例えるならば、高速に回転しているレジロールにパイロットの0.3mmボールペンのペン先を当てて、ヒステリックに左右に動かして線を書く。それを広げたもののようだと思った。激しく動くも、その境目は滑らかで美しい。
とてつもなく意味のわからない事を言ったが、人や芸術を言葉に表す時、それはワケワカメが許される数少ない場面の一つに違いない。
しばらく聞いていなかったMAMALAID RAGは、やっぱり几帳面で神経質でロックだった。
しばらく疎遠になっていたのは、最近のシングルがどうも耳が馴染まなかったから。曲の良し悪し以前に、大好きだった几帳面な歌いまわしのラインが、どうもフラフラに聞こえてしまったのね。
でも、久しぶりに生で聞いて、昔の曲はもちろん、その新曲も、とても良かった。それから、東京キネマ倶楽部のサテンのカーテンの弛みが照明でくっきり縞になって現れるのが、素敵でしょうがなかったのよ。



