「京都・美山で3種のはったいこ飴づくり&天然鮎めしランチ」2012 春の地域力体感ツアー
今日は、京都府南丹市美山町の美山里山舎さんにお邪魔します。
かまどや石臼を使って「はったいこ飴づくり&天然鮎めし」ランチ作りを行います。
そう、今日は、自給自足&火のある暮らし体験ツアーです。
美山里山舎の顔である、古民家再生大工の小関さん。
「ガスや電気に頼らず、昔ながらの薪やかまどでごはんを炊く体験を楽しんでほしい。
ここには、7つの火のツール(薪、クッキングストーブ、囲炉裏、五右衛門風呂、ウッドボイラー、おくどさん、石窯)があるので、ぜひ、見て触って体験してほしい」
と、説明を受けました。
まずは、はったいこ飴づくりです。
美山の、鶴ヶ岡地区の奥様達、山添さん、筒井さん、竹内さんが、ご指導くださいました。
2チームに分かれ、
飴にまぶす、きなこ(大豆粉)を作る班と、
水飴を成形する班に分かれます。
飴は、水飴を、水で薄めて加熱したものがベース。
その飴を、はったい粉と混ぜあわせます。
「はったい粉は地元の大麦を炒って挽いた粉。大麦はほとんどが麦茶用に加工されて、
地元の口に入らないのが現実なんですよ」
と教えていただきました。
飴を、成形します。好きな形に、ポンポンポン…とカット
その飴にまぶすのは、きなこ=大豆の粉。白大豆と青大豆の2種を、じっくり気長に煎ります。
それを、石臼を使って、より細かいきなこにしていく。
これが、かなり繰り返し回さないと、細かくなりません。
飴に、きなこをまぶして、完成です♪
カレー粉をまぶしたカレー味なども、ご用意してもらいました
つまみながら、ちょっと喉を潤すのは、裏庭でとれたハーブを、水に浸した、天然ハーブ水。
自給自足って、豊かですねえ
引き続き、ランチの準備です。
男性陣は七輪で火おこしをしていただき、地鶏を焼きます。
女性陣は、かまどでご飯を炊いて、おにぎりを作りました。
「普通のツアーでは参加者自らがおにぎりを作り配膳するなんて考えられない。
いろんな体験がついていて、おもしろい」と、参加者さん。
ありがとうございます…。
こちらは、天然鮎めし。
自家製の梅干しや、漬物、おかまで焚いた赤米(古代米)も、いただきました。
炭火焼の地鶏は、香ばしくって、最高です
「かまどが懐かしい」
「昔、よく風呂焚きをさせられた」
「火のある生活は温かみがあるね」と、
わいわい賑やかに汗をかきながら、体験しました。
美山里山舎に隣接する、かやぶき資料館、美術館を見学します。
「かやぶきの屋根は天井が高く涼しいでしょう? 自然の風が流れ、エアコンはいらないほど」
と説明をうけ、納得。中は、ひんやりしています。
資料館の中に展示しているのは、地域の家から寄贈されたもの(農具、着物、かんざし、教科書、成績表、証券、お金など)です。
屋根裏構造や、かやぶき民家について、説明を受けます。
「解体や改修がしやすく、屋根構造は200年は持つように作られていた。
田の字の部屋と、土間には必ず牛小屋があった」
「火を焚かなくなって、かやの傷みが早くなり、20年しかもたなくなった」
など、歴史の変遷を伺いました。
交流会は、150年前の造りそのまま移築した古民家で。
美山での、Iターン暮らしについて、語り合いました。
・ダムがない、コンビニがない、都市(京都市内)へ1時間でいける。観光地化していない。
・美山にはかやぶきが230軒残っている。かやぶきの里集落は40軒かたまっている。
・旧5ヶ村(宮島、鶴が岡、大野、平屋、知井)のうち、ここ宮島地区は平野部分が多く、
ダムより上流で水がきれい。
・学校、病院、スーパーなどが集中していて生活が便利。徒歩圏内にすべて揃っている。
・園部からの直通バスもある。宮島振興会で、地域の自治を盛り上げ、定住促進をすすめている。
最後は、バスで長谷地区を回り、環境の良さを実感しました。
ツアーの参加者は主に60代以上だったので、Iターンについては
「この歳では、ちょっと間に合わんなあ。コンビニ近いほうがええで」と
笑いにつつまれた場面もありましたが、
美山の良さ、自給自足の生活の豊かさは、間違いなく実感。
一緒に守っていきたいという思いを、共有して、帰ってきました。
さて、今回の体感ツアー、いかがでしたでしょうか。
美山里山舎さん、宮島振興会さん、お世話になりました。
また来年も宜しくお願いします
不便だが不自由ではない。
楽しみながら自然と共存している。
かまどや石臼を使って「はったいこ飴づくり&天然鮎めし」ランチ作りを行います。
そう、今日は、自給自足&火のある暮らし体験ツアーです。
美山里山舎の顔である、古民家再生大工の小関さん。
「ガスや電気に頼らず、昔ながらの薪やかまどでごはんを炊く体験を楽しんでほしい。
ここには、7つの火のツール(薪、クッキングストーブ、囲炉裏、五右衛門風呂、ウッドボイラー、おくどさん、石窯)があるので、ぜひ、見て触って体験してほしい」
と、説明を受けました。
まずは、はったいこ飴づくりです。
美山の、鶴ヶ岡地区の奥様達、山添さん、筒井さん、竹内さんが、ご指導くださいました。
2チームに分かれ、
飴にまぶす、きなこ(大豆粉)を作る班と、
水飴を成形する班に分かれます。
飴は、水飴を、水で薄めて加熱したものがベース。
その飴を、はったい粉と混ぜあわせます。
「はったい粉は地元の大麦を炒って挽いた粉。大麦はほとんどが麦茶用に加工されて、
地元の口に入らないのが現実なんですよ」
と教えていただきました。
飴を、成形します。好きな形に、ポンポンポン…とカット
その飴にまぶすのは、きなこ=大豆の粉。白大豆と青大豆の2種を、じっくり気長に煎ります。
それを、石臼を使って、より細かいきなこにしていく。
これが、かなり繰り返し回さないと、細かくなりません。
飴に、きなこをまぶして、完成です♪
カレー粉をまぶしたカレー味なども、ご用意してもらいました
つまみながら、ちょっと喉を潤すのは、裏庭でとれたハーブを、水に浸した、天然ハーブ水。
自給自足って、豊かですねえ
引き続き、ランチの準備です。
男性陣は七輪で火おこしをしていただき、地鶏を焼きます。
女性陣は、かまどでご飯を炊いて、おにぎりを作りました。
「普通のツアーでは参加者自らがおにぎりを作り配膳するなんて考えられない。
いろんな体験がついていて、おもしろい」と、参加者さん。
ありがとうございます…。
こちらは、天然鮎めし。
自家製の梅干しや、漬物、おかまで焚いた赤米(古代米)も、いただきました。
炭火焼の地鶏は、香ばしくって、最高です
「かまどが懐かしい」
「昔、よく風呂焚きをさせられた」
「火のある生活は温かみがあるね」と、
わいわい賑やかに汗をかきながら、体験しました。
美山里山舎に隣接する、かやぶき資料館、美術館を見学します。
「かやぶきの屋根は天井が高く涼しいでしょう? 自然の風が流れ、エアコンはいらないほど」
と説明をうけ、納得。中は、ひんやりしています。
資料館の中に展示しているのは、地域の家から寄贈されたもの(農具、着物、かんざし、教科書、成績表、証券、お金など)です。
屋根裏構造や、かやぶき民家について、説明を受けます。
「解体や改修がしやすく、屋根構造は200年は持つように作られていた。
田の字の部屋と、土間には必ず牛小屋があった」
「火を焚かなくなって、かやの傷みが早くなり、20年しかもたなくなった」
など、歴史の変遷を伺いました。
交流会は、150年前の造りそのまま移築した古民家で。
美山での、Iターン暮らしについて、語り合いました。
・ダムがない、コンビニがない、都市(京都市内)へ1時間でいける。観光地化していない。
・美山にはかやぶきが230軒残っている。かやぶきの里集落は40軒かたまっている。
・旧5ヶ村(宮島、鶴が岡、大野、平屋、知井)のうち、ここ宮島地区は平野部分が多く、
ダムより上流で水がきれい。
・学校、病院、スーパーなどが集中していて生活が便利。徒歩圏内にすべて揃っている。
・園部からの直通バスもある。宮島振興会で、地域の自治を盛り上げ、定住促進をすすめている。
最後は、バスで長谷地区を回り、環境の良さを実感しました。
ツアーの参加者は主に60代以上だったので、Iターンについては
「この歳では、ちょっと間に合わんなあ。コンビニ近いほうがええで」と
笑いにつつまれた場面もありましたが、
美山の良さ、自給自足の生活の豊かさは、間違いなく実感。
一緒に守っていきたいという思いを、共有して、帰ってきました。
さて、今回の体感ツアー、いかがでしたでしょうか。
美山里山舎さん、宮島振興会さん、お世話になりました。
また来年も宜しくお願いします
不便だが不自由ではない。
楽しみながら自然と共存している。