それはそれはもう、なんというか
この世知辛いご時世に
実に平和な話題過ぎて恐縮なんですが、
マハリタ宅
ここしばらく、
「ヒヨドリとの闘い」
が続いておりました・・・( ̄ー ̄;
なんですかそれ、って感じですが
大元のいきさつは長くなるので割愛しますが
要するに、
スズメだけにご飯をあげていたワタクシ、
途中からヒヨドリまで来るようになり
なんたって博愛主義者(←動物のみ)のワタクシですからして
そうか、
じゃあエサを増やして、ヒヨドリくんたちも食べていきなさいな。
と
ずっと大盤振る舞いをしていたのですけど。
ある時から急に、そのヒヨドリくんカップルが
縄張り意識を持ち始めてしまいましてね。
スズメを蹴散らす
という行為に走るようになってしまったんですよ・・・(゜д゜;)
ご飯を食べていくだけなら全然かまわんのです
うちがその分多くエサを購入すればいいだけの話で
痛むのは我が家の懐だけですからね。
何も問題はありません。
しかし。
本来可愛がっていた、
しかも数が減っていると危惧されているスズメくんたちを蹴散らす
となると話は別です。
まず自分たちが食べるでしょ、
カップルなので二人で。
で、
満足したかと思いきや、
近くの電柱に二人でとまって、
じーーーっとこちらを観察していて
スズメたちが降り立ってくると
がーーーっと飛んできて
きぃいいいいいいっつつつ!!
っと恐ろしい声を出し、羽をバタバタさせながら
ご飯を食べようとしてるスズメたちに突進していって
全員蹴散らしてしまうんです。
要するに、
ここは俺たちの縄張りだ!お前たちは入るな!!
っていう行為です。
これにはホント困りました。
スズメは小さいし、弱いので
それをやられると逃げるしかないんです。
一日中見張ってて蹴散らすもんで
全くご飯にありつけなくなってしまいました。(T_T)
彼らが来ないスキにそっとスズメだけにご飯を出そうとしてもダメ。
どこかから必ずじっと見ていて、
スズメが来るや否や高速で飛んできて蹴散らすんです・・・
いやはや、
みんなで仲良く食べてほしいのに、これでは本末転倒です。
しかもヒヨドリくんがぎーーっと叫ぶと
室内のことりくんもびっくりしちゃう。
なんだよ、
仲良く一緒に食べられないならおかーしゃんは怒りますよ!!
と
だんだん心穏やかでなくなったマハリタ、
しょうがないので、
小さい方の生き物をある程度守って、
大きい人はいくらでも餌場がありますからね、
人間の食べ残しなども平気で食べられる鳥ですからヒヨドリは
(そのへんに落ちてるお菓子とかもあっさり食べてる)
君たちは自主的に他で見つけなさい、
ここはか弱いスズメ(またはそのサイズの子たち)のために解放してるから
その子たちを優先させてもらうよ!!
ということで
なんとかヒヨドリくんには去ってもらうことにしたんです。
まずは、
今までトレーに出していたえさをひっこめました。
そして植木の根元のところに、
隠すようにして密かに少しだけスズメ用にえさをまいておきました。
最初は成功でした。
エサの場所が変わってしまったので見つけられず、
きてもうろうろするだけで帰っていきました。
合間にスズメが来て、
彼らは雑草の下にある小さいえさもすぐ発見して
植木の根元で食べるようになりました
しかし。
確かに、雑草で見えないえさは見つけられませんでしたが、
「スズメが何かを食べている」
という行為を見て
そこに何かあるのだな、と気づいてしまったんです。
そして自分たちも植木の根元までやってきて
雑草をかきわけてエサを見つけられるようになってしまい。
これは困りました、
他に隠しようがないですからね・・・
それから
知恵を絞って、絞りに絞って、編み出したのが、
バルコニーから水が流れるようになっている側溝みたいなものがあるんですが
そこにブロックを置いて
水が逆流するのを防いでいたのですが
そのブロックの影にこれまたこっそり、えさを置きました
最初はスズメたちもエサのありかがわからずウロウロ・・
でも体が小さく、好奇心が旺盛なので
あちこち探し回るうちにあっさり見つけてくれました。
これで今度こそヒヨドリからは見えないし、大丈夫、
とたかをくくっていたら、
そんな狭い場所の見えにくいところも
いつしか発見されてしまいまして。
発見されても体がでかいから食べにくいだろう
と思ってましたが
器用に無理やり顔だけつっこんで食べちゃう。
それにね
食べるか食べないかが問題なのではなく、
スズメと仲良くできない
ということが問題ですんで、
食べて行っても構わないけど
そのついでに蹴散らされていたのでは意味がないのです。
やってきたらワタシが立ち上がって脅かしてみたり
色々やりましたけど
一日中ついてるわけにもいきませんしね、
外出中には誰も追い払う人がいないし、
困った困ったと考えあぐねておりましたらば。
お友達やら妹っちに「鳥獣避けみたいな網を張ったらどうだ、
スズメなら小さいから網をくぐれるのでは?」
という案をもらったのですが、
我が家のバルコニーは網をはるにはちょっと不利な形になってまして
現実的ではない・・
おまけに鳥獣避けの網を探してみたら、
ヒヨドリも入れないけどこりゃスズメも入れないわ。
っていうシロモノでした。笑
まして、
網など貼ったら室内から見えてしまうので
ことりくんもびっくりしてしまう・・・
布団を干したり洗濯物を干したりもしますから
可動式でないとダメってことになりますし
そんなスグレものうまいこと作れるとは思えない・・・
そこで考えました・・・
網じゃなくて、100均の「ワイヤーネット」で
四角い箱状のものを作って
エサのトレーの上にかぶせたらどうだろう?
スズメなら小さなワイヤーの隙間をくぐれるけど
ヒヨドリの体格だと無理なんじゃないか・・
と思いつきまして。
さっそく100均でワイヤーネットを5枚購入し
ボックス状に組み立て、
昨日の夜からかぶせておいてみました。
ただし不安なのは、
ヒヨドリが避けられても、スズメも怖がってしまうんじゃないか
ということでした・・・
そして今朝。
やってきました、いつも通りヒヨドリカップル。
ワイヤーを一瞥して、
なにこれ、無理。(-_-メ
と思ったらしく、諦めて飛んで行ってくれました。
ここまでは順当に予定通りです。
しかし
今までそんなものがなかったところにいきなりカバーがかぶってて
果たしてスズメたちはワイヤーをくぐって食べてくれるのか?
変なものが置いてあって、びっくりしてしまうんじゃないだろうか。
(なにせことりくんはえらく臆病なもんで)
そっちのほうが大問題。
しかもなんだかまるで「おとり」のような形ですからね。
入ったらばちんと閉まってしまう捕獲用のケージのようにもみえます。
そんな不安の中、
待っていましたらば。
来ました来ました、
常連の6人。
三日月ちゃん(と呼んでいる、模様が三日月になっている子、一番慣れている)
が先頭に立って、
仲間5人を連れてきたのです。
しばし、
なんじゃこれ、
という感じでじーっとあちこちから見て
ちょっと怖くてなかなか近寄れない様子。
でもさすが三日月ちゃん、
「ここはね、安全なのよ、知ってるの。」
という感じに、
先遣隊としてまず自分が降りていきました。
そして徐々に徐々にワイヤーネットに近づいて
こぼれている近くのエサをつつきはじめ、
(※導くためにワタシがわざと少しこぼしておいた)
そのうち中にたくさん置いてあることに気づき、
ちょっとだけウロウロして警戒してから
一気に中に飛び込んで行きました。
なんという勇気のある子なのか。笑
それを見ていた他の5人、
安全なんだね、と確認できたので
次から次へとじゃんじゃん中へ。
リーダーって必要ですね、どの世界でも。( ´艸`)
三日月ちゃんのおかげでみんなが
これは危ないものではない、
とすぐに理解したようで
それからはまた何度も舞い戻ってきて
普通にご飯を食べるようになりました。
もちろん、
ヒヨドリ君たちは(可哀想だけど)顔が入りませんからね、
あきらめてこなくなりました。
そんなわけでスズメたちはこれで、
また平和にご飯にありつけることになったのでした・・・
ヒヨドリくんたちとの知恵比べ、
一応は勝利したと言ってもいいと思うんですが
まさかあの体で実は、
細いワイヤーの隙間を通れたりしないだろうなあ・・・(@_@)
でもまあ
差別したりするのは心苦しいんだけど
小さい方のものを守るには仕方ありません。
あとは三日月グループではない他の子たちが
果たして怖がらずに入ってくれるか、
ですが
みんながやっているのを見れば多分慣れてくれると信じております。
っていうか、
100円均一、万歳。ヽ(゜▽、゜)ノ
動物を飼うものにとって、
足を向けて寝れない存在ですね、100円ショップって。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
※画像はおかりしております