昨日、病院に行くなり目に飛び込んできた
入り口近くに展示(?)された、レトロな感じのガンマナイフ。
まるっこくてカワイイ。
モックアップなのか、実際に使用していたものなのかは不明。
尋ねてみればよかった。
リニアックとガンマナイフの違いで一番大きなのは
当たり前だけど、用いる放射線がリニアックならX線、ガンマナイフならγ線。
今ではリニアックでも、前回ボクが受けたような(ノバリスTXなどによる)治療では
マルチリーフコリメータ(MLC)、画像誘導(IGRT)や強度変調(IMRT)の技術で
精密照射が可能になっているんだけど
ガンマナイフは、およそ50年前に生まれたときから、頭頚部への精密照射が専門。
前回の診察時に「ガンマナイフでやろう」と半ば強引に決定されたとき
「はぁ・・・リニアックでは治療できないのか」と勝手に思い込んだけど
実際は少し違い、リニアックでIMRTを使った精密照射でも
腫瘍周囲の正常組織の被ばく量は、かなりのオマケ(線源10門換算×軌道5)で
治療に必要な線量の50分の1。
対してボクが今回、治療を受けたガンマナイフの場合は、線源が192。
192本の弱いγ線の細いビームを、ほぼ半球の法線上から一点に集中させて
ちいさなスポットでゆっくりと、チリチリチリと焼いていく。ゆえに
大きな腫瘍は不得手で、短時間に大線量は出せないけど
腫瘍から離れるほど体積当たり、面積当たりのビームの密度が低い。
副作用は軽く、頭は禿げないといわれている所以。
※同じ理由の裏返しで、治療個所が脳の表面に近い場合、禿げることもあるらしい。
なので、ボクのように一人で出かけて行って、日帰りで治療を終えることも
当たり前にできる。
今回、ガンマナイフが選択された理由は実は
ちいさな多発転移だったこと。消失まで持ち込めなくとも、同じ場所へ追加照射を行えること。
加えて、次回また、ポコポコと多発転移を生じても
これまでの治療での照射範囲と重複させて、何度か繰り返し治療をすることが可能なこと。
今回もリニアックで治療は可能はだったのだけど
そうすることで、次回以降の治療の可能性を狭めることを避けた
(照射範囲の重複を避けたい)というのが事実のよう。
まあ、今後もきっと出てくるよな。ならば
行き止まりまでの距離を、できるだけ残すということ。
医療者はこういうことをハッキリとは言わないけれども
何度も言外に示し理解を促す。
以上が、治療前と治療後の診察時の説明で分かったこと。
今回の治療では、95%程度の信頼性で消失を見込めるとのことですた。



