お盆なので、久々に実家に行ってきます
そこに自分の実家があるのも、この夏で最後です。
父と姉の住む新居も、母の近くに構えました
「代々続く」という、一見恰好良く聞こえる言葉に
騙されてはいけない。
何代続こうと、形あるものは一定ではない。
それは無くなるわけではなく
形を変えて残り続けるのだ。
「家が絶える」なんて恐ろしい言葉を使って
人を縛り付けてはいけない。
その場所がなくとも、人の心は繋がっていくものだ。
悲しい思い出に心を捕らわれてはいけない。
時間がどれだけ過ぎ去っても
心の底で繰り返される深い悲しみは
どうにもならないのだ。
なぜなら人は目下、前にしか進めないのだから。
「忘れてしまったの?」なんて、
そんな幼稚な言葉を用いて人を傷つけてはいけない。
忘れてしまったわけではない。
忘れられるわけが、ないではないか。
人に心の内の悲しみを話さないからといって、
薄情なわけではない。
上手に折り合いをつけていくだけなのだ。
様々な経験をして、人は大きく豊かになる。
それをちゃんと知っていれば、何も問題はない。