最近テレビを見てないな。
朝、旦那さまを送り出して洗濯したら、コリンも母の病院へ行く。
病院に行っても、やることは何もないのだけど、子供のいない専業主婦のコリンは昼間の時間を自由に使えるから。
病院に行ったら、まず母の調子を確認し、先日大人買いした「デルフィニア戦記」を読み始める。
持参した自分のお弁当を食べる。
時々母と何気ない会話をする。
父が来ると、コリンはカフェスペースに移動してまた本を読み始める。
夕方１８時過ぎたら、「じゃまたね」と言って帰る。
コリンにとって母はとても大切な存在だけど、だからと言ってお互い何でも話す関係ではない。むしろ、話さない方だと思う。まして「産んでくれてありがとう」とか「お母さんのこと大好き」とか・・・心の中で思っていても、恥ずかしくて口が裂けても言えない。臨終の間際になったら言えるかと考えるけど、言えないような気がする。
病気のわかった最初の頃は、「何でも話して欲しい。辛い気持ちを抱えないで欲しい。」と思っていた。でも今は、「話さない事をわざわざ、聞かなくていいや」と思っている。話さなくても大切な存在に変わりはないのだから。
そうそう、昨日病院から帰る時、看護師さんが「娘さん、お疲れ様」って言ってくれた。その一言でコリンの笑顔は倍になる。「お疲れ様です。いつもありがとうございます。」と言わなければいけないのは、こちらの方なのに。
先生もいろいろ考えて下さる。
看護師さんも優しい。サバサバした方もいれば、寄り添って優しく話す方もいる、明るい笑顔で自分の事を話す方もいる、看護師さんも同じ人間だから、いろんな性格の方がいるけど、みんな優しい。
ここでも大きな勉強をさせてもらっている。