先ほどブログにアップした通り、10月27日(月)にCT検査をして腫瘍の縮小がみられました。初めて抗がん剤の効果が見られ、嬉しくて嬉しくてたまりません。がん細胞がなくなったわけじゃないけれど、気持ちが一気に前向きになりました。
『膵腺房細胞癌』という特殊な病気になり不安不安でたまりませんでしたが、この治療経過ブログが同じ病になった方達の参考になればいいなと思います。
【今回のCT検査結果】
TS-1を2クール(1ヶ月飲んで2週間休みを×2回)後、CTを取りました。母は造影剤アレルギーがあるため、単純CTで検査です。
いつものように、最初は担当の先生から母の体調の確認があります。先生は見た目も雰囲気も対応も全部優しいです。ちなみに診察室には、院内薬剤師の先生が同席して下さるので、不安なことや聞き漏れがあっても安心して話をすることができます。また服用期間中は、院外薬局の薬剤師の先生からも定期的に体調確認の電話連絡を頂けるので、気持ちの面では本当に安心です。
●TS-1の服用および休薬期間中に大きな副作用はありませんでした。
●毎回飲み始めて10日前後に足の甲や手の甲に小さい発疹ができます。皮膚の下に水疱瘡みたいに出て痒くなるそうです。薬局の先生にムヒで対応して大丈夫といわれ、ムヒで症状も治まるようです。
●母はちょっと異常な食欲があります。コリンは、がん細胞が大きくなると食べても食べても栄養が取られると思い込んでいたので、不安で先生に聞いてみました。血液検査の結果、血糖値も正常範囲だし、糖尿もなく、体重が減っているわけではなくむしろ増えているので全く問題ないですよと言ってくれました。
●鎮痛剤による物忘れについても聞いてみたところ、今服用している量の鎮痛剤では考えられないので、歳によるものでしょうとの事でした。
一通り体調確認が終わったあと、CTの結果です。パソコンに前回撮ったCTと今回撮ったCTを上下に並べ比較して説明してくれました。白く大きく映っていた腫瘍が一回り小さくなっているのが、素人のコリンにもわかりました。そのまま小さくなっているというよりは、黒くみえる部分がところどころはっきりと確認することができました。
先生の診断は、TS-1の効果が見られるので、このまま続けましょうとのことです。
腫瘍の大きさを質問したところ、「7.5cm→5.5cm」と教えてくれました。まぁ、大きさを測る場所によって毎回違うと思いますが、確実に縮小してるとのことです。今回は造影CTじゃないので、たとえば肝臓などへの転移まではわからないけど、造影剤が使えない以上それは仕方く、腫瘍が縮小してるんのでさほど心配はないでしょうとの考えでした。この膵腺房細胞癌はどの抗がん剤が効果あるのか、先生も本当にわからなかったらしく、TS-1で効果があり、先生も何となく嬉しそうに見えました。
コリンは、TS-1の副作用があまりなかったので、本当に効いてるのか不安でした。コリンは、ゲムシタビンが全く効かなかったので、TS-1が効くのか本当に不安でした。コリンは、そもそも、膵腺房細胞癌は症例が少なく抗がん剤が確立されていないため、膵臓がんに準じた治療でやってみるしかないと言われていたので、不安がなくなることはありませんでした。
今、声を!大にして!言うよ!
母の場合、膵腺房細胞癌にTS-1が効果ありました。2クールやって、確実に腫瘍が縮小しました。6回分飲み忘れたけど、TS-1が効いてます!ありがとう。ありがとう。ありがとう。本当に ありがとうございます!
どうか、どうかこのまま抑えて共存させて下さい。神様、仏様、守護人さま、お守りください。
ブログを通して、勇気を下さったみなさま、暖かい言葉を下さったみなさま、ありがとうございます。これからもお互い笑って、泣いて、それでもまた笑って生きましょう。
【今までの経過】
4月19日 背中の痛みが不安で地元の病院を受診し、造影CT検査
悪性リンパ腫の疑い → こちら
5月19日 築地の国立がん研究センターで生検の結果 → こちら
5月22日 セカンドオピニオン①
国立がん研究センター東病院 → こちら
5月26日 セカンドオピニオン②
がん研究有明病院 → こちら
6月 2日 さんざん迷って決めた抗がん剤、ゲムシタビン開始
→ 1回目 → 4回目
→ 2回目 → 5回目
→ 3回目 → 6回目
7月28日 抗がん剤後、初めてのCT検査 → こちら
造影剤アレルギーの為、造影剤使わず。
8月 8日 TS-1 服用開始 1クール目
9月15日 TS-1 2クール目