TS-1に関して | コリンのブログ

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「膵腺房細胞癌」でこのブログにたどりついた方がいましたら、2014年5月20日以降の「お母さん」というテーマで書いてます。

1日に服用するTS-1の量ですが、母の場合、体表面積を計算して、朝と晩に20mm × 3カプセル=計6カプセル飲みます。

6カプセルは、120mmです。もし副作用が辛い場合や、血液検査で異常が出た場合は、120mm→100mm→80mmと減らすこともできるそうです。

コリン、本を読みました。患者個人個人に合わせた最低限の抗がん剤の量で治療するという本を。だから、コリン自身に不安があってはいけないので質問してみました。

・80mm以下は、可能ですか?
  → 効果があると思われる最低量が80mm。
・どうせ副作用があるなら、80mm→120mmの順ではだめですか?
  → 80mmで副作用が大きくて中止になると、その後の治療がなくなる。

そうか。母もやっぱり「120mmから始めるのがいいと思う」と言ってた。弟も、「標準治療が一番多くの人をカバーする範囲。そもそも効果がわからないなら、これが一番だと思う」と言ってた。これは、個人の考え方の違いだね。そうだね、主治医の先生の指示に従ってやってみよう。やってみなきゃ、わからないことばかりだけど、家族で相談して先生と相談して決めたことなら、信じてあとは進むのみ

主治医の先生も、薬剤師の先生も、TS-1に関して「絶対に頑張らないで下さい」って言ってた。患者さんは、多少副作用があっても、頑張って飲んでしまって後から副作用が激しくなってしまうケースが多いんだって。TS-1の場合、飲み薬だから、1回の飲み忘れでも大きく効果は変わらないし、2週間飲んで、1週間休みの飲み方でも最終的に体に入る薬の量が同じだから、無理して頑張って飲まなくていいんだって。無理して飲んで、副作用が大きくなる方が問題なんだって。この薬は血小板の下がり方は、マイルドだそうです。また吐き気は、毎日蓄積されていくので1週目よりも3週目の方が出やすいとのこと。でも吐き気がひどくなって、TS-1が中止になる人は、あまりいないし、中止になる前にちゃんと分量を調整するから、大丈夫ですよと言ってくれた。

薬剤師の先生の説明では、TS-1は「腎臓を経由して尿として排出されるから、水分はたくさん取って下さい」だって。水分として外に排出されないと、体内に蓄積されて副作用が大きくなるそうです。あと、水下痢が1度でも出たら、病院に電話する。一番怖いのは、脱水。続けて飲むとひどくなる。薬は必ず食後に飲む。食べられなければ、ヨーグルトでもバナナ1本でもいいから、食べてから薬を飲むようにとのことです。吐き気止めは、いつ飲んでもいいですよとのこと。

・口内炎予防に氷をなめるのはどうですか?
 → 氷は血管を収縮するので、なめて問題ないですとのこと。ほかの抗がん剤(点滴)は、口内炎にならないため氷をなめることもあるけど、TS-1はそこまで急激ではないので必ずなめる必要もない。

・ビタミンCはとっても大丈夫ですか? 
 → 問題ないとのこと。でも、ビタミンCを取って美白になりすぎてシミが目立つかもしれないので、逆に気をつけて下さいね(笑)とのこと。色素沈着は、光に反応するので、日焼け止めとかでなるべく光にあたらない方が良いとのこと。でも、室内にこもりきりは良くないので、そんなに心配しなくていいですよと言ってました。

・オキシコンチン3回飲んだら、異常な眠気と吐き気がでました。
 → 最初は、眠気がでるけど、1週間から2週間で体が慣れてきて大丈夫になるとのことでした。眠気と痛みのバランスがとれるところが丁度いいので患者さん自身で感じることを教えて下さいとのことです。