検査と12コース目の治療があった。
検査結果に異常は無く,前回同様Xelox+Bevacizumabで治療を行うことに。
11コースでも同じだったのだが,Bevacizumab注射時に頭痛がある。
その他に目立つ変化はない。

診察の時に,去年撮った頭部造影MRIの確定診断を尋ねてみた。
最終診断は以下



クライドのがん日記(切除不能な再発編)




転移巣などは「ほぼ消滅」と,なんだか頼りない表現だが
医師の説明では安心していいそうだ。新しい転移巣は見られず・・・
「の,脳梗塞!?」も同様と。脳梗塞もあったらしい。これも安心して良いそうだ。
最近よく耳にする無症候性脳梗塞だたのだろうか。
おれが鈍感で症状に気付かなかったのか・・・

診断として「Post SRT(single brain metastasis(rt.Cbl)):CR」とある。

rt.Cblってのは脳梗塞の何だかなのかな。よく分からない。その他の部分は
SRT後の検査。単発的な脳転移について:CR(CompleteResponse)
SRTと継続している化学療法で完全奏効を得たという診断だ。
頭蓋骨の中は一安心ということらしい。よかった。

<<125日目の体調>>
SRT:100/100
DEX:25/30
INT:100/125

食欲がわかず,およそ2ヶ月間,野菜ジュースとバナナで生活していたため
体重がみるみる減って,実に13kgの減量に成功したのだが
このところ食欲が急に回復し「あれを食べたい」と感じるようになり
材料の買い出しから調理まで,これまで通りするようになった。
オレの基礎代謝量は,およそ1500kcalなので,それを気にしながら
食事内容には気をつけていかねば。
昨日は夜に用事があったので,15時過ぎにドッグランに出かけたのだけれど
この間降った雪の影響でぬかるみ,田んぼのようだった。
さすがに犬も不快らしくロクに歩かないので,予定を繰り上げ出かけることに。

気の重い用事だったけれど,このまま放っておくわけにはいかなかった。
結局考えていた結果は得られなかったけれど,肩の荷はおりた。

身体の自由がきくうちに,こうして少しずつ
整理していかなければならないと考えている。

<<116日目の体調>>
STR:100/100
DEX:25/30
INT:100/125・・・向精神薬は,思考する力を腐食するようで心配。
手指の痺れは幾分改善。足については変化せず。
その他に目立つ症状なし。が,腰は痛い。

肩の荷がおりたせいだけではないのだろうけど
普通に食事が旨い。食後の吐き気もない。

BMI値は21程度で踏ん張っているが
アジア人というくくりで統計を取ると,22.7を下回ると
不健康だという結果もある。食わねば。
さっきドッグランから戻ると,マンションの入り口にお巡りさんが6人いた。
何か事件だろうか?大事でないと良いな。

さて,大晦日や元旦は気持ちも新たに新しい年を迎え
抱負などを掲げて,さらなる研鑽を誓う節目の日なのだろうが
誰にとっても大切な日とは限らない。
オレにとっては,とうの昔にそういった意味は失われている。
単にカレンダーが切り替わるだけの日だ。

節目の日を強引に表現すれば,7月3日や4日が相当するのかもしれない。
なのでヒドイ初夢を見たところで大してショックではないのだけれど
何しろヒドイ夢だった。

これは夢の中。
何かの理由で入院中のようで,暗い病室のベッドに横になっていた。
CVポートに管がつながっていたので,抗がん剤治療中だったのかもしれない。
夢の中でもいつものように,点滴液のポタポタ滴るチャンバをボーッと見ていると
両足のつま先,両手の指先から感覚が薄れてきて
それは徐々に身体全体に広がり,やがて全身が虚脱し
ついに声は出ず,瞬きもできなくなった。ヤバイ。
異常に気づき,医師や看護師とおぼしき連中がワサワサやってきて
あちこち管がつながれた上,眼球が乾燥そうしないようにテープで保護された。
僅かに鼻の頭にだけ感覚があるのだが,それを伝えることができない。
耳も良く聞こえるのだが返事ができない。
鼻の頭が痒いのにどうすることもできない。
ここで,これは夢に違いないと気づき,ガバッと飛び起きたのだけれど
勢いが付きすぎたのか,自分の身体を飛び出てしまい,管だらけの自分を
天井から眺める羽目になった。死んだの?
ざっとこんな感じ。いやな夢。

無事にもう一度目覚めることはできたけど
とてもヒドイ気分の無増悪生存97日目の朝だった。

がん以外にもあちこち具合が良くないものだから
2012年12月20日をもって休職することにしたのに,有り余る時間を活用せず
グータラ猫も心配するくらい,ダラダラとゴロゴロと暮れを過ごしていたので
その罰でも当たったのだろうか。ともかく,世界中のどの神様も
おれに罰を与えることはあっても,決して味方はしてくれないようだ。
まあそれも,現実を直視し続けるためには却って好都合かもしれない。

<<102日目の体調>>
STR:95/100・・・寒い。
DEX:15/30・・・なにしろ寒い。
INT:85/125・・・よく眠れないためボー。
手指の痺れ若干改善,足裏の痺れ・足首の不安定は改善されず。
腰痛はあるものの,鎮痛剤はよく効き,起居は可能。
硬い路面を長時間歩くと足首が痛み,不整路では容易に捻挫する。

明日はXelox(L-OHP抜き)+Bevacizumabの11コース目が始まる。
何も食わず,よく眠らないまま酒を飲み,せっかく眠ればおかしな夢にうなされ
体重がこの一月で10kgちょい減った。体表面積が変化したろうから
それを忘れずに伝えないといけない。抗がん剤の最大耐用量を超えて注射され
この上ヒドイ副作用で苦しむのはゴメンだ。
今日は、午前中にMR検査と脳神経外科の診察があった。
10週間ぶりの画像診断の結果は、右小脳の転移巣消失。
一昨日のCECTや血液検査の結果とあわせて考えると
「身体に活動しているガンがなくなった」状態らしい。
放射線治療と、その後の化学療法が著効を見せている。

ただこれは、ガン細胞を根絶やしにしたわけではなく
ガンの活性が、検査での検出限界を下回っているだけなんだ。
今後も化学療法は継続で、当然エンドポイントは見えない。

あまり出来のいい方とはいえないオレの脳は、放射線の照射に耐え
浮腫も起こさず、外見上はハードウェアとして健全な状態らしい。

心配事が減ったと思えば、また湧いてくる。心配事は絶えない。
手足の痺れや筋力低下、触覚異常はオキサリプラチンの副作用だとして
不眠や食欲不振、吐き気や目眩などの原因が見あたらない。
「それらの症状を、あなたの脳の状態からは説明できない」と。
症状の原因は、別なところにあるらしい。

心療内科を受診するように薦められた。
ソフトウエアがイカレタか。
いやいやいや。
予定から3週間遅れで10コース目を開始した。
今回の血液検査でも骨髄抑制の兆しはなく,WBCは5600。
リンパ球は少し下がって1470だった。
腫瘍マーカーは,CEA,CA19-9,CA-125すべて正常値だった。
C反応性タンパクも0.1で正常。
体幹CTも行ったのだが,1次画像診断では新たな転移は見られないそうだ。
肺門の太い血管に絡みついたリンパ節の腫れもひいて,縮小した状態を維持しているらしい。よかったよかった。
さしずめ無増悪生存期間を更新中といったところかな。

注射の内容は前回と同様,オキサリプラチン抜きのXelox+Vb。
事前投与の吐き気止めとフラッシングの生食の時間を合わせてもおよそ45分で終了した。なんやかんやで4時間かかっていた以前に比べれば,格段に楽になった。次からはベッドでなくリクライニングチェアで受けようか。
オキサリプラチンを抜いたことで,期待する効果が得られなくなるかと心配していたがいたが,今のところはXelodaとアバスチンで一定の効果を得ているようだ。手足症候群も落ち着いてきたので,Xelodaを増量してもらうわけにはいかないのだろうか?と考えている。次回相談してみよう。

身体に残ってしまった白金のもたらす末梢神経障害については,手指にあっては,積極的なリハビリの甲斐あって,若干の痺れは残るものの,手首の動きの不安定さなどは解消し,細かな字も書けるように戻った。指の引き攣れなども起きなくなったので,日常の生活や軽作業において問題はなくなった。
ただ,触覚の異常はそのままで,小さな硬いものを指先で触れると酷く痛む。
また冷やすと感電したように痺れる。これらも,当初よりは改善されたような気もするが,もとより不可逆性変化だいうことなので,ここまで回復したなら上出来なのかもしれない。足にあっては,相変わらず足裏の痺れはひどく,歩いていると段々と感覚がなくなり,接地感がないものだからつまずいて転んだりする。歩容が安定しないためか,ふくらはぎが石のように硬くなり長距離を歩けなくなってしまった。これまで脚力には自信があっただけに,これはかなりショックだ。まあ,こっちも積極的に歩くように心がけて回復を待つ以外ないのだろうと考えている。元通りにはならないまでも,もう少し良くなるのではないか。

<<本日の体調>>
STR:100/100・・・若干,腰痛が残るものの概ね元気。
DEX:30/30・・・元気。
INT:125/125・・・夜よく眠れないためかぼぉ~としてる。

長く続いていた腰痛は軽快し,いまはほとんど痛まない。
もしや骨転移からくる腰痛なのではないかと心配していたが,杞憂だったようだ。仕事中に痛み出すことを心配して,いまもトラムセットという鎮痛剤を飲み続けているが,腸の動きが悪くなるのか便秘がつらい。タイミングを見計らって止めてみようかと考えている。

無増悪生存期間76日目。