こんにちは!

地方で就労支援の仕事をしている、

こりきです。


秋になると、

日本では年度の折り返し地点。


年の瀬を見据え、

業績を気にする社会人も多いでしょう。


そんななか、

焦燥感に駆られてしまうひとも

います。


私と同世代であることもあって、

Jさんはいつも、

フランクに声をかけてくださいます。

真面目で責任感が強いけれど、

ときどき「天然か?」と思わせる、

素朴なJさん。


秋になり、

そんなJさんがすこし、

じたばたしているようにみえます。

休憩時間も、

検索に忙しそう…


実は、Jさんは、

大学でもうまくいかず、

いくつかの学校を中退したのち、

一般企業を経由せず、

いまの事業所にたどり着いています。


ちょうど、

私たちの頃は第二次就職氷河期でしたので、

就活も難航して、

やっとの思いでここにきた

(もしかしたら、「きてしまった」)

ことも推測されます。


だからなのでしょうか。


就労移行の事業所や、

求人票をもってきては、

「ここはどうかな?どうかな?」

と問うてこられます。

皮肉なことに、

そうしたときのJさんは、

不穏そのもので、

その状態であれば、

ステップアップは厳しいし、

つらくなるだけだと感じてしまいます。


秋以降、

遅刻が増えていることを伝え、

いまのままでは厳しいが、

チャレンジしてみようと思うのであれば、

生活改善をもう一度一緒に行い、

やってみようと伝えました。


Jさんは、

やはり次の日も遅刻しました。


勤務時間に対して配慮を受けられる

企業を探してもよいのでしょうが、

Jさんの問題はむしろ、

不安になって不穏になるところから

きているので、

毎日対話することで

探っていかなければならない気がします。


ステップアップしたい、

という気持ち。

もっといえば、

上昇しなければならないという、

義務感と、

Jさんはたたかっているのかも

しれません。


地方で、しかも実家暮らしだと、

働き方のロールモデルが

どうしても限定されてしまいます。


私は、

職探しを地元に限定しないことを

すすめてみました。

Jさんの家族会議後のこたえは

NO

でした。


Jさんの焦りをやわらげて、

心地よく生活することを阻むのは、

Jさんに内在する障壁だけでなく、

外側にあるもの

ー地方の閉塞感、家庭、世代…

なのかもしれません。

私たちは、

利用者さんひとりひとりだけでなく、

そうした外部環境にも、

アタックし続けていかなければ

ならないのかもしれません。


 

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