血液検査の結果に問題は無く、7コース目が開始された。
現在ベッドに寝転んで治療中。
CEA・CA19-9・CA125、三種の腫瘍マーカーの数値は今回の検査でついに、全てが正常値まで低下した。とてもうれしい話だ。
8月20日に行ったCECTの画像診断結果にも新たな転移を疑わせるような所見は無く、Xelox+Bevacizumabの効果は十分発揮されているらしい。これで放射線治療の効果も十分に現れれば言うことなしだ。脳転移のほうの効果測定は、9月26日に予定されている。加えて、Xelodaの副作用のひとつ「手足症候群」がすばらしく軽快した。手の黒ずみはほとんど抜け、コチコチになっていた肌も柔らかさを取り戻している。足のカサカサはまだ残ってはいるが、こちらもやはりかなり改善されている。うれしい話だ。
あまりに副作用が軽くなったので、薬が効かなくなってきているのではないか心配なんだ。と、Y先生に意見を求めた。先生曰く、副作用の強さと治療効果には相関は無く、副作用が軽くなったから薬が効いていないというわけではない。のだそうだ。「手足症候群が強く出る人ほど良く効く」ってのはどうも科学的な根拠はないらしい。ともかく副作用が辛くて治療を続けられないような事態には陥りそうに無い。これもうれしい話だ。
ところが、世の中はそう甘くは無く、いい話ばかりではないんだ。
ずっと続いている不況、製造業はどの業界、どの業種でも青色吐息。特に日本の半導体産業は現在メタメタで、オレの勤める会社も厳しい状況にある。通期での赤字が確定したらしい。ここまで酷くなったとき会社を救うためにできることは経営の合理化。リストラしか残っていない。
パートさんや契約社員・嘱託社員からクビになっている。正社員も例外ではなく良くて減俸、悪ければ解雇になるそうだ。治療のために度々会社を休み、入院したり通院したりする社員を、この会社が残すとは考えにくい。早ければ今月中に失職する可能性がある。酷い話だ。
失職してしまえば治療どころではなくなってしまうわけだ。
そして再就職するためには少なくとも、健康を取り戻していなければならない。
臨床試験での話し。化学療法を可能な限り続けた場合に対して、治療の効果が現れ次第一旦中断し再び症状が現れてから治療を再開した場合の生存期間の比較では、続けていた場合の方が有意に長かったそうだ。
「ここで治療を中断した場合どうなりますか?」と質問をしたときの、先生の寂しそうな顔が目に焼きついてしまった。必要だから治療しているのに、それを止めれば死んでしまうに決まってる。命を助けようと一生懸命な人達に、こんな質問はねえよな。猛反省だ。
なるようにしかならないのは
コレまで通り。何かが変わったわけじゃない。
少なくとも今は。
現在ベッドに寝転んで治療中。
CEA・CA19-9・CA125、三種の腫瘍マーカーの数値は今回の検査でついに、全てが正常値まで低下した。とてもうれしい話だ。
8月20日に行ったCECTの画像診断結果にも新たな転移を疑わせるような所見は無く、Xelox+Bevacizumabの効果は十分発揮されているらしい。これで放射線治療の効果も十分に現れれば言うことなしだ。脳転移のほうの効果測定は、9月26日に予定されている。加えて、Xelodaの副作用のひとつ「手足症候群」がすばらしく軽快した。手の黒ずみはほとんど抜け、コチコチになっていた肌も柔らかさを取り戻している。足のカサカサはまだ残ってはいるが、こちらもやはりかなり改善されている。うれしい話だ。
あまりに副作用が軽くなったので、薬が効かなくなってきているのではないか心配なんだ。と、Y先生に意見を求めた。先生曰く、副作用の強さと治療効果には相関は無く、副作用が軽くなったから薬が効いていないというわけではない。のだそうだ。「手足症候群が強く出る人ほど良く効く」ってのはどうも科学的な根拠はないらしい。ともかく副作用が辛くて治療を続けられないような事態には陥りそうに無い。これもうれしい話だ。
ところが、世の中はそう甘くは無く、いい話ばかりではないんだ。
ずっと続いている不況、製造業はどの業界、どの業種でも青色吐息。特に日本の半導体産業は現在メタメタで、オレの勤める会社も厳しい状況にある。通期での赤字が確定したらしい。ここまで酷くなったとき会社を救うためにできることは経営の合理化。リストラしか残っていない。
パートさんや契約社員・嘱託社員からクビになっている。正社員も例外ではなく良くて減俸、悪ければ解雇になるそうだ。治療のために度々会社を休み、入院したり通院したりする社員を、この会社が残すとは考えにくい。早ければ今月中に失職する可能性がある。酷い話だ。
失職してしまえば治療どころではなくなってしまうわけだ。
そして再就職するためには少なくとも、健康を取り戻していなければならない。
臨床試験での話し。化学療法を可能な限り続けた場合に対して、治療の効果が現れ次第一旦中断し再び症状が現れてから治療を再開した場合の生存期間の比較では、続けていた場合の方が有意に長かったそうだ。
「ここで治療を中断した場合どうなりますか?」と質問をしたときの、先生の寂しそうな顔が目に焼きついてしまった。必要だから治療しているのに、それを止めれば死んでしまうに決まってる。命を助けようと一生懸命な人達に、こんな質問はねえよな。猛反省だ。
なるようにしかならないのは
コレまで通り。何かが変わったわけじゃない。
少なくとも今は。
