ベバシズマブの副作用と考えられる高血圧のせいで
気温の高いときに活動すると、頭がズキズキ痛んだり
目がチカチカしていた。そんなときビクビクしながら血圧を測ると
180/120mHgなんて値で、それを見て今度はクラクラしたり。
そういう時の脈拍は大抵、130bpmを越えていた。
当然、降圧剤を処方されてそれでもやはり、動き回ると
息が切れてしんどかった。

そんな体調がこの3月まで、2年ほど続いていたのだけど
3月の検査結果が良かったこともあり、積極的に自転車をこぐようになると
血圧が下がりだしたんだ。不思議。
安静時130mHgを下回ると運動も楽になり、さらに負荷をかけられるように。
2ヶ月ほどかけて下がり続け今は、安静時110mHg@60bpmで安定している。

去年の9月にMTBを手に入れ、ハァハァ言いながら初めて乗ったときは
2.5kmをやっと走れるくらいの体力だった。
「河川敷まで行ってみよう」などと軽い気持ちで出かけ、半ばで撤退。
およそ30年ぶりの自転車ということを差し引いてもヒドイ。

あれから鍛錬を積んだ結果、適度なペースで休憩を入れながらなら150kmは
走れるようになった。

トレーニングとして、天気の良い日は毎日50km走っている。
天気の悪い日はローラーを最低1時間はこぐ。
 
去年の11月に化学療法を中止して、ベバシズマブから離脱したためか
それとも積極的に運動するようになったから、今日も血圧は安定している。

今週はまた3ヶ月ぶりの検査がある。病院で血圧を測って正常なら
降圧剤は不要になるはず。今現在も飲まずに正常なんだから。
癌の方は心配ないんじゃないだろうか。
こんなに元気なんだ。


二月中は降雪や路面の凍結、三月に入ってからは花粉がひどいなんて
やらない理由を考えては引きこもって、屋内でローラーばかり回してたんだけど
久しぶりに河川沿いの遊歩道へ出かけてみた。
境界型とはいえ、多血傾向があるので頭の血管に気を付けつつ。

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実は去年の秋に、赤いMTBは手放し、写真の自転車を手に入れた。
ロードバイクとMTBの中間的な自転車で、やはりエントリーモデル。
14kgあった車重は11kg程になり、タイヤの太さも約2/3になったことで
かなり楽に走れる。やはり走行風のあるほうが自然で気持ちがいい。

cycle02.jpg

桜はもうひとつだけれど、菜の花は満開。
冬の間は何も生えてなかったのに、僕が引きこもっている間に
いつの間にかこんなに。

レーパンが生乾きだったもんだから、素のままで短パン履いて走り出してしまい
尻の痛いこと痛いこと・・・。いっぺん痛くしてしまうと二週間くらいは痛いんだよね・・・。

ローラーと違って風や勾配、交通のために停止したりで
あまり距離が伸びない。近所の水路の遊歩道が完工したらしいので
今度はそっちに行ってみようかなと考えている。
きっとまとまった距離が走れるはず。
1000本桜がどうのこうのと聞いたような気もするし。
ちょうど桜も満開を迎えるころだし。丁度イイ。
本日、予定通り胸腹部骨盤単純CT+造影CT、頭部単純+造影MRIの検査があった。

結果、再発や転移については陰性。
しかし、気になる点がいくつか指摘された。

まず、頭部については、両側の大脳白質に斑状のT2延長領域があくさんある。
虚血性変化だというとで、微小な脳梗塞の痕がたくさんある。ということ。
二度行った放射線治療の後遺症か、単に脳梗塞なのかは不明。
ただ、あまり増えると、昔言った「脳軟化」を来すのではないだろうか。
幸か不幸か無症候性なのだ。痛くも痒くもないの。
知らぬ間にボケたくはない。

次に、血液検査で少し心配なところが。
それはヘマクリットが多すぎるということ。
「多血症」の疑いありということだ。ただこれは脱水などでも異常を示すようで
経過を観察して、このまま増え続けるようであれば、そのときに治療を考えようと。
治療といっても「瀉血」を行うくらいしか無い様。つまり血を抜いて捨てるということらしい。
一定の周期で瀉血を続けるとやがて、鉄不足に陥り多血は落ち着くのだそう。

多血と虚血性疾患には関連があるのだけれど、ボクはどちらかというと
出血傾向で、ずっと以前、まだ扱いが外科だったころ、手術前の検査で「止血遅延」と出て
硬膜外麻酔を使えない可能性があると、毎回言われていた。
この辺を考えに入れると、多血が無症候性脳梗塞に直結しているとは
合理的には説明できないそうだ。
いずれにしても、次の検査まで様子見ということになった。

ガキの頃から「血の気の多い野郎だ」なんて言われてきたけれど
それは当時からこんなで、言い当ててたのだろうか(笑)

次の検査はおよそ120日後。
今回の検査結果によって、しばらくの間は安心して過ごせそうだ。

でもなんだ…120日おきに残された時間を計算しながら、再構築。
それを繰り返し生活するってのは、少々しんどいネ。
今がもしも石器時代なら、とうに死んでいる身の上なのだから
これでも幸せなほうなんだろう。
感謝。


早いもので、2016年になりもう3月です。
ちゃんと生きています。

この冬は雪山に出かけたりはせず、大人しくしていたんだけれど
解禁を迎えた川には出かけたりしています。
雪が少なかったせいか、水温は高めで水量は少ないです。

最後の治療は去年11月の19サイクル目で
以降、およそ12週間おきのフォローだけに留めようということになっています。
去年の暮れ以来、右ひざがひどく痛むようになり、スワ骨転移かと検査したのだけれど
釈然とした結果は得られず、痛みが続くようであれば、また改めてということになっていました。
そのせいでというわけではなく、かねてから予定されていた定期的な検査が
明日行われます。

これまで通りの血液検査と、頭部MRI・体幹CT。
QOLを維持したまま使える薬がなくなり、治療を中止したせいもあり
これまでの検査よりも「嫌な予感」は強かもしれない。

治療を中止した以上、再燃があっても不思議はないんだけれども
脚が痛い以外に、特に目立った心配の種はないんだから
ビクビクするのはよそう。

そもそも覚悟はできているんじゃなかったのか。
などと自分を励ましてみる。
タブン大丈夫。

19サイクル目の治療が終わった。
治療前の血液検査に大きな異常はなく、肝機能は若干回復した様子。
(と言っても数字的には基準値を大幅に超えているのだが・・・)

そのせいか、治療中のダルさは以前よりも改善されて
抜針後はかなり楽に過ごせている。
時々出る変な咳が気になるけれど、きっと急に寒くなったせいではないかと
考えている。自転車で体を絞ったせいか、ビッコ以外に病人を感じさせる
外見的な特徴は無いようで、久しぶりに会う友人などには「元気そうじゃないか」
などと言われる。確かに健康ではないが元気。

今の病院では外科医が担当してくれていて、何でもよく聞いてくれる先生。
そのS先生は「縦隔のリンパ節の腫脹は、大腸がんの転移と考えにくい」と。
リンパ行性転移であるとすれば、孤独的にココだけに転移するとは考えにくいのだそう。
例えば、僕の場合肺へもすでに転移していたので、その転移巣からがん性肺リンパ管症お起こし
縦隔のリンパ節が腫脹するなら合理的なのだそう。ところが肺には何もない。
すると、感染への反応で腫脹していたのではないかと、そういう話になるらしい。
仮に、がん性肺リンパ管症だとすれば、ほかに何もない以上、原発不明なのだと。
なんだか不気味な話。

今月は久しぶりのCTがある。およそ12週間おきにCTを撮ってることになる。
この画像診断で異常所見がなければ、予定どうり治療を中止することになりそうだ。
その後は12週おきに、頭部と胸腹部の画像診断を行いつつ様子を見る。
問題は、胸のリンパ節の再増大や新たな転移を認めたとしても、再導入しないということ。
人間の身体の耐えられる最大量を超えて、5FU(系の抗がん剤)を使い続けているので
ひとつには、再増大や再発があれば「効いていなかった」という判断ができる。
あとは単純に、副作用がさらに増悪して、患者の利益に叶わないという判断だ。

これまでに、TS-1、Xeloda、Xelox、Folfiriと治療を続けてきて
ぼちぼち使い切ったと判断するしかない、というわけなんだな。

次のCTには、異常が無いほうがいいに決まっているんだけれど
治療が終わるということは不安だ。