ブログネタ:今年一番面白かったドラマ
参加中当然、みなさん日本のドラマの事を書いてらっしゃる中、
マイノリティである韓国ドラマを持ち出すのはアレですけども、
ワタシは「良いものは良い」主義で国籍に偏見はありませんのでね。
そして興味ない方はつまらないと思うので
スルーしてくださっていいんで。
今年もたくさん、
国を問わずいろいろなドラマ見ることができましたが、
やっぱり安定の韓国ドラマ、
どれもこれも面白いものばかりでした。
あげたらきりがないですが・・・
の、中でもダントツによかったのが、
「未生」
(ミセン、と読みます)
・・・です。
以前もちらっとご紹介したと思うんですが
夢をあきらめた落ちこぼれ君が
他力本願で身分以上の優良企業商社に契約社員として入社。
彼の目を通して、
普通~のサラリーマンたちが
人間関係に苦悩しながら送る普通の日常と仕事を通して見た
普通のひとたちを描いたドラマです。
韓国ドラマ・・というと
「偶然、お隣にイケメンが引っ越してきた!」
とか
「最悪の出会いをした男性が実はお金持ちの御曹司だった!」
とか
んなもん、あるわけねえだろ。(-_-メ
っていう「ありえないづくし」の詰め合わせみたいな脚本が多いですが
これに限っては
奇跡も、偶然も、なーんも起きません。
いたって普通。
いたって正常。
普通の会社員の普通の日常に起きる出来事にフォーカスしていて
美人のヒロインとイケメンの主人公がハッピーエンドになることもなければ
ピンチを救ってくれる救世主も現れません。
むしろ夢も希望もなく、
淡い期待は全部打ち砕かれます・・・
でも。
人っていいなあ、と思わせてくれるドラマなのです。
今まで結構な本数の韓国ドラマを見ましたが、
全然知らなかった俳優さんを知りました。
この方、
イソンミンさん
とおっしゃるのですが
こんな名優が韓国にいたとは・・・というくらいの演技派で、
主役は別にいるんですけど
この方がいなければドラマが成立していない、というくらい素晴らしい演技で
見てるものを感動させてくれましたし
危うく主役を食ってしまうくらいの存在感でした。
主人公の上司役なんですが、
歯車のひとつとしての、会社の中の自分と
人間としての自分の中でどんな信念をもって生きていくのか。
また、同年代の方は涙なしには見れない、
「中年の哀愁」と「中間管理職の苦悩」
そういったものをこのぼろぼろのビジュアルで
しみじみ魅せてくれました。
途中からはこの方が見たくて続きを見ていたようなものです。
マスメディアに支配されている日本。
韓国に対するイメージは悪い人もいらっしゃるでしょう。
お互いにいがみあったり、けなしてみたり、バカにしたり
日本と韓国の関係は決して良好とはいえないこの時代ですが
このドラマを見ていて一番思ったのは
「なんだ、考え方とか人間性とか
日本人となんら変わりはないじゃないか。」
・・ってこと。
いい人はいい人だし
悪人はどの国でも悪人、
だけど基本みんな同じ人間だから
楽しければ笑い、ふざけあい、
辛い時はみんなで苦しみ、
相手のためを思ってつく嘘、
本当に人を陥れる嘘、
利己主義で自分の事しか考えてない人もいれば
自分を犠牲にしてでも誰かを思いやる人、
ワタシらがいまいるこの日本っていう社会と
韓国のそれとはなんら変わりはない、
ということです。
もちろん、ドラマと現実は違います。
それは日本でも一緒。
国民性とか、
何を大事にしているのか、何がどうでもいいのか、
そういった国の違いによる多少の考え方のずれや
違った傾向っていうものはあっても
ざっくりと大きなくくりで見れば同じです、同じ。
特にOL、サラリーマン、管理職、
冷酷な会社の考え方、リストラ、定年、昇進、
どれもそっくりです。
憎み合ったりいがみあっているのがアホらしい、って思います、
こういうドラマを見ると。
韓国の(特に若い)男子なんかが、
日本のアニメや漫画(紙媒体のもの)を好きで
よく見てくれているようですが
日本人ってバカじゃねえの?
と思いながら読んでいるはずがなく、
面白いな、日本のアニメって、
日本人っていいな、って思いながら同じシーンで感動してくれているはず。
そういうことと全く同じで、
日本で韓国ドラマの面白さに気づいた人がはまってしまうことを
良く思っていない人たちは
まあ
見てから文句言いな、って感じですかね。
ワタシがもしこの方の部下だったら
今でも会社辞めてなかっただろうな~と思います。
こういう上司のいるところで働きたかったなあ、と。
とにかく
話が少々ずれましたが
とてもよくできたドラマです。
放送があった時の年末にはあちこちの賞を総なめにしていました。
ちなみに未生(ミセン)とは
どうやら囲碁の用語からきているようなのですが、
将棋などをやられる方はおわかりいただけるでしょう、
まだ生き石(駒)にも死に石(駒)にもなっていない、
不確かな存在
というような意味だそうです。
そういったちっぽけな存在の自分が、
社会の中でどうやって自分の居場所を見つけていくか。
不思議とこのドラマ、
自分がその会社で一緒に働いている同僚としての目線に
いつの間にかなってみていることに気づきます・・・
