっとだけ、荷物が降ろせた気がしました。

ほんのちょっとです。